

# COST 6. コストターゲットに合わせて、リソースタイプ、リソースサイズ、およびリソース数を選択するには、どうすればよいですか?
<a name="cost-06"></a>

対象タスクについて適切なリソースサイズおよびリソース数を選択していることを確認します。最もコスト効率の高いタイプ、サイズ、数を選択することで、無駄を最小限に抑えます。

**Topics**
+ [

# COST06-BP01 コストモデリングを実行する
](cost_type_size_number_resources_cost_modeling.md)
+ [

# COST06-BP02 データに基づいてリソースタイプ、リソースサイズ、リソース数を選択する
](cost_type_size_number_resources_data.md)
+ [

# COST06-BP03 メトリクスに基づいて自動的にリソースタイプ、リソースサイズ、リソース数を選択する
](cost_type_size_number_resources_metrics.md)
+ [

# COST06-BP04 共有リソースの使用を検討する
](cost_type_size_number_resources_shared.md)

# COST06-BP01 コストモデリングを実行する
<a name="cost_type_size_number_resources_cost_modeling"></a>

組織の要件 (ビジネスニーズや既存のコミットメントなど) を特定して、ワークロードとその各コンポーネントのコストモデリング (全体コスト) を実行します。予測されたさまざまな負荷のワークロードに対してベンチマークアクティビティを実行し、コストを比較します。モデリングの際には、潜在的な利点を織り込む必要があります。例えば、費やされた時間がコンポーネントのコストに釣り合っているなどです。

 **このベストプラクティスを活用しない場合のリスクレベル:** 高 

## 実装のガイダンス
<a name="implementation-guidance"></a>

 ワークロードと各コンポーネントのコストモデリングを実行してリソース間のバランスを把握し、特定のパフォーマンスレベルに応じてワークロード内の各リソースの適切なサイズを見つけます。コストの考慮事項を理解すると、計画されたワークロードのデプロイにおける価値実現の成果評価時に、組織のビジネスケースや意思決定プロセスがわかります。

 予測されたさまざまな負荷のワークロードに対してベンチマークアクティビティを実行し、コストを比較します。モデリングの際には、費やした時間がコンポーネントのコストまたは予想される削減額に比例しているといった潜在的な利点を織り込む必要があります。このプロセスのベストプラクティスについては、[AWS Well-Architected フレームワークのパフォーマンス効率の柱に関するレビューセクション](https://docs.aws.amazon.com/wellarchitected/latest/performance-efficiency-pillar/review.html)を参照してください。

 例えば、コンピューティングリソースで構成されているワークロードのコストモデリングを作成するときは、[AWS Compute Optimizer](https://aws.amazon.com/compute-optimizer/) がワークロード実行のためのコストモデリングに役立ちます。使用履歴に基づき、コンピューティングリソースの正しいサイズ設定に関するレコメンデーションを提供します。CloudWatch エージェントが Amazon EC2 インスタンスにデプロイされていることを確認し、AWS Compute Optimizer 内でより正確な推奨事項を得ることができるメモリメトリクスを収集します。リスクレベルに応じて複数のレコメンデーションを作成できる機械学習が使われている無料サービスであるため、コンピューティングリソースにとって理想的なデータソースです。

 他のサービスやワークロードコンポーネントのサイズ適正化のために、カスタムログをデータソースとして使用できるサービスは、[AWS Trusted Advisor](https://aws.amazon.com/premiumsupport/technology/trusted-advisor/)、[Amazon CloudWatch](https://aws.amazon.com/cloudwatch/)、[Amazon CloudWatch Logs](https://docs.aws.amazon.com/AmazonCloudWatch/latest/logs/WhatIsCloudWatchLogs.html) など[複数](https://docs.aws.amazon.com/whitepapers/latest/cost-optimization-right-sizing/identifying-opportunities-to-right-size.html)あります。リソースをチェックして使用率が低いリソースにフラグを立てる AWS Trusted Advisor は、リソースのサイズを適正化しコストモデリングを作成するのに役立ちます。

 コストモデリングのデータとメトリクスに関する推奨事項は以下のとおりです。
+  モニタリングはユーザーエクスペリエンスを正確に反映する必要があります。対象期間に適切な間隔を選択して、平均の変わりに最大値や 99 パーセンタイル値をじっくり見極めます。
+  すべてのワークロードのサイクルをカバーするために必要な分析期間の適切な間隔を選択します。例えば、分析を 2 週間間隔で実行する場合、1 か月サイクルで使用率が高くても見逃す場合があり、過小プロビジョニングにつながる可能性があります。
+  既存のコミットメント、他のワークロード用に選択された料金モデル、イノベーションを迅速化しコアビジネスバリューに集中する能力を考慮し、計画されたワークロードに対して適切な AWS サービスを選択します。

**実装手順**
+ **リソースのコストモデリングを実行する:** ワークロードまたは概念実証を、テストする特定のリソースタイプとサイズを持つ別のアカウントにデプロイします。テストデータを使用してワークロードを実行し、出力結果のほか、テスト実行時のコストデータを記録します。その後、ワークロードを再デプロイするか、リソースタイプとサイズを変更して、テストをもう一度実行します。コストモデリングの際には、これらのリソースで使用する可能性のある製品のライセンス料と、これらのリソースをデプロイおよび管理する推定運用 (作業またはエンジニア) コストを含めます。一定期間 (時間単位、日次、月次、年次、三年次) のコストモデリングを考慮します。

## リソース
<a name="resources"></a>

 **関連ドキュメント:** 
+  [AWS Auto Scaling](https://aws.amazon.com/autoscaling/) 
+ [適切なサイジングのための機会の特定](https://docs.aws.amazon.com/whitepapers/latest/cost-optimization-right-sizing/identifying-opportunities-to-right-size.html)
+  [Amazon CloudWatch の特徴](https://aws.amazon.com/cloudwatch/features/) 
+  [コスト最適化: Amazon EC2 の適切なサイジング](https://docs.aws.amazon.com/awsaccountbilling/latest/aboutv2/ce-rightsizing.html) 
+  [AWS Compute Optimizer](https://aws.amazon.com/compute-optimizer/) 
+ [AWS Pricing Calculator](https://calculator.aws/#/)

 **関連する例:** 
+ [ Perform a Data-Driven Cost modeling ](https://aws.amazon.com/blogs/mt/how-to-use-aws-well-architected-with-aws-trusted-advisor-to-achieve-data-driven-cost-optimization/)
+ [計画している AWS リソース構成のコストを見積もる方法を教えてください。](https://aws.amazon.com/premiumsupport/knowledge-center/estimating-aws-resource-costs/)
+ [Choose the right AWS tools](https://www.learnaws.org/2019/09/27/choose-right-aws-tools/)

# COST06-BP02 データに基づいてリソースタイプ、リソースサイズ、リソース数を選択する
<a name="cost_type_size_number_resources_data"></a>

ワークロードとリソースの特性に関するデータに基づいて、リソースのサイズやタイプを選択します。例えば、コンピューティング、メモリ、スループット、書き込み頻度などです。この選択は通常、以前の (オンプレミス) バージョンのワークロード、ドキュメント、ワークロードに関する他の情報ソースを用いて行います。

 **このベストプラクティスを活用しない場合のリスクレベル:** 中 

## 実装のガイダンス
<a name="implementation-guidance"></a>

 Amazon EC2 では、さまざまなユースケースに合わせて、CPU、メモリ、ストレージ、ネットワークキャパシティのレベルが異なる、幅広いインスタンスタイプを選択肢として用意しています。インスタンスタイプごとに CPU、メモリ、ストレージ、ネットワーク機能の組み合わせが異なるため、プロジェクトに適したリソースの組み合わせを柔軟に選択できます。どのインスタンスタイプにもサイズが複数用意されており、ワークロードの需要に基づいてリソースを調整できます。必要なインスタンスタイプを判断するには、インスタンスで実行する予定のアプリケーションまたはソフトウェアのシステム要件に関する詳細情報を収集する必要があります。これらの詳細には、次の内容を含める必要があります。
+  オペレーティングシステム 
+  CPU コア数 
+  GPU コア 
+  システムメモリ (RAM) の容量 
+  ストレージタイプとスペース 
+  ネットワーク帯域幅要件 

 コンピューティング要件の目的と必要なインスタンスを明らかにしたうえで、さまざまな Amazon EC2 インスタンスファミリーを検討します。次のインスタンスタイプファミリーが提供されています。
+  汎用 
+  コンピューティング最適化 
+  メモリを最適化 
+  ストレージの最適化 
+  高速コンピューティング 
+  HPC 最適化 

 特定の Amazon EC2 インスタンスファミリーが達成できる特定の目的とユースケースの詳細については、「[AWS インスタンスタイプ](https://docs.aws.amazon.com/AWSEC2/latest/UserGuide/instance-types.html)」を参照してください。

 お客様のニーズに最適な特定のインスタンスファミリーとインスタンスタイプを選択するには、システム要件の収集が不可欠です。インスタンスタイプ名は、ファミリー名とインスタンスサイズで構成されます。例えば、t2.micro インスタンスは T2 ファミリーに属するマイクロサイズです。

 ワークロードとリソースの特性 (例えば、コンピューティング、メモリ、スループット、書き込み頻度) に基づいて、リソースのサイズやタイプを選択します。この選択は通常、コストモデリング、以前のバージョンのワークロード (オンプレミスバージョンなど)、ドキュメント、ワークロードに関する他の情報ソース (ホワイトペーパー、公開ソリューション) を用いて行います。AWS 料金見積りツールやコスト管理ツールを使用すれば、十分な判断材料を基にインスタンスのタイプ、サイズ、構成を決定できます。

### 実装手順
<a name="implementation-steps"></a>
+ **データに基づいてリソースを選択する:** コストモデリングのデータを使用して、予測されるワークロードの使用レベルを選択し、指定されたリソースタイプとサイズを選択します。コストモデリングデータに基づいて、インスタンスに求められるデータ転送速度を考慮しつつ、仮想 CPU の数、総メモリ (GiB)、ローカルインスタンスストアボリューム (GB)、Amazon EBS ボリューム、ネットワークパフォーマンスレベルを決定します。常に詳細な分析と正確なデータに裏付けられた選択を行い、パフォーマンスの最適化とコスト管理の効率化を両立させましょう。

## リソース
<a name="resources"></a>

 **関連ドキュメント:** 
+ [AWS インスタンスタイプ](https://docs.aws.amazon.com/AWSEC2/latest/UserGuide/instance-types.html)
+  [AWS Auto Scaling](https://aws.amazon.com/autoscaling/) 
+  [Amazon CloudWatch の特徴](https://aws.amazon.com/cloudwatch/features/) 
+  [EC2 Right Sizing によるコスト最適化](https://docs.aws.amazon.com/awsaccountbilling/latest/aboutv2/ce-rightsizing.html) 

 **関連動画:** 
+ [Selecting the right Amazon EC2 instance for your workloads](https://www.youtube.com/watch?v=q5Dn9gcmpJg)
+ [Right size your service](https://youtu.be/wcp1inFS78A)

 **関連する例:** 
+ [It just got easier to discover and compare Amazon EC2 instance types](https://aws.amazon.com/blogs/compute/it-just-got-easier-to-discover-and-compare-ec2-instance-types/)

# COST06-BP03 メトリクスに基づいて自動的にリソースタイプ、リソースサイズ、リソース数を選択する
<a name="cost_type_size_number_resources_metrics"></a>

現在実行しているワークロードからのメトリクスを用いて、コストを最適化する適切なサイズやタイプを選択します。コンピューティング、ストレージ、データ、ネットワーキングなどのサービスに対して、適切なスループット、サイジング、ストレージのプロビジョニングを行います。これは、自動スケーリングなどのフィードバックループまたはワークロードのカスタムコードで行うことができます。

 **このベストプラクティスを活用しない場合のリスクレベル:** 低 

## 実装のガイダンス
<a name="implementation-guidance"></a>

ワークロード内に、実行中のワークロードのアクティブなメトリクスを使用してそのワークロードを変更するフィードバックループを作成します。適切なサイジング操作を実行するように設定した [AWS Auto Scaling](https://aws.amazon.com/autoscaling/) などのマネージドサービスを使用できます。AWS には、[API、SDK](https://aws.amazon.com/developer/tools/)、最小限の労力でリソースを変更することができる機能も用意されています。Amazon EC2 インスタンスの停止と起動のワークロードをプログラムして、インスタンスサイズやインスタンスタイプを変更できます。これにより、適切なサイジングによる利点が得られるだけでなく、変更に必要なほぼすべての運用コストを削減することもできます。

AWS サービスの中には、[Amazon Simple Storage Service Intelligent-Tiering](https://aws.amazon.com/about-aws/whats-new/2018/11/s3-intelligent-tiering/) のようにタイプやサイズを自動で選べる機能が組み込まれているものもあります。Amazon S3 Intelligent-Tiering では、使用パターンに基づいて、高頻度アクセスと低頻度アクセスの 2 つのアクセスティア間でデータが自動的に移動します。

**実装手順**
+ **ワークロードのメトリクスを設定してオブザーバビリティを高める:** ワークロードの主要なメトリクスを取得します。これらのメトリクスは、ワークロード出力などのカスタマーエクスペリエンスに関する示唆を提供し、CPU やメモリの使用状況などのリソースのタイプとサイズの違いに合わせて調整されます。コンピューティングリソースの場合、パフォーマンスデータを分析して Amazon EC2 インスタンスのサイズを適切に設定します。アイドル状態のインスタンスと利用率の低いインスタンスを特定します。検索する主なメトリクスは、CPU 使用率とメモリ使用率です (例えば、「[Rightsizing with AWS Compute Optimizer and Memory Utilization Enabled](https://www.wellarchitectedlabs.com/cost/200_labs/200_aws_resource_optimization/5_ec2_computer_opt/)」で説明されているように、90% の時間で 40% の CPU 使用率)。4 週間の最大 CPU 使用率およびメモリ使用率が 40％未満のインスタンスを特定します。これらのインスタンスは、コスト削減のために適切なサイズを設定する必要があります。Amazon S3 などのストレージリソースでは、[Amazon S3 ストレージレンズ](https://aws.amazon.com/getting-started/hands-on/amazon-s3-storage-lens/)を使用できます。これにより、さまざまなカテゴリにわたる 28 のメトリクスをバケットレベルで表示でき、デフォルトでダッシュボードに 14 日間の履歴データを表示できます。Amazon S3 ストレージレンズのダッシュボードは、要約、コスト最適化、またはイベントごとにフィルタリングして特定のメトリクスを分析できます。
+ **適切なサイジングの推奨事項を表示する:** AWS Compute Optimizer の適切なサイジングの推奨事項を使用するか、コスト管理コンソールで Amazon EC2 の適切なサイジングツールを使用するか、リソースの適切なサイジングでワークロードを調整する AWS Trusted Advisor を確認します。さまざまなリソースの適切なサイジングを行うときは、[適切なツール](https://docs.aws.amazon.com/whitepapers/latest/cost-optimization-right-sizing/identifying-opportunities-to-right-size.html)を使用して、Amazon EC2 インスタンス、AWS ストレージクラス、Amazon RDS インスタンスタイプのいずれであれ、[適切なサイジングのガイドライン](https://docs.aws.amazon.com/whitepapers/latest/cost-optimization-right-sizing/identifying-opportunities-to-right-size.html)に従うことが重要です。ストレージリソースには、Amazon S3 ストレージレンズを使用できます。これにより、オブジェクトストレージの使用状況、アクティビティの傾向を可視化し、コストを最適化してデータ保護のベストプラクティスを適用するための実用的な推奨事項を作成できます。[Amazon S3 ストレージレンズ](https://aws.amazon.com/getting-started/hands-on/amazon-s3-storage-lens/)が組織全体のメトリクスの分析から取得した、状況に応じた推奨事項を使用することで、ストレージを最適化する手順をすぐに実行することができます。
+ **メトリクスに基づいて自動的にリソースタイプとサイズを選択する:** ワークロードメトリクスを使用して、ワークロードリソースを手動でまたは自動で選択します。コンピューティングリソースの場合、AWS Auto Scaling を設定したり、アプリケーション内でコードを実装したりすると、頻繁な変更が要求される場合に必要となる労力を減らすことができるほか、手動プロセスより早く変更を実装できる可能性もあります。1 つの Auto Scaling グループ内で、オンデマンドインスタンスとスポットインスタンスのフリートを起動してオートスケールできます。スポットインスタンスの使用で割引を受けるだけでなく、リザーブドインスタンスまたは Savings Plan を使用して、通常のオンデマンドインスタンス コストの割引料金を受け取ることができます。これらの要素をすべて組み合わせることで、Amazon EC2 インスタンスのコスト削減を最適化し、アプリケーションに必要なスケールとパフォーマンスを判断できます。また、[Auto Scaling グループ (ASG)](https://docs.aws.amazon.com/autoscaling/ec2/userguide/create-asg-instance-type-requirements.html) で[属性ベースのインスタンスタイプ選択 (ABS)](https://docs.aws.amazon.com/autoscaling/ec2/userguide/create-asg-instance-type-requirements.html) 戦略を使用すると、vCPU、メモリ、ストレージなどの属性セットとしてインスタンスの要件を表現できます。新世代のインスタンスタイプがリリースされたら自動的にこれを使用し、Amazon EC2 スポットインスタンスにより、これまでよりも広い範囲のキャパシティにアクセスすることができます。Amazon EC2 Fleet と Amazon EC2 Auto Scaling が指定した属性に適合するインスタンスを選択して起動するため、手動でインスタンスタイプを選択する必要がなくなります。ストレージリソースでは、[Amazon S3 Intelligent-Tiering](https://aws.amazon.com/s3/storage-classes/intelligent-tiering/) および [Amazon EFS Infrequent Access](https://aws.amazon.com/efs/features/infrequent-access/) 機能を使用できます。この機能を使用すると、データアクセスパターンが変更されても、パフォーマンスに影響を与えたり、運用オーバーヘッドを発生させたりすることなく、ストレージクラスを自動的に選択してストレージコストを自動的に削減できます。

## リソース
<a name="resources"></a>

 **関連ドキュメント:** 
+  [AWS Auto Scaling](https://aws.amazon.com/autoscaling/) 
+  [AWS での適切なサイジング](https://aws.amazon.com/aws-cost-management/aws-cost-optimization/right-sizing/) 
+  [AWS Compute Optimizer](https://aws.amazon.com/compute-optimizer/) 
+  [Amazon CloudWatch の特徴](https://aws.amazon.com/cloudwatch/features/) 
+  [CloudWatch のセットアップ](https://docs.aws.amazon.com/AmazonCloudWatch/latest/monitoring/GettingSetup.html) 
+  [CloudWatch カスタムメトリクスをパブリッシュする](https://docs.aws.amazon.com/AmazonCloudWatch/latest/monitoring/publishingMetrics.html) 
+  [Amazon EC2 Auto Scaling の使用を開始する](https://docs.aws.amazon.com/autoscaling/ec2/userguide/GettingStartedTutorial.html) 
+  [Amazon S3 Storage Lens](https://aws.amazon.com/getting-started/hands-on/amazon-s3-storage-lens/) 
+  [Amazon S3 の新しいストレージクラス、S3 Intelligent-Tiering を発表](https://aws.amazon.com/about-aws/whats-new/2018/11/s3-intelligent-tiering/) 
+  [Amazon EFS 低頻度アクセス](https://aws.amazon.com/efs/features/infrequent-access/) 
+  [SDK で Amazon EC2 インスタンスを起動する](https://docs.aws.amazon.com/sdk-for-net/v2/developer-guide/run-instance.html) 

 **関連動画:** 
+  [Right Size Your Services](https://www.youtube.com/watch?v=wcp1inFS78A) 

 **関連する例:** 
+  [Amazon EC2 Fleet 用自動スケーリングでの属性ベースのインスタンスタイプ選択](https://aws.amazon.com/blogs/aws/new-attribute-based-instance-type-selection-for-ec2-auto-scaling-and-ec2-fleet/) 
+  [スケジュールされたスケーリングを使用して Amazon Elastic Container Service を最適化しコストを削減する](https://aws.amazon.com/blogs/containers/optimizing-amazon-elastic-container-service-for-cost-using-scheduled-scaling/) 
+  [Amazon EC2 Auto Scaling での予測スケーリング](https://aws.amazon.com/blogs/compute/introducing-native-support-for-predictive-scaling-with-amazon-ec2-auto-scaling/) 
+  [Amazon S3 ストレージレンズでコストを最適化し、使用状況を可視化する](https://aws.amazon.com/getting-started/hands-on/amazon-s3-storage-lens/) 

# COST06-BP04 共有リソースの使用を検討する
<a name="cost_type_size_number_resources_shared"></a>

 複数のビジネスユニットに組織レベルでデプロイ済みのサービスについては、リソースの使用率を高め、総保有コスト (TCO) を削減するために共有リソースの使用を検討してください。共有リソースの使用は、既存のソリューションを使用するか、コンポーネントを共有する、あるいはその両方を行うことで管理とコストを一元化できるコスト効率の高いオプションです。アカウント境界の内側、または専用のアカウントでモニタリング、バックアップ、接続性などの一般的な機能を管理します。また、標準化の実装、重複の削減、複雑さの軽減もコストの削減につながります。

 **このベストプラクティスを活用しない場合のリスクレベル:** 中 

## 実装のガイダンス
<a name="implementation-guidance"></a>

 複数のワークロードが同じ機能を果たす場合は、既存のソリューションと共有コンポーネントを使用して管理を改善し、コストを最適化します。セキュリティのベストプラクティスと組織の規制に従うことでクラウドコストを軽減できるように、本稼働の対象外となるデータベースサーバーやディレクトリサービスなどの既存のリソース (特に共有リソース) を使用することを検討してください。最適な価値実現と効率化を実現するには、消費が活発なビジネスの適正分野にコストを配分することが重要です (ショーバックとチャージバックを使用する) 。

 *ショーバック*とは、消費者、ビジネスユニット、総勘定元帳勘定、責任を負うその他のエンティティなどの帰属カテゴリにクラウドコストを分類するレポートを指します。ショーバックの目的は、チーム、ビジネスユニット、または個人に、各自が消費したクラウドリソースのコストを示すことです。

 *チャージバック*とは、特定の財務管理プロセスに適した戦略に基づいて、中央のサービスの支出を各コストユニットに割り当てることです。お客様の場合、チャージバックは、1 つの共有サービスアカウントで発生したコストを、お客様の報告プロセスに適したさまざまな財務コストカテゴリに請求します。チャージバックメカニズムを確立することで、さまざまなビジネスユニット、製品、チームで発生したコストを報告できます。

 ワークロードは、重大または重大ではないに分類できます。この分類に基づいて、重大度の低いワークロードには一般的な設定の共有リソースを使用します。コストをさらに最適化するには、専有サーバーを重大なワークロード専用に確保します。複数のアカウント間でリソースの共有やプロビジョニングを行うことで、リソースを効率的に管理できます。開発環境、テスト環境、本番環境が分かれていても、安全に共有を行うことが可能であり、組織構造を損なうことはありません。

 コンテナ化されたアプリケーションのコストと使用状況の理解を深めて最適化するには、分割コスト配分データを使用します。これにより、アプリケーションによる共有コンピューティングリソースとメモリリソースの消費状況に基づいてアプリケーションコストを個々のエンティティに配分できます。分割コスト配分データを使用することで、Amazon Elastic Container Service (Amazon ECS) または Amazon Elastic Kubernetes Service (Amazon EKS) で実行されているコンテナワークロードでタスクレベルのショーバックとチャージバックを実現できます。

 分散型アーキテクチャの場合は、共有サービス VPC を構築します。これにより、各 VPC のワークロードで必要な共有サービスに一元的にアクセスできます。これらの共有サービスには、ディレクトリサービスや VPC エンドポイントなどのリソースを含めることができます。管理オーバーヘッドとコストを削減するには、各 VPC にリソースを構築する代わりに、一元的な場所からリソースを共有します。

 共有リソースを使用すると、運用コストの節約、リソース使用率の最大化、一貫性の向上につながります。マルチアカウント設計では、一部の AWS のサービスを一元的にホストし、1 つのハブ内で複数のアプリケーションとアカウントを使用してアクセスすることでコストを節約できます。[AWS Resource Access Manager (AWS RAM)](https://aws.amazon.com/ram/) を使用することで、[VPC サブネットや AWS Transit Gateway アタッチメント](https://docs.aws.amazon.com/ram/latest/userguide/shareable.html#shareable-vpc)、[AWS Network Firewall](https://docs.aws.amazon.com/ram/latest/userguide/shareable.html#shareable-network-firewall)、[Amazon SageMaker AI Pipelines](https://docs.aws.amazon.com/ram/latest/userguide/shareable.html#shareable-sagemaker) など、他の一般的なリソースを共有することができます。マルチアカウント環境の場合、AWS RAM でリソースを作成したら、それを他のアカウントと共有します。

 組織は、共有コストに効果的にタグ付けし、コストの大部分がタグ付けされていない、または配分されていないといったことがないよう確認する必要があります。共有コストが効果的に配分されず、共有コストの管理責任を誰も負わない場合、共有クラウドのコストは悪循環に陥る可能性があります。リソース、ワークロード、チーム、または組織レベルのどこでコストが発生しているのかを把握しておく必要があります。これを把握することで、コスト発生場所での実際の価値を達成したビジネス成果と比較して理解することができます。最終的に、組織はクラウドインフラストラクチャの共有によってコスト削減のメリットを享受します。クラウド支出を最適化するために、共有クラウドリソースのコスト配分を奨励してください。

### 実装手順
<a name="implementation-steps"></a>
+  **既存のリソースを評価する:** ワークロードに類似のサービスを使用する既存のワークロードを確認します。ワークロードのコンポーネントに応じて、ビジネスロジックや技術的要件で許容される場合は、既存のプラットフォームを検討します。
+  **AWS RAM でリソース共有を使用し、適宜制限を適用する:** AWS RAM を使用して、組織内の他の AWS アカウントとリソースを共有します。リソースを共有する場合、複数のアカウントでリソースを重複する必要がないため、リソースメンテナンスの運用負担を最小限に抑えることができます。またこのプロセスにより、作成したリソースをアカウント内のロールやユーザーの他、他の AWS アカウントとも安全に共有することができます。
+  **リソースにタグを付ける:** コストレポートの対象候補となるリソースにタグを付け、コストカテゴリ内で分類します。コスト配分用にこうしたコスト関連のリソースタグを有効にすると、AWS リソースの使用状況を可視化できます。コストと使用状況の可視性に関して適切な度合いの詳細度を定めることに重点を置き、コスト配分レポートと KPI 追跡によってクラウドの消費行動に影響を与えます。

## リソース
<a name="resources"></a>

 **関連するベストプラクティス:** 
+ [SEC03-BP08 組織内でリソースを安全に共有する](https://docs.aws.amazon.com/wellarchitected/latest/security-pillar/sec_permissions_share_securely.html)

 **関連ドキュメント:** 
+ [What is AWS Resource Access Manager?](https://docs.aws.amazon.com/ram/latest/userguide/what-is.html)
+ [AWS Organizations で使用できる AWS サービス](https://docs.aws.amazon.com/organizations/latest/userguide/orgs_integrate_services_list.html)
+ [共有可能な AWS リソース](https://docs.aws.amazon.com/ram/latest/userguide/shareable.html)
+ [AWS コストと使用状況レポート (CUR) クエリ](https://catalog.workshops.aws/cur-query-library/en-US)

 **関連動画:** 
+ [AWS Resource Access Manager - granular access control with managed permissions](https://www.youtube.com/watch?v=X3HskbPqR2s)
+ [How to design your AWS cost allocation strategy](https://pages.awscloud.com/aws-cfm-talks-how-to-design-your-AWS-cost-allocation-strategy-01122022.html)
+ [AWS Cost Categories](https://www.youtube.com/watch?v=84GYnBBM0Cg)

 **関連する例:** 
+ [共有サービスのチャージバック方法: An AWS Transit Gateway の例](https://aws.amazon.com/blogs/aws-cloud-financial-management/gs-chargeback-shared-services-an-aws-transit-gateway-example/)
+ [How to build a chargeback/showback model for Savings Plans using the CUR](https://aws.amazon.com/blogs/aws-cloud-financial-management/how-to-build-a-chargeback-showback-model-for-savings-plans-using-the-cur/)
+ [Using VPC Sharing for a Cost-Effective Multi-Account Microservice Architecture](https://aws.amazon.com/blogs/architecture/using-vpc-sharing-for-a-cost-effective-multi-account-microservice-architecture/)
+ [Improve cost visibility of Amazon EKS with AWS Split Cost Allocation Data](https://aws.amazon.com/blogs/aws-cloud-financial-management/improve-cost-visibility-of-amazon-eks-with-aws-split-cost-allocation-data/)
+ [AWS 分割コスト配分データにより Amazon ECS および AWS Batch のコストの可視性を向上する](https://aws.amazon.com/blogs/aws-cloud-financial-management/la-improve-cost-visibility-of-containerized-applications-with-aws-split-cost-allocation-data-for-ecs-and-batch-jobs/)