

# COST01-BP04 組織のプロセスにコスト意識を採り入れる
<a name="cost_cloud_financial_management_cost_awareness"></a>

コスト意識を高め、透明性を強化し、使用量に影響する新規または既存のプロセスにコストの説明責任を採り入れ、コスト意識に関する既存のプロセスを活用します。従業員のトレーニングにコスト意識の要素を採り入れます。

 **このベストプラクティスを活用しない場合のリスクレベル:** 高 

## 実装のガイダンス
<a name="implementation-guidance"></a>

コスト意識は、組織の新規および既存のプロセスに採り入れる必要があります。他のベストプラクティスの基盤となる前提条件の機能の 1 つです。可能な限り既存のプロセスを再利用し、修正することが推奨されます。これにより、俊敏性と速度への影響を最小化することができます。クラウドのコストをテクノロジーチームと、ビジネスチームおよび財務チームの意思決定者に報告して、コスト意識を高め、効率性についての重要業績評価指標 (KPI) を財務およびビジネス部門関係者向けに確立します。次の推奨事項は、ワークロードにコスト意識を実装するのに役立ちます。
+ 変更による財務への影響を数値化するコスト測定が変更管理に含まれていることを確認します。これは、コスト関連の懸念に積極的に対処し、コスト削減を強調するのに役立ちます。
+ コスト最適化が、業務能力の中核をなす要素であることを確認します。例えば、既存のインシデント管理プロセスを活用して、コストと使用量に関する異常値 (コスト超過) の根本原因を調査、特定することができます。
+ オートメーションやツールにより、コスト削減とビジネス価値の実現を加速します。導入コストを考える場合、時間や費用の投資を正当化するために、投資収益率 (ROI)の要素を含むように話を組み立てます。
+ コミットメントベースの購入オプション、共有サービス、マーケットプレイスでの購入を含むクラウド使用に対してショーバックまたはチャージバックを実施し、最もコストを意識したクラウド消費を促進することで、クラウドのコストを配分します。
+ 既存のトレーニングおよび開発プログラムを拡張し、コスト意識向上のためのトレーニングを組織全体で実施します。これには継続的なトレーニングと認定を含めることをお勧めします。これにより、コストと使用量を自己管理できる組織が育成されます。
+ [AWS Cost Anomaly Detection](https://aws.amazon.com/aws-cost-management/aws-cost-anomaly-detection/)、[AWS Budgets](https://aws.amazon.com/aws-cost-management/aws-budgets/)、[AWS Budgets レポート](https://aws.amazon.com/about-aws/whats-new/2019/07/introducing-aws-budgets-reports/)のような無料の AWS ネイティブツールを利用します。

組織が[クラウド財務管理](https://aws.amazon.com/aws-cost-management/) (CFM) プラクティスを一貫して採用すると、それらの行動は仕事や意思決定の方法に根付いていきます。その結果、新しいクラウドで生まれたアプリケーションを設計する開発者から、これらの新しいクラウド投資の ROI を分析する財務マネージャーに至るまで、よりコストを意識した文化が生まれます。

**実装手順**
+ **関連する組織のプロセスを把握する: **各組織単位は、そのプロセスをレビューし、コストと使用状況に影響を与えるプロセスを特定します。リソースの作成や終了につながるすべてのプロセスをレビュー対象とする必要があります。インシデント管理やトレーニングなど、ビジネスにおけるコスト意識の支援につながるプロセスを探します。
+ **コストを意識した自立的な企業文化を確立する:** すべての関係者がクラウドのコストを理解できるように、変更原因と影響をコストとして認識するようにします。これにより、組織がコストを意識したイノベーションの文化を自立的に確立することができます。
+ **コストを意識したプロセスに更新する:** 各プロセスをコストが意識されるよう変更します。このプロセスでは、コストの影響の評価などの追加の事前チェック、またはコストと使用状況の予想された変化が発生したかどうかを検証する事後チェックが必要になる場合があります。トレーニングやインシデント管理などのサポートプロセスは、コストと使用状況の項目を含むように拡張できます。

ご不明な点がありましたら、アカウントチームを通じて CFM のエキスパートにお問い合わせいただくか、以下のリソースや関連ドキュメントをご覧ください。

## リソース
<a name="resources"></a>

 **関連ドキュメント:** 
+ [AWS クラウド財務管理](https://aws.amazon.com/aws-cost-management/)

 **関連する例:** 
+  [効率的なクラウドコスト管理の戦略](https://aws.amazon.com/blogs/enterprise-strategy/strategy-for-efficient-cloud-cost-management/) 
+  [コスト管理ブログシリーズ \$13: コストショックの扱い方](https://aws.amazon.com/blogs/aws-cloud-financial-management/cost-control-blog-series-3-how-to-handle-cost-shock/) 
+  [AWS Cost Management 初心者ガイド](https://aws.amazon.com/blogs/aws-cloud-financial-management/beginners-guide-to-aws-cost-management/) 