

# OPS02-BP06 チーム間の責任は事前定義済みまたは交渉済みである
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チーム間には、チームがどのように連携し、互いにサポートするかを説明する、定義済みまたは交渉済みの契約があります (応答時間、サービスレベル目標、サービスレベルアグリーメントなど)。チーム間コミュニケーションチャネルが文書化されています。チームの仕事がビジネスの成果に及ぼす影響、および他のチームや組織の成果を理解することで、タスクの優先順位付けを知り、適切に対応できるようになります。

 責任と所有権が未定義または不明な場合、必要な活動をタイムリーに処理できず、これらのニーズへの対応が重複し、競合する可能性のある作業が生じるリスクがあります。

 **期待される成果:** 
+  チーム間の作業またはサポートに関する契約が、合意され文書化されます。
+  相互にサポートまたは協力するチームに、コミュニケーションチャネルおよび応答時間目標が定められます。

 **一般的なアンチパターン:** 
+  本稼働環境で問題が発生し、2 つの個別のチームが別個にトラブルシューティングを開始した。このサイロ化された作業のために停止時間が長くなった。
+  オペレーションチームが開発チームの支援を必要としているが、応答時間の合意がない。リクエストが後回しにされる。

 **このベストプラクティスを活用するメリット:** 
+  チームが相互にやり取りおよびサポートする方法を理解します。
+  応答性の目標が周知されます。
+  コミュニケーションチャネルが明確に定義されます。

 **このベストプラクティスを活用しない場合のリスクレベル:** 低 

## 実装のガイダンス
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 このベストプラクティスを実装すると、チームが協力し合う方法についてあいまいさがなくなります。正式に合意を結ぶことで、チームの協力方法や互いにサポートする方法を体系化できます。チーム間コミュニケーションチャネルが文書化されます。

 **お客様事例** 

 AnyCompany Retail の SRE チームは、開発チームとサービスレベルアグリーメントを結んでいます。開発チームがチケットシステムでリクエストを行う際に、15 分以内の応答を期待できます。サイトが停止した場合は、SRE チームが開発チームのサポートを受けながら調査を主導します。

 **実装手順** 

1.  組織全体の関係者と協力して、プロセスと手順に基づき、チーム間の契約を策定します。

   1.  プロセスまたは手順が 2 つのチームで共有されている場合は、チームの協力方法に関するランブックを作成します。

   1.  チーム間に依存関係がある場合は、リクエストについての応答 SLA を結びます。

1.  責任の所在をナレッジマネジメントシステムに文書化します。

 **実装計画に必要な工数レベル: 中** チーム間に既存の契約がない場合、組織全体の関係者が合意に至るまでに工数がかかる場合があります。

## リソース
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 **関連するベストプラクティス:** 
+  [OPS02-BP02 プロセスと手順に特定の所有者が存在する](ops_ops_model_def_proc_owners.md) - チーム間で契約を設定する前に、プロセスの所有権を特定する必要があります。
+  [OPS02-BP03 パフォーマンスに責任を持つ所有者が運用アクティビティに存在する](ops_ops_model_def_activity_owners.md) - チーム間で契約を設定する前に、運用アクティビティの所有権を特定する必要があります。

 **関連ドキュメント:** 
+ [AWS Executive Insights - ピザ 2 枚チームでイノベーションを促進する](https://aws.amazon.com/executive-insights/content/amazon-two-pizza-team/)
+ [AWS での DevOps の概要 - 2 枚のピザチーム](https://docs.aws.amazon.com/whitepapers/latest/introduction-devops-aws/two-pizza-teams.html)