

# COST 7. 料金モデルは、コスト削減のためにどのように使用するのですか?
<a name="cost-07"></a>

費用を最小化するために、リソースロードに最適な料金モデルを使用します。

**Topics**
+ [

# COST07-BP01 料金モデルの分析を実行する
](cost_pricing_model_analysis.md)
+ [

# COST07-BP02 コストに基づいてリージョンを選択する
](cost_pricing_model_region_cost.md)
+ [

# COST07-BP03 費用対効果の高い条件を提供するサードパーティーの契約を選択する
](cost_pricing_model_third_party.md)
+ [

# COST07-BP04 このワークロードのすべてのコンポーネントに対して料金モデルを実装する
](cost_pricing_model_implement_models.md)
+ [

# COST07-BP05 管理アカウントレベルで料金モデル分析を実行する
](cost_pricing_model_master_analysis.md)

# COST07-BP01 料金モデルの分析を実行する
<a name="cost_pricing_model_analysis"></a>

ワークロードの各コンポーネントを分析します。コンポーネントとリソースを長期間実行するか (コミットメント割引)、動的に短期間実行するか (スポットまたはオンデマンド) を決定します。コスト管理ツールのレコメンデーションを使用して、ワークロードに対して分析を行います。これらのレコメンデーションにビジネスルールを適用して、高いリターンを実現します。

 **このベストプラクティスを活用しない場合のリスクレベル:** 高 

## 実装のガイダンス
<a name="implementation-guidance"></a>

AWS には複数の[料金モデル](https://aws.amazon.com/pricing/)があり、組織のニーズに合い、製品に応じた最も費用対効果の高い方法でリソース料金を支払うことができます。チームと協力して最適な料金モデルを決定します。可用性に基づいて決定すると、複数のオプションを組み合わせた料金モデルになることもよくあります 

 **オンデマンドインスタンス**では、実行しているインスタンスに応じて、コンピューティングまたはデータベース容量に対して時間単位または秒単位 (最小 60 秒) で支払うことができます。長期契約や前払いは不要です。

 **Savings Plans** は、1 年または 3 年の期間で一定の使用量 (USD/時間、で計算) をコミットメントする代わりに、Amazon EC2、Lambda、AWS Fargate を低料金で利用できる柔軟な料金モデルです。

 **スポットインスタンス**は、予備のコンピューティング容量を時間単価の割引価格 (オンデマンド価格の最大 90% オフ) でリクエストできる Amazon EC2 の料金の仕組みです。前払いのコミットメントはありません。

 **リザーブドインスタンス**では、容量に対する前払いにより、最大 75% の割引を受けることができます。詳細については、「[予約によるコストの最適化](https://docs.aws.amazon.com/whitepapers/latest/how-aws-pricing-works/aws-cost-optimization.html)」を参照してください。

 本稼働、品質、開発の各環境に関連するリソースに Savings Plans を含めることもできます。また、サンドボックスリソースは必要なときにのみ電源が入るため、その環境内のリソースにオンデマンドモデルを選択することもできます。Amazon [スポットインスタンス](https://docs.aws.amazon.com/whitepapers/latest/how-aws-pricing-works/amazon-elastic-compute-cloud-amazon-ec2.html#spot-instances)を使用して Amazon EC2 のコストを削減したり、[Compute Savings Plans](https://docs.aws.amazon.com/whitepapers/latest/how-aws-pricing-works/amazon-elastic-compute-cloud-amazon-ec2.html#savings-plans) を使用して Amazon EC2、Fargate、Lambda のコストを削減したりします。[AWS Cost Explorer](https://aws.amazon.com/aws-cost-management/aws-cost-explorer/) レコメンデーションツールは、Saving Plans によるコミットメント割引の機会を提供します。

 過去に Amazon EC2 の[リザーブドインスタンス](https://aws.amazon.com/aws-cost-management/aws-cost-optimization/reserved-instances/?track=costop)を購入している場合、あるいは組織内でコスト配分を実施している場合、今後も当面の間は Amazon EC2 リザーブドインスタンスをご利用いただけます。ただし、より柔軟にコストを節約するため、いずれは Savings Plans を使用する戦略に切り替えることが推奨されます。AWS Cost Management の Savings Plans (SP) レコメンデーションは、更新することでいつでも新しい Savings Plans レコメンデーションを作成できます。リザーブドインスタンス (RI) を使用すると、Amazon RDS、Amazon Redshift、Amazon ElastiCache、Amazon OpenSearch Service のコストを削減できます。Savings Plans とリザーブドインスタンスには、全額前払い、一部前払い、前払いなしの 3 つのオプションがあります。AWS Cost Explorer RI および SP 購入レコメンデーションで提供されたレコメンデーションを使用します。

 スポットのワークロードを実行する機会を見つけるには、使用量全体の 1 時間ごとのビューを使用して、定期的に生じる使用量や伸縮性の変化を探します。スポットインスタンスは、フォールトトレラントで柔軟性があるさまざまなアプリケーションに使用できます。これには、ステートレスウェブサーバー、API エンドポイント、ビッグデータアプリケーションや分析アプリケーション、コンテナ化されたワークロード、CI/CD、その他柔軟性の高いワークロードなどがあります。

 Amazon EC2 および Amazon RDS インスタンスを、使用していないとき (就業後や週末) にオフにできるかを分析します。このアプローチによって、24 時間 365 日使用する場合と比較して、70% 以上のコストを削減できます。特定の時間にのみ使用できるようにする必要がある Amazon Redshift クラスターがある場合は、そのクラスターを一時停止して、後で再開できます。Amazon Redshift クラスターや Amazon EC2 および Amazon RDS インスタンスが停止すると、コンピューティングに対する請求が停止され、ストレージ料金のみが適用されます。

 [オンデマンドキャパシティ予約](https://docs.aws.amazon.com/AWSEC2/latest/UserGuide/capacity-reservations-pricing-billing.html) (ODCR) は料金割引ではないことに注意してください。インスタンスをリザーブドキャパシティで実行しているかどうかにかかわらず、オンデマンドの場合と同等の料金がキャパシティ予約に課金されます。キャパシティ予約は、実行する予定のリソースに対して十分な容量を提供する必要がある場合に、検討します。ODCR は不要になればキャンセルできるため、長期コミットメントと結びつける必要はありませんが、Savings Plans またはリザーブドインスタンスが提供する割引のメリットを受けることもできます。

**実装手順**
+  **ワークロードの伸縮性を分析する: **Cost Explorer の時間単位の粒度またはカスタムダッシュボードを使用して、ワークロードの伸縮性を分析します。実行中のインスタンス数の定期的な変化を調べます。短期間のインスタンスはスポットインスタンスまたはスポットフリートの候補です。
  +  [Well-Architected ラボ: Cost Explorer](https://wellarchitectedlabs.com/Cost/Cost_Fundamentals/100_5_Cost_Visualization/Lab_Guide.html#Elasticity) 
  +  [Well-Architected ラボ: コストの可視化](https://wellarchitectedlabs.com/Cost/Cost_Fundamentals/200_5_Cost_Visualization/README.html) 
+  **既存の料金契約を見直す:** 現在の契約やコミットメントを長期間のニーズの観点から見直します。現在締結しているものと、それらのコミットメントをどの程度使用しているかを分析します。既存の契約による割引やエンタープライズ契約を活用します。[エンタープライズ契約](https://aws.amazon.com/pricing/enterprise/)では、ニーズに最適な契約を調整できます。長期コミットメントの場合は、リザーブド料金割引、特定のインスタンスタイプに対するリザーブドインスタンスまたは Savings Plans、インスタンスファミリー、AWS リージョン、アベイラビリティーゾーンを検討します。
+ **コミットメント割引分析を実行する:** アカウントで Cost Explorer を使用して Savings Plans とリザーブドインスタンスのレコメンデーションを確認します。必要な割引を適用し、リスクを認識したうえで、正しいレコメンデーションを実装していることを確認するには、[Well-Architected ラボ](https://wellarchitectedlabs.com/cost/costeffectiveresources/)に従ってください。

## リソース
<a name="resources"></a>

 **関連ドキュメント:** 
+  [リザーブドインスタンスのレコメンデーションへのアクセス](https://docs.aws.amazon.com/awsaccountbilling/latest/aboutv2/ri-recommendations.html) 
+  [インスタンス購入オプション](https://docs.aws.amazon.com/AWSEC2/latest/UserGuide/instance-purchasing-options.html) 
+ [AWS エンタープライズ](https://aws.amazon.com/pricing/enterprise/)

 **関連動画:** 
+  [Save up to 90% and run production workloads on Spot](https://www.youtube.com/watch?v=BlNPZQh2wXs) 

 **関連する例:** 
+  [Well-Architected ラボ: Cost Explorer](https://wellarchitectedlabs.com/Cost/Cost_Fundamentals/100_5_Cost_Visualization/Lab_Guide.html#Elasticity) 
+  [Well-Architected ラボ: コストの可視化](https://wellarchitectedlabs.com/Cost/Cost_Fundamentals/200_5_Cost_Visualization/README.html) 
+  [Well-Architected ラボ: 料金モデル](https://wellarchitectedlabs.com/Cost/CostEffectiveResources.html) 

# COST07-BP02 コストに基づいてリージョンを選択する
<a name="cost_pricing_model_region_cost"></a>

リソースの料金は各リージョンで異なる場合があります。リージョンによるコストの差異を特定し、レイテンシー、データレジデンシー、データ主権に関する要件を満たす場合にのみ、よりコストの高いリージョンにデプロイします。リージョンコストを織り込むことで、このワークロードに対して支払う料金の合計を最低限に抑えることができます。

 **このベストプラクティスを活用しない場合のリスクレベル:** 中 

## 実装のガイダンス
<a name="implementation-guidance"></a>

[AWS クラウドインフラストラクチャ](https://aws.amazon.com/about-aws/global-infrastructure/)はグローバルで、[世界中の複数の場所](https://docs.aws.amazon.com/AWSEC2/latest/UserGuide/using-regions-availability-zones.html)でホストされ、AWS リージョン、アベイラビリティーゾーン、ローカルゾーン、AWS Outposts、Wavelength Zone を中心に構築されています。リージョンとは世界中の物理的な場所であり、各リージョンは、AWS が複数のアベイラビリティーゾーンを設置している地理的に離れた地域です。各リージョン内の複数の独立した場所であるアベイラビリティーゾーンは、1 つ以上の独立したデータセンターで構成されています。各データセンターは、冗長性のある電源、ネットワーク、接続を備えています。

各 AWS リージョンは現地マーケットの条件内で運用されており、土地代、回線代、電気代、税金などのコストが異なるため、リソース料金は各リージョンで異なります。世界的に最小料金で稼働できるように、ソリューションのコンポーネントまたは全体を運用する特定のリージョンを選択します。[AWS 見積りツール](https://calculator.aws/#/)を使用して、ロケーションタイプ (リージョン、Wavelength ゾーン、ローカルゾーン) とリージョンごとにサービスを検索し、さまざまなリージョンでワークロードのコストを見積もります。

ソリューションを設計する際、ユーザーに近いコンピューティングリソースの場所を探して、レイテンシー低下とデータ主権の強化を図ることが推奨されます。ビジネス、データプライバシー、パフォーマンス、セキュリティの要件に基づいて、地理的場所を選択します。エンドユーザーが世界中にいるアプリケーションの場合は、複数の場所を使用します。

 データプライバシー、セキュリティ、ビジネス要件に義務がない場合は、AWS のサービスの料金がより安価なリージョンを使用して、ワークロードをデプロイします。例えば、デフォルトのリージョンが アジアパシフィック (シドニー)(`ap-southwest-2`) であり、他のリージョンを使用するにあたっての制約 (データプライバシー、セキュリティなど) がない場合、重要ではない (開発とテスト) Amazon EC2 インスタンスを米国東部 (バージニア北部)(`us-east-1`) リージョンにデプロイすると、コストを抑えることができます。

![\[コンプライアンス、レイテンシー、コスト、サービスと機能を含むさまざまなリージョンを示す図。\]](http://docs.aws.amazon.com/ja_jp/wellarchitected/latest/framework/images/region-feature-matrix.png)


 

 前述のマトリックス表から、他のリージョンに比べてレイテンシーが低く、サービスが利用可能で、コストが最も低いリージョンであるため、このシナリオではリージョン 6 が最適なオプションであることがわかります。

## 実装手順
<a name="implementation-steps"></a>
+ **AWS リージョンの料金を確認する:** 現在のリージョンのワークロードコストを分析します。サービスおよび使用タイプ別の最も高いコストから、利用可能な他のリージョンのコストを計算します。予測される費用削減効果がコンポーネントまたはワークロードの移動コストを上回っている場合は、新しいリージョンに移行します。
+  **複数のリージョンにデプロイする場合の要件を確認する:** ビジネス要件と義務 (データプライバシー、セキュリティ、パフォーマンス) を分析して、複数リージョンを使用すべきでない制約があるかどうかを確認します。単一リージョンを使用するよう制限する義務がない場合は、複数のリージョンを使用します。
+  **必要なデータ転送を分析する:** リージョンを選択するときは、データ転送コストを考慮します。データは顧客とリソースの近くに置いてください。データ転送が最小限でデータの流れがよい、よりコストの低い AWS リージョンを選択します。データ転送のビジネス要件に応じて、[Amazon CloudFront](https://aws.amazon.com/cloudfront/)、[AWS PrivateLink](https://aws.amazon.com/privatelink/)、[AWS Direct Connect](https://aws.amazon.com/directconnect/)、[AWS Virtual Private Network](https://aws.amazon.com/vpn/) を使用することで、ネットワークコストの削減、パフォーマンスの向上、セキュリティの強化を実現できます。

## リソース
<a name="resources"></a>

 **関連ドキュメント:** 
+  [リザーブドインスタンスのレコメンデーションへのアクセス](https://docs.aws.amazon.com/awsaccountbilling/latest/aboutv2/ri-recommendations.html) 
+  [Amazon EC2 の料金](https://aws.amazon.com/ec2/pricing/) 
+  [インスタンス購入オプション](https://docs.aws.amazon.com/AWSEC2/latest/UserGuide/instance-purchasing-options.html) 
+  [リージョン表](https://aws.amazon.com/about-aws/global-infrastructure/regional-product-services/) 

 **関連動画:** 
+  [Save up to 90% and run production workloads on Spot](https://www.youtube.com/watch?v=BlNPZQh2wXs) 

 **関連する例:** 
+ [一般的なアーキテクチャでのデータ転送コストの概要](https://aws.amazon.com/blogs/architecture/overview-of-data-transfer-costs-for-common-architectures/)
+ [グローバルデプロイにおけるコストの考慮事項](https://aws.amazon.com/blogs/aws-cloud-financial-management/cost-considerations-for-global-deployments/)
+ [ワークロードに応じたリージョンを選択する際の注意点](https://aws.amazon.com/blogs/architecture/what-to-consider-when-selecting-a-region-for-your-workloads/)

# COST07-BP03 費用対効果の高い条件を提供するサードパーティーの契約を選択する
<a name="cost_pricing_model_third_party"></a>

 コスト効率に優れた契約と条件により、これらのサービスのコストが、提供されるメリットに見合ったものとなります。組織に追加のメリットを提供するときに、それに合わせてスケールする契約と料金を選択します。

 **このベストプラクティスを活用しない場合のリスクレベル:** 中 

## 実装のガイダンス
<a name="implementation-guidance"></a>

 クラウド環境のコスト管理に役立つさまざまな製品が流通しています。こうした製品は、ターゲットとなる顧客の要件に応じて、コストガバナンスやコスト可視化を重視したものや、コスト最適化を重視したものなど、機能面で違いが見られる場合があります。効果的なコスト最適化とガバナンスの鍵を握る要因の 1 つは、料金モデルが適正で、必要な機能が揃った適切なツールを使用することです。製品ごとに料金モデルは異なります。毎月の請求総額の一定の割合を支払うものもあれば、実際の節約額の一定の割合を支払うものもあります。必要な分だけ支払う従量課金制が理想的です。

 クラウドでサードパーティーのソリューションやサービスを利用する場合は、期待する成果に合わせて料金体系を選ぶことが重要です。料金は、コスト最適化の結果とサービスの価値に合わせてスケールする必要があります。例えば、実際に節約できたコストの一部を支払う成功報酬型ソフトウェアの場合、節約率 (成果) が上がるほど、請求額も高くなります。支出負担が増えるに従い、支払う金額も増えるライセンス契約は、コスト最適化の点で必ずしも最適解とは限りません。ただし、請求書のあらゆる項目で優遇を受けられる場合、こうした変動料金が妥当なケースもあるかもしれません。

 例えば、Amazon EC2 のレコメンデーションを提供し、請求総額の一定割合を課金するソリューションでは、優遇なしの他のサービスを利用すると、割高になる場合があります。もう 1 つの例は、管理対象となるリソースのコストを一定の割合で支払うマネージドサービスです。インスタンスサイズが大きくなっても必ずしも管理の負担が増えるわけではありませんが、請求額は高くなります。こうしたサービス料金設定に、コスト最適化のプログラムや、効率を向上するサービス機能が含まれていることを確認してください。

 顧客は市場に流通しているこれらの製品を比較的高度である、または使いやすいと感じるかもしれません。こうした製品のコストを考慮し、長期的に見てコスト最適化の可能性があるかどうかを考える必要があります。

### 実装手順
<a name="implementation-steps"></a>
+  **サードパーティーの契約と条件を分析する:** サードパーティーの契約における料金を確認します。さまざまな使用レベルに応じたモデリングを行い、新しいサービスの使用や、ワークロードの増加による現在のサービスの増加など、新たなコストを考慮します。追加コストによってビジネスに必要なメリットが得られるかどうかを判断します。

## リソース
<a name="resources"></a>

 **関連ドキュメント:** 
+  [リザーブドインスタンスのレコメンデーションへのアクセス](https://docs.aws.amazon.com/awsaccountbilling/latest/aboutv2/ri-recommendations.html) 
+  [インスタンス購入オプション](https://docs.aws.amazon.com/AWSEC2/latest/UserGuide/instance-purchasing-options.html) 

 **関連動画:** 
+  [Save up to 90% and run production workloads on Spot](https://www.youtube.com/watch?v=BlNPZQh2wXs) 

# COST07-BP04 このワークロードのすべてのコンポーネントに対して料金モデルを実装する
<a name="cost_pricing_model_implement_models"></a>

 永続的に実行されるリソースでは、Savings Plans やリザーブドインスタンスなどのリザーブドキャパシティを利用する必要があります。短期的な使用には、スポットインスタンスまたはスポットフリートを使用するように設定します。オンデマンドインスタンスは、リザーブドキャパシティに対して長時間稼働しない、中断することのできない短期ワークロードに対してのみ使用します (リソースタイプに応じて、期間の 25% から 75%)。

 **このベストプラクティスを活用しない場合のリスクレベル:** 低 

## 実装のガイダンス
<a name="implementation-guidance"></a>

 コスト効率を上げるために、AWS は過去の使用状況に基づいて確約利用 (コミットメント) のレコメンデーションをいくつか提示します。これらのレコメンデーションを参考にして、実際に節約できるコストと、そのコミットメントの活用法を理解できます。これらのサービスをオンデマンドまたはスポットで利用することも、一定期間の利用を確約してリザーブドインスタンス (RI) や Savings Plans (SP) でオンデマンドコストを削減することもできます。ワークロードを最適化するには、各ワークロードコンポーネントや複数の AWS サービスだけでなく、該当するサービスのコミットメント割引、購入オプション、スポットインスタンスについても理解する必要があります。

 ワークロードのコンポーネントの要件を検討し、これらのサービスのさまざまな料金モデルを理解しましょう。これらのコンポーネントの可用性要件を定義します。ワークロードで関数を実行する複数の独立したリソースの有無、経時的に必要となるワークロード要件を確認します。デフォルトのオンデマンド料金モデルと他の適用可能なモデルを使用して、リソースのコストを比較します。リソースまたはワークロードコンポーネントで変更可能なものはすべて考慮します。

 例えば、AWS のこのウェブアプリケーションアーキテクチャを検討してみましょう。このワークロードのサンプルは、Amazon Route 53、AWS WAF、Amazon CloudFront、Amazon EC2 インスタンス、Amazon RDS インスタンス、ロードバランサー、Amazon S3 ストレージ、Amazon Elastic File System (Amazon EFS) など、複数の AWS サービスで構成されています。これらのサービスをそれぞれ見直し、さまざまな料金モデルでコストをどれくらい削減できるのかを確認する必要があります。RI または SP を利用できるものもあれば、オンデマンドでしか利用できないものもあります。次の図からわかるように、AWS の一部のサービスは利用を確約し、RI または SP を使用できます。

![\[リザーブドインスタンスと Savings Plans を使用してコミットされた AWS サービスのチャート\]](http://docs.aws.amazon.com/ja_jp/wellarchitected/latest/framework/images/ri-sp-services.png)


### 実装手順
<a name="implementation-steps"></a>
+  **料金モデルを実装する:** 分析結果を使用して、Savings Plans またはリザーブドインスタンスの購入、スポットインスタンスの実装を行います。コミットメントの初回購入時には、リストの上位 5 件または 10 件のレコメンデーションを選択し、翌月または翌々月までの結果をモニタリングして分析します。このプロセスは AWS Cost Management Console が案内してくれます。コンソールから RI または SP のレコメンデーションを確認し、その内容 (タイプ、支払い、期間) をカスタマイズし、時間単位の確約利用料 (1 時間あたり 20 USD など) を確認して、カートに追加します。割引は、対象となる使用量に自動的に適用されます。コミットメント割引で定期的に少量を購入します (例: 2 週間ごとまたは 1 か月ごと)。中断可能またはステートレスなワークロードにスポットインスタンスを実装します。最後に、Amazon EC2 オンデマンドインスタンスを選択し、残りの要件にリソースを割り当てます。
+  **ワークロードレビューサイクル:** 特に料金モデルカバレッジを分析するワークロードのレビューサイクルを実装します。ワークロードが必要なカバレッジを達成したら、部分的に (数か月ごと)、または組織の使用状況の変化に応じて、追加のコミットメント割引を購入します。

## リソース
<a name="resources"></a>

 **関連ドキュメント:** 
+ [Savings Plans のレコメンデーションについて](https://docs.aws.amazon.com/savingsplans/latest/userguide/sp-recommendations.html)
+  [リザーブドインスタンスのレコメンデーションへのアクセス](https://docs.aws.amazon.com/awsaccountbilling/latest/aboutv2/ri-recommendations.html) 
+  [リザーブドインスタンスの購入方法](https://aws.amazon.com/ec2/pricing/reserved-instances/buyer/) 
+  [インスタンス購入オプション](https://docs.aws.amazon.com/AWSEC2/latest/UserGuide/instance-purchasing-options.html) 
+  [スポットインスタンス](https://docs.aws.amazon.com/AWSEC2/latest/UserGuide/using-spot-instances.html) 
+ [他の AWS サービスの予約モデル](https://docs.aws.amazon.com/whitepapers/latest/cost-optimization-reservation-models/reservation-models-for-other-aws-services.html)
+ [Savings Plans がサポートするサービス](https://docs.aws.amazon.com/savingsplans/latest/userguide/sp-services.html)

 **関連動画:** 
+  [Save up to 90% and run production workloads on Spot](https://www.youtube.com/watch?v=BlNPZQh2wXs) 

 **関連する例:** 
+ [Savings Plans を購入する前に考慮すべきことは何ですか?](https://repost.aws/knowledge-center/savings-plans-considerations)
+ [Cost Explorer を使用して支出と使用量を分析する方法](https://repost.aws/knowledge-center/cost-explorer-analyze-spending-and-usage)

# COST07-BP05 管理アカウントレベルで料金モデル分析を実行する
<a name="cost_pricing_model_master_analysis"></a>

 請求やコスト管理ツールをチェックして、コミットメントや予約を利用した推奨割引を確認し、管理アカウントレベルで定期的に分析を実行します。

 **このベストプラクティスを活用しない場合のリスクレベル:** 低 

## 実装のガイダンス
<a name="implementation-guidance"></a>

 コストモデリングを定期的に実行すると、複数のワークロード全体を最適化する機会が得られます。例えば、複数のワークロードでオンデマンドインスタンスを使用している場合、集計レベルでは変更リスクが低くなり、コミットメントベースの割引を運用すると全体的なコストが低くなる場合があります。2 週間から 1 か月の定期的なサイクルで分析を実行することを推奨します。これにより、調整のための小口購入が可能になり、ワークロードやコンポーネントの変更に合わせて料金モデルの調整を続けることができます。

 [AWS Cost Explorer](https://aws.amazon.com/aws-cost-management/aws-cost-explorer/) のレコメンデーションツールを使用して、管理アカウントでコミットメント割引を適用する機会を見つけます。管理アカウントレベルでのレコメンデーションは、リザーブドインスタンス (RI) または Savings Plans (SP) を持つ AWS 組織内のすべてのアカウントの使用量を考慮して計算されます。また、割引共有が有効になったときに計算され、アカウント全体で節約を最大化できるコミットメントを推奨します。

 管理アカウントレベルでの購入は、多くの場合、最大限の節約を目指して最適化されますが、特定の連結アカウントでの利用に最初に割引を適用したい場合など、連結アカウントレベルで SP を購入することを検討する状況もあります。メンバーアカウントの推奨事項は、独立した各アカウントでの削減を最大化するために、個人アカウントレベルで計算されます。アカウントが RI と SP の両方のコミットメントを所有している場合、それらは次の順序で適用されます。

1.  ゾーン RI 

1.  標準 RI 

1.  コンバーティブル RI 

1.  Instance Savings Plan 

1.  Compute Savings Plan 

 管理アカウントレベルで SP を購入した場合、割引率の高い順に節約が適用されます。管理アカウントレベルの SP は、すべての連結アカウントを調べて、割引が最も高いところに節約を適用します。節約が適用される場所を制限したい場合は、連結アカウント単位で Savings Plan を購入すると、そのアカウントが対象となるコンピューティングサービスを実行しているときはいつでも、割引が最初に適用されます。アカウントが対象となるコンピューティングサービスを実行していない場合、割引は同じ管理アカウントにある他の連結アカウント間で分配されます。割引共有はデフォルトでオンになっていますが、必要に応じてオフにできます。

 一括請求ファミリーでは、Savings Plans は、まず所有者アカウントの使用に適用され、次に他のアカウントの使用に適用されます。これは共有が有効になっている場合にのみ発生します。Savings Plans は、削減率が最も高いものがまず適用されます。削減率が等しい使用が複数ある場合、Savings Plans は、Savings Plans の割合が最も低い使用にまず適用されます。Savings Plans は、残りの使用量がなくなるか、コミットメントが使い果たされるまで引き続き適用されます。残りの使用はオンデマンド価格で課金されます。AWS コスト管理の Savings Plans レコメンデーションを更新して、いつでも新しい Savings Plans レコメンデーションを作成できます。

 インスタンスの柔軟性を分析すると、レコメンデーションに沿ってコミットできます。コストモデリングを作成するにあたって、さまざまなリソースオプションの可能性を含めたワークロードの短期コストを分析し、AWS 料金モデルの分析を行い、それらをビジネス要件に合わせて、総保有コストと[コスト最適化](https://docs.aws.amazon.com/whitepapers/latest/how-aws-pricing-works/aws-cost-optimization.html)の機会を明らかにします。

### 実装手順
<a name="implementation-steps"></a>

 **コミットメント割引分析を実行する**: アカウントで Cost Explorer を使用して、Savings Plans とリザーブドインスタンスのレコメンデーションを確認します。Savings Plan のレコメンデーションを理解し、月次費用の見積もりと月次節約額の見積もりを行っていることを確認します。管理アカウントレベルでのレコメンデーションを確認します。レコメンデーションは、アカウント間で最大限の節約を実現するために、RI または Savings Plans の割引共有が有効になっている AWS 組織内におけるすべてのメンバーアカウントの使用量を考慮して計算されます。Well-Architected ラボに従って、必要な割引を適用し、リスクを認識したうえで、正しいレコメンデーションを実装していることを確認します。

## リソース
<a name="resources"></a>

 **関連ドキュメント:** 
+  [AWS の料金のしくみはどのようになっていますか?](https://aws.amazon.com/pricing/?nc2=h_ql_pr_ln)
+  [インスタンス購入オプション](https://docs.aws.amazon.com/AWSEC2/latest/UserGuide/instance-purchasing-options.html) 
+  [Savings Plans の概要](file:///Users/mergenf/Documents/WELL%20ARCHITECTED/COST%20OPT%20PILLAR/phase3a/COST06/•%09https:/docs.aws.amazon.com/savingsplans/latest/userguide/sp-overview.html) 
+  [Saving Plan recommendations](https://docs.aws.amazon.com/savingsplans/latest/userguide/sp-recommendations.html) 
+  [リザーブドインスタンスのレコメンデーションへのアクセス](https://docs.aws.amazon.com/awsaccountbilling/latest/aboutv2/ri-recommendations.html) 
+  [Saving Plans 推奨事項を理解する](https://docs.aws.amazon.com/savingsplans/latest/userguide/sp-recommendations.html) 
+  [AWS の使用に Savings Plans が適用される仕組み](https://docs.aws.amazon.com/savingsplans/latest/userguide/sp-applying.html) 
+  [組織の一括請求 (コンソリデーティッドビリング) 全体に適用される Savings Plan の料金には、どのようなメリットがありますか?](https://aws.amazon.com/premiumsupport/knowledge-center/savings-plans-consolidated-billing/)
+  [共有リザーブドインスタンスと Savings Plans の割引の有効化](https://docs.aws.amazon.com/awsaccountbilling/latest/aboutv2/ri-turn-on-process.html) 

 **関連動画:** 
+  [Save up to 90% and run production workloads on Spot](https://www.youtube.com/watch?v=BlNPZQh2wXs) 

 **関連する例:** 
+  [Savings Plans を購入する前に考慮すべきことは何ですか?](https://aws.amazon.com/premiumsupport/knowledge-center/savings-plans-considerations/)
+  [ローリング Savings Plans を使用してコミットメントのリスクを軽減する方法](https://aws.amazon.com/blogs/aws-cloud-financial-management/how-can-i-use-rolling-savings-plans-to-reduce-commitment-risk/) 
+  [スポットインスタンスの使用が適切なケース](https://docs.aws.amazon.com/whitepapers/latest/cost-optimization-leveraging-ec2-spot-instances/when-to-use-spot-instances.html) 