

# COST 1. クラウド財務管理はどのように実装しますか?


クラウド財務管理を導入することで、組織はコストと使用量を最適化し、AWS でスケールしながら、ビジネス価値と財務上の成功を実現できます。

**Topics**
+ [

# COST01-BP01 コスト最適化の所有権を設定する
](cost_cloud_financial_management_function.md)
+ [

# COST01-BP02 財務とテクノロジーの連携を確立する
](cost_cloud_financial_management_partnership.md)
+ [

# COST01-BP03 クラウドの予算と予測を確立する
](cost_cloud_financial_management_budget_forecast.md)
+ [

# COST01-BP04 組織のプロセスにコスト意識を採り入れる
](cost_cloud_financial_management_cost_awareness.md)
+ [

# COST01-BP05 コスト最適化に関して報告および通知する
](cost_cloud_financial_management_usage_report.md)
+ [

# COST01-BP06 コストをプロアクティブにモニタリングする
](cost_cloud_financial_management_proactive_process.md)
+ [

# COST01-BP07 新しいサービスリリースに関する最新情報を把握しておく
](cost_cloud_financial_management_scheduled.md)
+ [

# COST01-BP08 コスト意識を持つ文化を生み出す
](cost_cloud_financial_management_culture.md)
+ [

# COST01-BP09 コスト最適化によるビジネス価値を数値化する
](cost_cloud_financial_management_quantify_value.md)

# COST01-BP01 コスト最適化の所有権を設定する
COST01-BP01 コスト最適化の所有権を設定する

 組織全体のコスト認識を確立し、維持する責任を持つチーム (クラウドビジネスオフィス、Cloud Center of Excellence または FinOps チーム) を作成します。コスト最適化の所有者には、組織全体およびクラウド財務を理解している個人またはチーム (財務、テクノロジー、およびビジネスチームの人材が必要) を指定することができます。

 **このベストプラクティスを活用しない場合のリスクレベル:** 高 

## 実装のガイダンス
実装のガイダンス

 これは、クラウドコンピューティングにおけるコスト意識の文化を確立して維持する責任を負う、クラウドビジネスオフィス (CBO) または Cloud Center of Excellence (CCoE) 機能またはチームについての概要です。この機能は、組織内の個人でもチームでも構いません。組織全体から財務、テクノロジーなどの主な関係者を集めてチームを新規編成することもできます。

 担当者 (個人またはチーム) は、コスト管理とコスト最適化活動に必要な時間を、優先順序を付けて配分します。小規模な組織の場合、大企業のフルタイムの担当者と比較すると、費やす時間の割合は少ない場合があります。

 プロジェクトマネジメント、データサイエンス、財務分析、ソフトウェアやインフラストラクチャの開発など、複合的なアプローチが求められます。担当者は次の 3 つの異なる所有権内でコスト最適化を実行することにより、ワークロードの効率を高めることができます。
+  **集中型:** FinOps チーム、クラウド財務管理 (CFM) チーム、クラウドビジネスオフィス (CBO)、Cloud Center of Excellence (CCoE) などの指定チームを通じて、お客様はガバナンスの仕組みを設計、導入し、ベストプラクティスを社内全体で推進することができます。
+  **分散型:** テクノロジーチームに影響を与え、コスト最適化を実行します。
+  **ハイブリッド:** 集中型チームと分散型チームの両方が協力して、コスト最適化を実行することができます。

 この担当者は、コスト最適化目標 (ワークロード効率メトリクスなど) に対する実行および提供能力を評価されることになります。

 この担当者のためにエグゼクティブスポンサーシップを確保する必要があり、これが重要な成功要因になります。エグゼクティブスポンサーは、クラウド利用のコスト効率を判断する最高責任者として、チームの考え方を上長にエスカレーションし、組織が定める優先事項としてコスト最適化活動が扱われるようにチームをサポートします。これを怠ると、ガイダンスが無視される可能性があり、コスト削減の機会が優先されなくなります。エグゼクティブスポンサーとチームは、協力して組織のクラウド利用を効率化し、ビジネスバリューを実現できるようにします。

 ビジネス、Enterprise-On-Ramp、またはエンタープライズ[サポートプラン](https://aws.amazon.com/premiumsupport/plans/)を利用していて、このチームまたは担当者の構築に支援が必要な場合は、アカウントチームを通じてクラウド財務管理 (CFM) のエキスパートにご連絡ください。

### 実装手順
実装手順
+  **主要なメンバーを定義する:** コスト管理には、組織内のすべての関係部署が貢献し、関心を持つ必要があります。通常、一般的な組織内チームには、財務、アプリケーションまたはプロダクトの所有者、管理、技術チーム (DevOps) が含まれています。一部は専属 (財務、技術) で、その他は必要に応じて定期的に関与します。CFM を実行する個人またはチームには、以下のスキルセットが必要です。
  +  **ソフトウェア開発:** スクリプトと自動化を構築する場合。
  +  **インフラストラクチャエンジニアリング:** スクリプトをデプロイし、プロセスを自動化して、サービスまたはリソースのプロビジョニング方法を理解します。
  +  **運用の洞察力:** CFM とは、クラウドの効率的な利用を測定、モニタリング、修正、計画、スケーリングすることで、クラウドで効率的に運用することです。
+  **目標とメトリクスを定義する:** この担当者は、さまざまな方法で組織に価値をもたらす必要があります。これらの目標は定義され、組織が進化するにつれて継続的に進化します。一般的な活動には、組織全体のコスト最適化に関する教育プログラムの作成と実行、コスト最適化のためのモニタリングやレポート作成などの組織全体の標準策定、最適化に関するワークロード目標の設定などがあります。この担当者は、組織のコスト最適化機能について定期的に組織に報告する必要もあります。

   価値ベースまたはコストベースの重要業績指標 (KPI) を定義できます。KPI を定義すると、効率性と予想されるビジネス成果の観点から、予想されるコストを計算できます。価値ベースの KPI は、コストおよび使用量のメトリクスをビジネスバリュー要因に結び付け、AWS の費用の変化を合理化するうえで役立ちます。価値ベースの KPI を導き出す最初のステップは、組織横断的に協力し、KPI の標準セットを選択し、合意することです。
+  **定期的なミーティングを設定する:** グループ (財務、技術、およびビジネスチーム) は定期的にミーティングを行い、目標とメトリクスを確認する必要があります。一般的なミーティングでは、組織の状態の確認、現在実行中のプログラムの確認、全体的な財務および最適化メトリクスの確認を行います。その後、主要なワークロードの詳細を報告します。

   このような定期的なレビューにより、ワークロードの効率性 (コスト) とビジネス成果を確認できます。例えば、ワークロードのコストが 20% 増加した場合、顧客使用量も増加したかもしれません。この場合、この 20% のコスト増加を投資と解釈できます。このような定期的なミーティングにより、チームは組織全体にとって有意義な価値ベースの KPI を特定できます。

## リソース
リソース

 **関連ドキュメント:** 
+  [AWS CCOE ブログ](https://aws.amazon.com/blogs/enterprise-strategy/tag/ccoe/) 
+  [クラウドビジネスオフィスの作成](https://aws.amazon.com/blogs/enterprise-strategy/creating-the-cloud-business-office/) 
+  [CCOE - Cloud Center of Excellence](https://docs.aws.amazon.com/whitepapers/latest/cost-optimization-laying-the-foundation/cloud-center-of-excellence.html) 

 **関連動画:** 
+ [Vanguard CCOE 成功事例](https://www.youtube.com/watch?v=0XA08hhRVFQ)

 **関連する例:** 
+ [Cloud Center of Excellence (CCoE) を活用した企業全体の変革](https://aws.amazon.com/blogs/enterprise-strategy/using-a-cloud-center-of-excellence-ccoe-to-transform-the-entire-enterprise/)
+ [企業全体を変革する CCOE の構築](https://docs.aws.amazon.com/whitepapers/latest/public-sector-cloud-transformation/building-a-cloud-center-of-excellence-ccoe-to-transform-the-entire-enterprise.html)
+ [CCOE を構築するときに回避すべき 7 つの落し穴](https://aws.amazon.com/blogs/enterprise-strategy/7-pitfalls-to-avoid-when-building-a-ccoe/)

# COST01-BP02 財務とテクノロジーの連携を確立する
COST01-BP02 財務とテクノロジーの連携を確立する

クラウドジャーニーのすべての段階で、コストと使用状況に関するディスカッションに財務チームとテクノロジーチームを参加させます。チームは、定期的に集まり、組織の目標やターゲット、コストと使用状況の現状、財務や会計のプラクティスなどのトピックについて話し合います。

 **このベストプラクティスを活用しない場合のリスクレベル:** 高 

## 実装のガイダンス
実装のガイダンス

承認、調達、インフラストラクチャのデプロイサイクルが短縮されるため、テクノロジーチームは、クラウドでのイノベーションを迅速化することができます。財務組織はこれまでプロジェクト承認時のデータセンターやオンプレミス環境の調達に大幅に費やしていた時間とリソースを調整することができます。

財務および調達組織の観点から見ると、資本予算、資本要求、承認、調達、物理的インフラストラクチャの設置のプロセスは、何十年にもわたって学習され、標準化されてきたプロセスの 1 つです。
+ 通常、エンジニアリングチームや IT チームは依頼主です。
+ さまざまな財務チームが承認者、調達者として機能します。
+ 運用チームは、すぐに使えるインフラストラクチャのラック、スタック、および引き渡しを行います。

![\[Circular workflow diagram showing technology teams, procurement, supply chain, and operations interactions.\]](http://docs.aws.amazon.com/ja_jp/wellarchitected/latest/framework/images/cost01-bp02-finance-and-procurement-workflow.png)


クラウドの導入により、インフラストラクチャの調達と消費は依存関係の連鎖と切り離されます。クラウドモデルでは、テクノロジーチームと製品チームは単なる構築者ではなく、製品の運用者兼所有者となり、調達とデプロイなど、従来は財務および運用チームに割り当てられていた活動のほとんどを担当します。

クラウドリソースのプロビジョニングに必要なものは、アカウントと適切なアクセス許可のセットだけです。これは IT および財務リスクを軽減することにもなります。つまり、チームは常に数回のクリックまたは API コールで、アイドル状態または不要なクラウドリソースを停止することができるのです。また、テクノロジーチームがより迅速にイノベーションを起こすことができるのも、実験を立ち上げては破棄する俊敏性と能力があってこそです。クラウド消費には変動的な性質があるため、資本支出予算と予測の観点から予測可能性に影響することがある一方で、クラウドによって組織は、オーバープロビジョニングのコストを削減し、控えめなアンダープロビジョニングに伴う機会コストも削減できます。

![\[Diagram showing Technology and Product teams deploying, Finance and Business teams operating, with optimization at the center.\]](http://docs.aws.amazon.com/ja_jp/wellarchitected/latest/framework/images/cost01-bp02-deploy-operate-optimize.png)


主要な財務部門とテクノロジー部門のステークホルダーどうしのパートナーシップを確立し、組織の目標の共通理解を深め、クラウドコンピューティングのさまざまな消費モデルにおいて財務上の成功を実現するためのメカニズムを開発します。クラウドジャーニーのすべてのステージにおいて、コストと使用量に関するディスカッションに参加する必要がある組織内の関連するチームは、以下のとおりです。
+ **ファイナンシャルリード:** CFO、財務管理者、フィナンシャルプランナー、ビジネスアナリスト、調達、ソーシング、支払担当は、クラウドの消費モデル、購入オプション、月次請求プロセスを理解する必要があります。財務部門は、テクノロジーチームと連携して、IT バリューの事例を作成およびソーシャル化し、テクノロジー関連の支出がビジネスの成果にどのように関連しているのかをビジネスチームが理解できるようにする必要があります。このように、テクノロジー関連の支出はコストではなく投資とみなされます。クラウド運用にはオンプレミスのオペレーションと比べて根本的な違い (使用量の変動率、従量制料金やティア別料金、料金モデル、請求明細と使用量情報など) があるため、クラウド利用が調達プロセス、インセンティブ追跡、コスト配分、財務諸表などのビジネス局面に与えるインパクトをファイナンス部門で理解することが不可欠です。
+  **テクノロジーリード:** テクノロジーリード (製品およびアプリケーションの所有者を含む) は、財務要件 (予算の制約など) やビジネス要件 (サービスレベルアグリーメントなど) を認識する必要があります。これにより、組織が目指すビジネス目標を達成するワークロードの導入が可能になります。

財務とテクノロジーのパートナーシップには、以下のような利点があります。
+ 財務チームとテクノロジーチームは、コストと使用量をほぼリアルタイムで把握できます。
+ 財務チームとテクノロジーチームは、クラウドへの支出の変動に対応するための標準となる運用手順を確立します。
+ 財務部門のステークホルダーは、コミットメント割引 (リザーブドインスタンスや AWS Savings Plans など) の購入に資金がどう使用されるか、また組織を拡大するためにクラウドがどのように利用されるかに関して、戦略アドバイザーとして行動します。
+ 既存の支払いアカウントと調達プロセスは、クラウドと共に使用されます。
+ 財務チームとテクノロジーチームは、協力して将来的な AWS のコストと使用量を予測し、組織の予算を調整および構築します。
+ 両者の共通言語により組織間のコミュニケーションが向上し、財務の概念への共通理解が得られます。

コストと使用量のディスカッションについて、組織内でかかわるべきその他のステークホルダーは以下のとおりです。
+ **事業部門オーナー:** 事業部門オーナーは、事業部門と会社全体の両方に方向性を提供できるように、クラウドのビジネスモデルを理解する必要があります。こうしたクラウド知識は成長とワークロード使用量を予測する際に、またリザーブドインスタンスや Savings Plans などの長期購入オプションを検討する際に重要な役割を果たします。
+ **エンジニアリングチーム: **エンジニアがクラウド財務管理 (CFM) に取り組むよう促す、コストを意識した企業文化の構築には、財務チームとテクノロジーチームのパートナーシップの確立が欠かせません。CFM や財務業務の実務担当者や財務チームが共通して抱える問題の 1 つは、エンジニアにクラウド上のビジネス全体を理解させ、ベストプラクティスに従わせ、推奨されるアクションを取らせることです。
+ **サードパーティー: **サードパーティー (コンサルタントやツールなど) を利用する場合、こうしたサードパーティーが財務目標に適合し、エンゲージメントモデルと投資収益率 (ROI) を通じて、どちらの整合性も実証できるようにします。通常、サードパーティーは自社管理のワークロードのレポーティングと分析を担当したり、自社設計のワークロードのコストを分析したりします。

CFM を導入し、成功させるには、財務、テクノロジー、ビジネスの各チームが協力し、組織全体におけるクラウド費用の伝達と評価の方法を変える必要があります。エンジニアリングチームを巻き込み、あらゆる段階でコストと使用に関する議論に参加させ、ベストプラクティスに従って合意されたアクションを取るよう奨励します。

**実装手順**
+ **主要なメンバーを定義する: **財務チームとテクノロジーチームのすべての関連メンバーがこの連携に関与していることを確認します。関連する財務メンバーは、クラウドの請求書に関する業務に従事するメンバーです。通常は、CFO、財務コントローラー、財務プランナー、ビジネスアナリスト、購買管理です。テクノロジーチームのメンバーは通常、製品およびアプリケーションの所有者、テクニカルマネージャー、およびクラウド上に構築するすべてのチームの代表者です。他のメンバーとしては、製品の使用に影響するマーケティングなどのビジネスユニットの所有者、および貴社の目標やメカニズムとの整合性を確保し、報告をサポートするコンサルタントなどのサードパーティーが含まれることがあります。
+ **ディスカッションのためのトピックを定義する:** チーム間で共通する、または理解を共有する必要があるトピックを定義します。作成から支払いまでにかかるコストを追います。関連するメンバー、および適用する必要がある組織のプロセスを書き留めます。各ステップまたはプロセスのほか、利用可能な料金モデル、階層化された料金、割引モデル、予算、財務要件などの関連情報を理解します。
+ **定期的なミーティングを設定する: **財務とテクノロジーのパートナーシップを構築するために、定期的なコミュニケーションの機会を設け、連携を維持します。グループは目標とメトリクスに照らして定期的に集まる必要があります。一般的なミーティングでは、組織の状態の確認、現在実行中のプログラムの確認、全体的な財務および最適化メトリクスの確認を行います。その後、主要なワークロードが詳細に報告されます。

## リソース
リソース

 **関連ドキュメント:** 
+  [AWS ニュースブログ](https://aws.amazon.com/blogs/aws/) 

# COST01-BP03 クラウドの予算と予測を確立する
COST01-BP03 クラウドの予算と予測を確立する

 既存の組織の予算作成および予測プロセスを調整し、非常に変動しやすいクラウドのコストと使用状況の性質に対応できるようにします。プロセスは、トレンドベースまたはビジネスドライバーベースのアルゴリズム、またはそれらの組み合わせを使用して、動的なものにする必要があります。

 **このベストプラクティスを活用しない場合のリスクレベル:** 高 

## 実装のガイダンス
実装のガイダンス

 従来のオンプレミス IT 環境では、ピーク需要を満たすための新しい IT ハードウェアやサービスの購入など、まれにしか変化しない固定費を計画するという課題に直面することがあります。これとは対照的に、AWS クラウドでは、お客様が実際の IT ニーズやビジネスニーズに応じて、使用するリソースに対して料金を支払うという異なるアプローチを取っています。クラウド環境では、需要が月単位、日単位、さらには時間単位で変動する場合があります。

 クラウドを使用すると効率性、スピード、俊敏性が向上し、その結果、コストと使用パターンの変動性も高まります。コストは、ワークロードの効率性の向上、または新しいワークロードや機能のデプロイによって減少することもあれば、場合によっては増加することもあります。拡大する顧客ベースに対応するためのワークロードのスケールに伴って、リソースのアクセス性が高まるため、クラウドの使用量とコストも相応に増加します。クラウドサービスにおけるこの柔軟性はコストと予測にも及び、一定の伸縮性がもたらされます。

 こうしたビジネスニーズや需要ドライバーの変化に合わせて密に調整を行い、可能な限り正確な計画を目指すことが不可欠です。この変動に対応できるように、従来の組織の予算プロセスを適応させる必要があります。

 新しいワークロードのコストを予測する際は、コストモデリングを検討します。コストモデリングによって、予想されるクラウドコストのベースラインを把握できるため、これを基に総保有コスト (TCO)、投資収益率 (ROI) およびその他の財務分析を実行し、関係者と共に目標と期待値を設定して、コスト最適化の機会を特定することができます。

 組織は、コストの定義と承認されているグループ化を理解しておく必要があります。予測の詳細度の度合いは、組織の構造と社内ワークフローによって異なります。特定の要件と組織環境に適した詳細度を選択してください。どのレベルで予測を実行するかを理解しておくことが重要です。
+  **管理アカウントまたは AWS Organizations レベル:** 管理アカウントは、AWS Organizations の作成に使用するアカウントです。組織には、デフォルトで 1 つの管理アカウントがあります。
+  **連結アカウントまたはメンバーアカウント:** 組織のアカウントは標準の AWS アカウントで、AWS リソースと、それらのリソースにアクセスできる ID を含みます。
+  **環境:** 環境は、アプリケーションバージョンを実行する AWS リソースのコレクションです。環境は、複数の連結アカウントまたはメンバーアカウントで構成できます。
+  **プロジェクト:** プロジェクトは、一定の期間内に達成すべき目標またはタスクの組み合わせです。予測する際は、プロジェクトのライフサイクルを考慮することが重要です。
+  **AWS サービス:** 予測のために AWS サービスをグループ化できるコンピューティングサービスやストレージサービスなどのグループまたはカテゴリ。
+  **カスタムグループ化:** ビジネスユニット、コストセンター、チーム、コスト配分タグ、コストカテゴリ、連結アカウント、これらの組み合わせなど、組織のニーズに基づいてカスタムグループを作成できます。

 使用コストに影響を与える可能性のあるビジネスドライバーを特定し、それぞれについて個別に予測して、予想される使用量を事前に計算します。組織内の IT チームや製品チームに関連するドライバーもあります。マーケティングイベント、プロモーション、地理的拡大、合併、買収など、その他のビジネスドライバーについては、営業、マーケティング、ビジネス部門のリーダーが把握しているため、これらの関係者と協力して、これらすべての需要ドライバーについても考慮することが重要です。

 [AWS Cost Explorer](https://docs.aws.amazon.com/cost-management/latest/userguide/ce-forecast.html) を使用すると、過去の支出に基づいて、定義された将来の時間範囲におけるトレンドベースの予測を行うことができます。AWS Cost Explorer の予測エンジンは、料金タイプ (リザーブドインスタンスなど) に基づいて履歴データをセグメント化し、機械学習とルールベースのモデルを組み合わせて使用​​し、すべての料金タイプにわたる費用を個別に予測します。

 予測プロセスを確立しモデルを構築した後、[AWS Budgets](https://aws.amazon.com/aws-cost-management/aws-budgets/) を使用して、期間、繰り返し、または金額 (固定費または可変費) を指定し、サービス、AWS リージョン、タグなどのフィルターを追加することで、カスタム予算を詳細レベルで設定します。予算は通常 1 年単位で設定され、固定されるため、関係者全員の厳守が求められます。一方、予測はより柔軟であり、年間を通じて再調整が可能で、1 年、2 年、または 3 年の期間にわたる動的な予測が可能です。予算と予測はどちらも、テクノロジーやビジネスのさまざまなステークホルダーの間で財務上の期待事項を確立するうえで重要な役割を果たします。正確な予測と実装は、第一にコストのプロビジョニングに直接責任を負うステークホルダーに説明責任をもたらし、全体的なコスト意識を高めることにもつながります。

 既存予算のパフォーマンスについて常に情報を入手するには、定期的に AWS Budgets レポートを作成して自分とステークホルダーに E メールで送信されるようにスケジュールします。また、実際のコストに基づいて AWS Budgets アラートを作成することもできます (これは反応型です)。または、予測コストに基づいて作成することも可能で、この場合は潜在的なコスト超過に対する緩和策を実施する時間を確保することができます。コストや使用量が一定レベルを実際に超えた場合、または予算額を超えると予測された場合にアラートを受け取ることができます。

 トレンドベースのアルゴリズム (コスト履歴を入力値として使用) と、動的で支出が変動する環境に最適なドライバーベースのアルゴリズム (新製品の発売や営業地域の拡大、ワークロードの新しい環境など) を使用して、既存の予算編成と予測のプロセスをより動的なものになるよう調整します。Cost Explorer またはその他のツールを使用してトレンドベースの予測を決定したら、[AWS 料金見積りツール](https://calculator.aws/#/) を使用し、予想される使用量 (トラフィック、1 秒あたりのリクエスト数、または必要な Amazon EC2 インスタンス) に基づいて AWS ユースケースと将来のコストを見積もります。

 予算はこうした予測計算と見積もりに基づいて設定する必要があるため、その予測の正確性を追跡します。統合されたクラウドコスト予測の正確性と有効性を監視します。実際の支出を予測と比較して定期的に見直し、必要に応じて調整して予測の精度を向上させます。予測の差異を追跡し、報告された差異について根本原因分析を実行して、措置を講じ、予測を調整します。

 [COST01-BP02 財務とテクノロジーの連携を確立する](cost_cloud_financial_management_partnership.md) で説明しているように、IT、財務、その他の関係者が一貫性を保つために同じツールやプロセスを使用し、パートナーとなって連携することが重要です。予算を変更する必要がある場合は、ミーティングの回数を増やし、こうした変更により迅速に対応できるようにします。

### 実装手順
実装手順
+  **組織内のコスト言語を定義する:** 複数のディメンションとグループ化を使用して、組織内に共通の AWS コスト言語を作成します。ステークホルダーが予測の詳細度、料金モデル、およびコスト予測のレベルを理解していることを確認します。
+  **トレンドベースの予測を分析する:** AWS Cost Explorer や Amazon Forecast などのトレンドベースの予測ツールを使用します。サービス、アカウント、タグ、コストカテゴリなど、複数のディメンションで使用コストを分析します。
+  **ドライバーベースの予測を分析する:** ビジネスドライバーがクラウドの使用に与える影響を特定し、それぞれについて個別に予測して、予想される使用コストを事前に計算します。ビジネスユニットのオーナーやステークホルダーと緊密に連携して新しいドライバーへの影響を把握し、予想されるコストの変化を計算して正確な予算を決定します。
+  **既存の予測および予算編成プロセスを更新する:** トレンドベース、ビジネスドライバーベースなど、採用されている予測方法、または両方の予測方法の組み合わせに基づいて、予測および予算編成プロセスを定義します。予算は計算された現実的なもので、予測に基づいている必要があります。
+  **アラートと通知を設定する:** AWS Budgets アラートとコスト異常検出を使用して、アラートと通知を取得します。
+  **主要関係者と定期的なレビューを行う:** 例えば、IT、財務、プラットフォームの各チーム、およびその他のビジネス分野の関係者と、ビジネスの方向性や使用状況の変化について調整します。

## リソース
リソース

 **関連ドキュメント:** 
+  [AWS Cost Explorer](https://aws.amazon.com/aws-cost-management/aws-cost-explorer/) 
+  [AWS Cost and Usage Report](https://docs.aws.amazon.com/cur/latest/userguide/what-is-cur.html) 
+  [Cost Explorer で予測する](https://docs.aws.amazon.com/cost-management/latest/userguide/ce-forecast.html) 
+  [Quick 予測](https://docs.aws.amazon.com/quicksight/latest/user/forecasts-and-whatifs.html) 
+  [AWS Budgets](https://aws.amazon.com/aws-cost-management/aws-budgets/) 

 **関連動画:** 
+  [AWS Budgets を使用して支出と使用量を追跡するにはどうすればよいですか?](https://www.youtube.com/watch?v=Ris23gKc7s0)
+  [AWS コスト最適化シリーズ: AWS Budgets](https://www.youtube.com/watch?v=5vYEVQzoMeM) 

 **関連する例:** 
+  [ドライバーベースの予測を理解し構築する](https://aws.amazon.com/blogs/aws-cloud-financial-management/understand-and-build-driver-based-forecasting/) 
+  [予測の文化を醸成する方法](https://aws.amazon.com/blogs/aws-cloud-financial-management/how-to-establish-and-drive-a-forecasting-culture/) 
+  [クラウドコスト予測の改善方法](https://aws.amazon.com/blogs/aws-cloud-financial-management/forecasting-blog-series-1-3-ways-to-more-effectively-forecast-cloud-spend/) 
+  [適切なツールによるクラウドコスト予測](https://aws.amazon.com/blogs/aws-cloud-financial-management/using-the-right-tools-for-your-cloud-cost-forecasting/) 

# COST01-BP04 組織のプロセスにコスト意識を採り入れる
COST01-BP04 組織のプロセスにコスト意識を採り入れる

コスト意識を高め、透明性を強化し、使用量に影響する新規または既存のプロセスにコストの説明責任を採り入れ、コスト意識に関する既存のプロセスを活用します。従業員のトレーニングにコスト意識の要素を採り入れます。

 **このベストプラクティスを活用しない場合のリスクレベル:** 高 

## 実装のガイダンス
実装のガイダンス

コスト意識は、組織の新規および既存のプロセスに採り入れる必要があります。他のベストプラクティスの基盤となる前提条件の機能の 1 つです。可能な限り既存のプロセスを再利用し、修正することが推奨されます。これにより、俊敏性と速度への影響を最小化することができます。クラウドのコストをテクノロジーチームと、ビジネスチームおよび財務チームの意思決定者に報告して、コスト意識を高め、効率性についての重要業績評価指標 (KPI) を財務およびビジネス部門関係者向けに確立します。次の推奨事項は、ワークロードにコスト意識を実装するのに役立ちます。
+ 変更による財務への影響を数値化するコスト測定が変更管理に含まれていることを確認します。これは、コスト関連の懸念に積極的に対処し、コスト削減を強調するのに役立ちます。
+ コスト最適化が、業務能力の中核をなす要素であることを確認します。例えば、既存のインシデント管理プロセスを活用して、コストと使用量に関する異常値 (コスト超過) の根本原因を調査、特定することができます。
+ オートメーションやツールにより、コスト削減とビジネス価値の実現を加速します。導入コストを考える場合、時間や費用の投資を正当化するために、投資収益率 (ROI)の要素を含むように話を組み立てます。
+ コミットメントベースの購入オプション、共有サービス、マーケットプレイスでの購入を含むクラウド使用に対してショーバックまたはチャージバックを実施し、最もコストを意識したクラウド消費を促進することで、クラウドのコストを配分します。
+ 既存のトレーニングおよび開発プログラムを拡張し、コスト意識向上のためのトレーニングを組織全体で実施します。これには継続的なトレーニングと認定を含めることをお勧めします。これにより、コストと使用量を自己管理できる組織が育成されます。
+ [AWS Cost Anomaly Detection](https://aws.amazon.com/aws-cost-management/aws-cost-anomaly-detection/)、[AWS Budgets](https://aws.amazon.com/aws-cost-management/aws-budgets/)、[AWS Budgets レポート](https://aws.amazon.com/about-aws/whats-new/2019/07/introducing-aws-budgets-reports/)のような無料の AWS ネイティブツールを利用します。

組織が[クラウド財務管理](https://aws.amazon.com/aws-cost-management/) (CFM) プラクティスを一貫して採用すると、それらの行動は仕事や意思決定の方法に根付いていきます。その結果、新しいクラウドで生まれたアプリケーションを設計する開発者から、これらの新しいクラウド投資の ROI を分析する財務マネージャーに至るまで、よりコストを意識した文化が生まれます。

**実装手順**
+ **関連する組織のプロセスを把握する: **各組織単位は、そのプロセスをレビューし、コストと使用状況に影響を与えるプロセスを特定します。リソースの作成や終了につながるすべてのプロセスをレビュー対象とする必要があります。インシデント管理やトレーニングなど、ビジネスにおけるコスト意識の支援につながるプロセスを探します。
+ **コストを意識した自立的な企業文化を確立する:** すべての関係者がクラウドのコストを理解できるように、変更原因と影響をコストとして認識するようにします。これにより、組織がコストを意識したイノベーションの文化を自立的に確立することができます。
+ **コストを意識したプロセスに更新する:** 各プロセスをコストが意識されるよう変更します。このプロセスでは、コストの影響の評価などの追加の事前チェック、またはコストと使用状況の予想された変化が発生したかどうかを検証する事後チェックが必要になる場合があります。トレーニングやインシデント管理などのサポートプロセスは、コストと使用状況の項目を含むように拡張できます。

ご不明な点がありましたら、アカウントチームを通じて CFM のエキスパートにお問い合わせいただくか、以下のリソースや関連ドキュメントをご覧ください。

## リソース
リソース

 **関連ドキュメント:** 
+ [AWS クラウド財務管理](https://aws.amazon.com/aws-cost-management/)

 **関連する例:** 
+  [効率的なクラウドコスト管理の戦略](https://aws.amazon.com/blogs/enterprise-strategy/strategy-for-efficient-cloud-cost-management/) 
+  [コスト管理ブログシリーズ \$13: コストショックの扱い方](https://aws.amazon.com/blogs/aws-cloud-financial-management/cost-control-blog-series-3-how-to-handle-cost-shock/) 
+  [AWS Cost Management 初心者ガイド](https://aws.amazon.com/blogs/aws-cloud-financial-management/beginners-guide-to-aws-cost-management/) 

# COST01-BP05 コスト最適化に関して報告および通知する
COST01-BP05 コスト最適化に関して報告および通知する

 クラウド予算を設定して、使用量の異常を検出するメカニズムを設定します。関連ツールで、事前定義済み目標に対するコストと使用量に関連するアラートを設定し、使用量がそれらの目標を超えた場合に通知を受け取るようにします。定期的にミーティングを開催して、ワークロードのコスト効率を分析し、社内にコスト意識を浸透させます。

 **このベストプラクティスを活用しない場合のリスクレベル:** 低 

## 実装のガイダンス
実装のガイダンス

 組織内のコストと使用量の最適化について、定期的に報告する必要があります。コストパフォーマンスについて話し合う専用セッションの運用や、ワークロードの定期的な運用レポートサイクルにコスト最適化を盛り込むことも意味があるでしょう。サービスとツールを使用して、コストパフォーマンスを定期的にモニタリングし、コスト節減機会を実現します。  

 [AWS Cost Explorer](https://aws.amazon.com/aws-cost-management/aws-cost-explorer/) を使用して、複数のフィルターと詳細度でコストと使用状況を確認できます。これにより、サービス別またはアカウント別のコスト、日次コスト、マーケットプレイスコストなどのダッシュボードとレポートが表示されます。設定された予算に対するコストと使用量の進行状況を追跡するには、[AWS Budgets レポート](https://aws.amazon.com/about-aws/whats-new/2019/07/introducing-aws-budgets-reports/)を使用します。

 [AWS Budgets](https://aws.amazon.com/aws-cost-management/aws-budgets/) を使用して、コストと使用状況を追跡し、しきい値を超えた場合に E メールまたは Amazon Simple Notiﬁcation Service (Amazon SNS) 通知から受信したアラートにすばやく対応できるようにカスタム予算を設定します。[優先予算](https://docs.aws.amazon.com/cost-management/latest/userguide/budgets-create.html)期間を日次、月次、四半期、または年次に設定し、特定の予算制限を作成して、実際のコストまたは予測コストと使用状況が予算しきい値に対してどのように推移するかを常に把握します。[アラート](https://docs.aws.amazon.com/cost-management/latest/userguide/sns-alert-chime.html)とそれらのアラートに対する[アクション](https://docs.aws.amazon.com/cost-management/latest/userguide/budgets-controls.html)を設定し、自動的に実行することも、予算目標を超えたときに承認プロセスを通じて実行するようにもできます。

 コストと使用状況に関する通知を実装して、想定外の場合にコストと使用状況の変化を迅速に処理できるようにします。[AWS Cost Anomaly Detection](https://aws.amazon.com/aws-cost-management/aws-cost-anomaly-detection/) を使用すると、イノベーションを遅らせることなく想定外のコストを減らし、制御を強化できます。AWS Cost Anomaly Detection は異常な支出と根本原因を特定し、想定外の請求のリスクを減らすために役立ちます。3 つのシンプルなステップで、状況に応じて独自のモニタを作成し、異常な支出が検出されたときにアラートを受け取ることができます。

 [Quick](https://aws.amazon.com/quicksight/) と AWS Cost and Usage Report (CUR) データを使用して、高度にカスタマイズされたレポートでより詳細なデータを示すこともできます。Quick では、レポートのスケジュールを設定したり、過去のコストと使用状況やコスト削減の機会に関する定期的なコストレポート E メールを受信したりできます。高度な可視性をもたらす、Quick 上に構築された [Cost Intelligence Dashboard](https://aws.amazon.com/blogs/aws-cloud-financial-management/a-detailed-overview-of-the-cost-intelligence-dashboard/) (CID) ソリューションを確認してください。

 [AWS Trusted Advisor](https://aws.amazon.com/premiumsupport/technology/trusted-advisor/) を使用すると、プロビジョニングされたリソースがコスト最適化のための AWS のベストプラクティスに準拠しているかどうかを検証するためのガイダンスが提供されます。

 視覚的なグラフで、詳細なコストと使用量に関する Savings Plans のレコメンデーションを確認できます。時間単位のグラフには、オンデマンドの支出と推奨される Savings Plans のコミットメントが表示され、推定削減額、Savings Plans の適用範囲、Savings Plans 使用率に関するインサイトが得られます。これにより、組織は支出分析モデルの構築に時間とリソースを費やすことなく、毎時の支出にどのように Savings Plans が適用されているかを理解できます。

 Savings Plans、リザーブドインスタンス、および Amazon EC2 の適切なサイズ設計に関する AWS Cost Explorer からのレコメンデーションを含んだレポートを定期的に作成して、定常状態のワークロード、アイドルおよび使用量の少ないリソースに関するコストの削減を開始します。デプロイされているリソースのうち、クラウドの無駄に関する費用を特定し、回収します。クラウドの無駄は、サイズ設定が正しくないリソースが作成されたときや、使用量のパターンが予想とは異なるときに発生します。AWS のベストプラクティスに従って無駄を削減するか、アカウントチームやパートナーにクラウドコストの[最適化と節約](https://aws.amazon.com/aws-cost-management/aws-cost-optimization/)の支援を依頼します。

 定期的にレポートを作成し、リソースの購入オプションを改善することで、ワークロードの単価を下げることができます。Savings Plans、リザーブドインスタンス、Amazon EC2 スポットインスタンスなどの購入オプションは、耐障害性の高いワークロードのコストを最も低く抑え、関係者 (ビジネス所有者、財務チーム、テクノロジーチーム) がこれらのコミットメントの議論に参加できるようにするものです。

 クラウドの総保有コスト (TCO) の削減に役立つ可能性のある機会または新しいリリースの発表を含むレポートを共有します。新しいサービス、リージョン、機能、ソリューション、またはさらにコスト削減を実現する新しい方法を採用します。

### 実装手順
実装手順
+  **AWS Budgets を設定する:** ワークロードのすべてのアカウントで AWS Budgets を設定します。タグを使用して、アカウント全体の支出の予算とワークロードの予算を設定します。
  +  [Well-Architected ラボ: コストと使用に関するガバナンス](https://wellarchitectedlabs.com/Cost/Cost_Fundamentals/100_2_Cost_and_Usage_Governance/README.html) 
+  **コスト最適化について報告する:** ワークロードの効率について話し合い、分析する定期的なミーティングを設定します。確立されたメトリクスを使用して、達成されたメトリクスとそれを達成するためにかかったコストを報告します。好ましくない傾向を特定して修正すると共に、組織全体で推進できるような改善傾向を特定します。報告には、アプリケーションチームと所有者、財務、およびクラウド支出に関する主要な意思決定者の代表者が参加する必要があります。

## リソース
リソース

 **関連ドキュメント:** 
+  [AWS Cost Explorer](https://docs.aws.amazon.com/cost-management/latest/userguide/ce-what-is.html) 
+  [AWS Trusted Advisor](https://aws.amazon.com/premiumsupport/technology/trusted-advisor/) 
+  [AWS Budgets](https://aws.amazon.com/aws-cost-management/aws-budgets/) 
+  [AWS Cost and Usage Report](https://docs.aws.amazon.com/cur/latest/userguide/what-is-cur.html) 
+  [AWS Budgets ベストプラクティス](https://docs.aws.amazon.com/cost-management/latest/userguide/budgets-best-practices.html#budgets-best-practices-setting-budgets%3Fsc_channel=ba%26sc_campaign=aws-budgets%26sc_medium=manage-and-control%26sc_content=web_pdp%26sc_detail=how-do-I%26sc_outcome=aw%26trk=how-do-I_web_pdp_aws-budgets) 
+  [Amazon S3 分析](https://docs.aws.amazon.com/AmazonS3/latest/userguide/analytics-storage-class.html) 

 **関連する例:** 
+  [AWS クラウドコストの最適化を開始する主な方法](https://aws.amazon.com/blogs/aws-cloud-financial-management/key-ways-to-start-optimizing-your-aws-cloud-costs/) 

# COST01-BP06 コストをプロアクティブにモニタリングする
COST01-BP06 コストをプロアクティブにモニタリングする

ツールとダッシュボードを実装して、ワークロードのコストをプロアクティブにモニタリングします。通知を受けたときだけコストやカテゴリを見るのではなく、設定されたツールや既存のツールで定期的にコストを見直しましょう。コストをプロアクティブにモニタリングし、分析することで、ポジティブな傾向を把握し、組織全体で推進することが可能になります。

 **このベストプラクティスを活用しない場合のリスクレベル:** 中 

## 実装のガイダンス
実装のガイダンス

例外や異常がある場合に限らず、組織内のコストと使用量を事前にモニタリングすることを推奨します。オフィスや職場環境全体を高度に可視化するダッシュボードにより、主な担当者が必要な情報にアクセスできるようになります。また組織がコスト最適化を重視していることを示すことができます。可視化されたダッシュボードにより、成功事例を積極的に推進し、組織全体で実践することができます。

[AWS Cost Explorer](https://aws.amazon.com/aws-cost-management/aws-cost-explorer/) または [Amazon Quick](https://aws.amazon.com/quicksight/) などの他のダッシュボードを使用してコストを確認しプロアクティブに分析するための、日次または頻繁なルーチンを作成します。AWS サービスの使用量とコストを AWS アカウントレベル、ワークロードレベル、または特定の AWS サービスレベルでグループ化とフィルタリングを使用して分析し、予想どおりかどうかを検証します。時間単位、リソース単位の詳細度やタグを使用して、上位リソースの発生コストをフィルタリングし、特定します。AWS ソリューションアーキテクトによって構築された [Amazon Quick](https://aws.amazon.com/quicksight/) ソリューションである [Cost Intelligence Dashboard](https://wellarchitectedlabs.com/cost/200_labs/200_cloud_intelligence/) を使用して独自のレポートを作成し、予算を実際のコストや使用状況と比較することもできます。

**実装手順**
+  **コスト最適化について報告する:** ワークロードの効率について話し合い、分析する定期的なミーティングを設定します。確立されたメトリクスを使用して、達成されたメトリクスとそれを達成するためにかかったコストを報告します。ネガティブな傾向を特定して修正し、ポジティブな傾向を特定して組織全体に普及させます。報告には、アプリケーションチームと所有者、財務、経営の代表者が参加する必要があります。
+ **コストと使用量の日次詳細度 [AWS Budgets](https://aws.amazon.com/blogs/aws-cloud-financial-management/launch-daily-cost-and-usage-budgets/) を作成してアクティブ化し、潜在的なコスト超過を防ぐためのアクションをタイムリーに実行する:** AWS Budgets ではアラート通知を設定できるため、予算タイプが事前設定されたしきい値から外れても常に把握できます。AWS Budgets を活用する最善の方法は、予想されるコストと使用量を限度として設定することです。それにより、予算を超えたものは使い過ぎとみなすことができます。
+ **コストモニタとして AWS Cost Anomaly Detection を作成する: **[AWS Cost Anomaly Detection](https://aws.amazon.com/aws-cost-management/aws-cost-anomaly-detection/) は、高度な機械学習テクノロジーによって異常な支出と根本原因を特定するため、迅速に対策を講じることができます。評価したい支出セグメント (例えば、個々の AWS サービス、メンバーアカウント、コスト配分タグ、コストカテゴリ) を定義するコストモニタを設定することができ、アラート通知をいつ、どこで、どのように受け取るかを設定することが可能です。各モニタには、ビジネスオーナーやテクノロジーチーム向けの複数のアラートサブスクリプションをアタッチし、各サブスクリプションの名前、コスト影響しきい値、アラート頻度 (個別アラート、日次サマリー、週次サマリー) などを設定します。
+ **AWS Cost Explorer を使用して、または AWS Cost and Usage Report (CUR) データを Amazon Quick ダッシュボードに統合して、組織のコストを可視化する:** AWS Cost Explorer には、経時的に AWS コストと使用状況を確認し、理解して管理することを可能にする使いやすいインターフェイスがあります。カスタマイズ可能でアクセスしやすい [Cost Intelligence Dashboard](https://wellarchitectedlabs.com/cost/200_labs/200_cloud_intelligence/) が、独自のコスト管理と最適化ツールの基盤作成を支援します。

## リソース
リソース

 **関連ドキュメント:** 
+ [AWS Budgets](https://aws.amazon.com/aws-cost-management/aws-budgets/)
+ [AWS Cost Explorer](https://aws.amazon.com/aws-cost-management/aws-cost-explorer/)
+ [日次コストおよび使用量の予算](https://aws.amazon.com/blogs/aws-cloud-financial-management/launch-daily-cost-and-usage-budgets/)
+ [AWS Cost Anomaly Detection](https://aws.amazon.com/aws-cost-management/aws-cost-anomaly-detection/)

 **関連する例:** 
+ [Slack による AWS Cost Anomaly Detection アラート](https://aws.amazon.com/aws-cost-management/resources/slack-integrations-for-aws-cost-anomaly-detection-using-aws-chatbot/)

# COST01-BP07 新しいサービスリリースに関する最新情報を把握しておく
COST01-BP07 新しいサービスリリースに関する最新情報を把握しておく

 エキスパートや AWS パートナーに定期的に相談して、コストの低いサービスと機能を検討します。AWS のブログやその他の情報ソースを確認します。

 **このベストプラクティスを活用しない場合のリスクレベル:** 中 

## 実装のガイダンス
実装のガイダンス

AWS は常に新しい機能を追加しているため、最新のテクノロジーを利用して、実験とイノベーションをより迅速に行うことができます。新しい AWS のサービスや機能を実装することで、ワークロードのコスト効率を改善できる場合があります。新しいサービスと機能のリリース情報については、「[AWS Cost Management](https://aws.amazon.com/aws-cost-management/)」、「[AWS ニュースブログ](https://aws.amazon.com/blogs/aws/)」、「[AWS コスト管理ブログ](https://aws.amazon.com/blogs/aws-cloud-financial-management/)」、「[AWS の最新情報](https://aws.amazon.com/new/)」を定期的に確認してください。「最新情報」では、AWS サービス、機能、リージョン拡大の発表があった際に、その概要をお知らせしています。

**実装手順**
+  **ブログをサブスクライブする:** AWS ブログのページにアクセスし、最新情報ブログやその他の関連ブログにサブスクライブします。[通信設定](https://pages.awscloud.com/communication-preferences?languages=english)ページで E メールアドレスを使用してサインアップできます。
+ **AWS ニュースをサブスクライブする:** 新しいサービスと機能のリリース情報については、「[AWS ニュースブログ](https://aws.amazon.com/blogs/aws/)」および「[AWS の最新情報](https://aws.amazon.com/new/)」を定期的に参照してください。RSS フィードまたは E メールでお知らせやリリースを購読することができます。
+ **AWS の値下げをフォローする:** すべてのサービスにおいて定期的な値下げを行うことは、AWS がその規模から得られる経済的な効率性をお客様に還元するための標準的な方法です。AWS は 2006 年以降、134 回値下げしています (2023 年 9 月 20 日現在)。料金面の懸念から経営判断を保留しているものがあれば、値下げや新サービス統合後に再度見直すことも可能です。Amazon Elastic Compute Cloud (Amazon EC2) インスタンスを含む過去の値下げの取り組みについては、[「AWS ニュースブログ」の料金引き下げカテゴリ](https://aws.amazon.com/blogs/aws/category/price-reduction/)を参照してください。
+ **AWS のイベントおよび交流: **ローカルの AWS サミットや、地域内の他の組織との交流に参加しましょう。直接参加できない場合は、バーチャルイベントに参加して、AWS のエキスパートや他のお客様のビジネスケースから情報を得るようにしてください。
+ **アカウントチームとのミーティングを設ける:** アカウントチームとの定期的なミーティングを設定し、チームと会い、業界の動向と AWS のサービスについて話し合います。アカウントマネージャー、ソリューションアーキテクト、サポートチームに相談します。

## リソース
リソース

 **関連ドキュメント:** 
+  [AWS コスト管理](https://aws.amazon.com/aws-cost-management/) 
+ [AWS の最新情報](https://aws.amazon.com/new/)
+  [AWS ニュースブログ](https://aws.amazon.com/blogs/aws/) 

 **関連する例:** 
+  [Amazon EC2 - IT コストの最適化と削減に取り組んだ 15 年間](https://aws.amazon.com/blogs/aws-cost-management/amazon-ec2-15th-years-of-optimizing-and-saving-your-it-costs/) 
+ [AWS ニュースブログ - 料金引き下げ](https://aws.amazon.com/blogs/aws/category/price-reduction/)

# COST01-BP08 コスト意識を持つ文化を生み出す
COST01-BP08 コスト意識を持つ文化を生み出す

 コストを意識した企業文化を醸成するために、組織全体で改革やプログラムを実施しましょう。まず小さく始めて、機能や組織でのクラウド利用の増加に合わせて規模を拡大していき、さまざまなプログラムを運用していくことをお勧めします。

 **このベストプラクティスを活用しない場合のリスクレベル:** 低 

## 実装のガイダンス
実装のガイダンス

コスト意識を持つ文化があると、組織全体で有機的かつ分散的に実行されるベストプラクティスを通じて、コストの最適化とクラウド財務管理 (財務運用、Cloud Center of Excellence、クラウド運用チームなど) の規模を拡大できます。コスト意識を持つことで、トップダウンで集中的に行う厳格なアプローチと比較して、最小限の労力で組織全体に高いレベルの能力を生み出すことができます。

クラウドコンピューティング、特にクラウドコンピューティングの主なコスト要因についてのコスト意識を持つことで、チームは予想される変更の成果をコスト面で理解できます。クラウド環境にアクセスするチームは、料金モデルを意識することと併せ、従来のオンプレミスデータセンターとクラウドコンピューティングの違いを意識する必要があります。

コストを意識する文化の主な利点は、技術チームが必要に応じて消極的なコスト最適化を行うのではなく、積極的かつ継続的にコストを最適化することにあります (例えば、新しいワークロードを設計する場合や既存のワークロードを変更する場合、コストは機能要件でないとみなされます)。

この文化のわずかな変化が、現在および将来のワークロードの効率に大きな影響を与える可能性があります。これには、次のような例があります。
+ エンジニアリングチームに可視性を与え、意識を高めることで、自分たちが何をしているのか、コスト面にどのような影響を与えるのかを理解させることができます。
+ 組織全体のコストと使用量にゲーム的要素を取り入れる。これは、公開ダッシュボードや、チーム間の標準コストと標準使用量 (ワークロードあたりのコストやトランザクションあたりのコストなど) を比較するレポートによって実行できます。
+ コスト効率を認識する。自発的または独断で行なったコスト最適化の成果を公開または非公開で評価して、間違いから学び、今後繰り返さないようにします。
+ あらかじめ設定された予算でワークロードを実行するために、トップダウンの組織的要件を作成します。
+ 変更のビジネス要件と、アーキテクチャインフラストラクチャまたはワークロード設定に対して要求された変更がコストに及ぼす影響を探求して、必要な分だけを支払うようにします。
+ 変更計画者は、想定される変更のコストへの影響を意識し、高いコスト効率でビジネス成果をもたらすように関係者に確認してもらう必要があります。

**実装手順**
+ **クラウドコストをテクノロジーチームに報告する:** これによりコスト意識を高め、財務およびビジネス関係者にとって効率的な KPI を確立します。
+ **予定されている変更を関係者やチームメンバーに通知する:** 予定されている変更とワークロードに対する費用対効果を週次の変更ミーティングで協議するための議題を作成します。
+ **アカウントチームとのミーティングを設ける: **アカウントチームとの定期的なミーティングを設定し、業界の動向と AWS のサービスについて話し合います。アカウントマネージャー、アーキテクト、サポートチームと話します。
+ **成功事例を共有する:** ワークロード、AWS アカウント、または組織のコスト削減に関する成功事例を共有して、コスト最適化に関する前向きな姿勢と励みにします。
+ **トレーニング: **技術チームやチームメンバーが、AWS クラウドに関するリソースコストを意識するためのトレーニングを受けられるようにします。
+ **AWS のイベントおよび交流: **ローカルの AWS サミットや、地域内の他の組織との交流に参加します。
+  **ブログをサブスクライブする:** AWS ブログページに移動し、[最新情報ブログ](https://aws.amazon.com/new/)やその他の関連ブログにサブスクライブして、AWS が共有する新しいリリース、実装、例、変更をチェックします。

## リソース
リソース

 **関連ドキュメント:** 
+  [AWS ブログ](https://aws.amazon.com/blogs/) 
+  [AWS コスト管理](https://aws.amazon.com/blogs/aws-cost-management/) 
+  [AWS ニュースブログ](https://aws.amazon.com/blogs/aws/) 

 **関連する例:** 
+  [AWS クラウド財務管理](https://aws.amazon.com/blogs/aws-cloud-financial-management/) 

# COST01-BP09 コスト最適化によるビジネス価値を数値化する
COST01-BP09 コスト最適化によるビジネス価値を数値化する

 コスト最適化でビジネス価値を数値化することで、組織に対するメリットの全体像を把握できます。コスト最適化は必要な投資であるため、ビジネス価値を数値化することで、各ステークホルダーに投資利益率を説明できます。ビジネス価値の数値化により、将来のコスト最適化投資に対して関係者からより多くの賛同を得ることができます。また、組織のコスト最適化活動の成果を測定するためのフレームワークを取得できます。

 **このベストプラクティスを活用しない場合のリスクレベル:** 中 

## 実装のガイダンス
実装のガイダンス

 ビジネス価値の数値化とは、企業の行動や決断がもたらす利益を測定することです。ビジネス価値は、有形 (経費の削減や利益の向上など) の場合もあれば、無形 (ブランドの評判や顧客満足度の向上など) の場合もあります。

 コスト最適化によるビジネス価値の数値化とは、支出を効率化する取り組みがもたらす価値や利益を判断することです。例えば、ある企業が AWS へのワークロードのデプロイに 100,000 USD を費やし、後日最適化した結果、品質や成果を損なうことなく、わずか 80,000 USD にコストダウンしたとします。この場合、コスト最適化がもたらすビジネス価値を数値化すると、20,000 USD の節約になります。しかし、単純な節約額だけでなく、納期の短縮や顧客満足度の向上、コスト最適化の取り組みの成果が現れたその他の指標を踏まえて、価値を数値化することもできます。関係者は、コスト最適化の潜在的価値、ワークロードの最適化にかかるコスト、投資収益率を判断する必要があります。

 コスト最適化によって節約した金額を報告することに加えて、実現した付加価値も数値化することをお勧めします。コスト最適化のメリットは通常、ビジネス成果に対して削減されたコストという観点で数値化されます。例えば、Savings Plans を購入すると、Amazon Elastic Compute Cloud (Amazon EC2) のコスト削減を数値化できます。Savings Plans により、コストを削減し、ワークロードの出力レベルを維持できます。アイドル状態の Amazon EC2 インスタンスを削除した場合や、アタッチされていない Amazon Elastic Block Store (Amazon EBS) ボリュームを削除した場合は、AWS の利用料削減を数値化できます。

 コスト最適化のメリットは、コスト削減やコスト回避にとどまりません。効率性向上とビジネス価値を測定するために、その他のデータを追加で取得することを検討してください。

### 実装手順
実装手順
+  **ビジネス上のメリットを評価する:** これは、AWS クラウドコストを分析、調整して、支出から得られるメリットを最大化するプロセスです。ビジネス価値を顧みずコスト削減にばかり着目するのではなく、コスト最適化がもたらすビジネス上の利点と投資収益率を検討してください。支出した金額からもっと価値を引き出せるようになります。賢く支出し、最大の収益率を見込める分野に投資および出費することが大切です。
+  **予測 AWS コストを分析する:** 予測により、財務関係者は、組織内外の他の利害関係者と見通しを立て、組織の財務予測の可能性を向上させることができます。[AWS Cost Explorer](https://aws.amazon.com/aws-cost-management/aws-cost-explorer/) を使用して、コストと使用量を予測できます。

## リソース
リソース

 **関連ドキュメント:** 
+ [AWS クラウドエコノミクス](https://aws.amazon.com/economics/)
+  [AWS ブログ](https://aws.amazon.com/blogs/) 
+  [AWS コスト管理](https://aws.amazon.com/blogs/aws-cost-management/) 
+  [AWS ニュースブログ](https://aws.amazon.com/blogs/aws/) 
+  [Well-Architected 信頼性の柱のホワイトペーパー](https://docs.aws.amazon.com/wellarchitected/latest/reliability-pillar/welcome.html) 
+  [AWS Cost Explorer](https://aws.amazon.com/aws-cost-management/aws-cost-explorer/) 

 **関連動画:** 
+ [AWS で Windows を使用してビジネス価値を実現する](https://aws.amazon.com/windows/tco/)

 **関連する例:** 
+ [CUSTOMER 360 のビジネス価値を測定し最大化する](https://pages.awscloud.com/measuring-and-maximizing-the-business-value-of-customer-360-062022.html)
+ [ Amazon Web Services マネージドデータベースを採用することのビジネス価値 ](https://pages.awscloud.com/rs/112-TZM-766/images/The Business Value of Adopting Amazon Web Services Managed Databases.pdf)
+ [独立系ソフトウェアベンダーが Amazon Web Services を採用することのビジネス価値](https://pages.awscloud.com/rs/112-TZM-766/images/The Business Value of Amazon Web Services %28AWS%29 for Independent Software Vendors %28ISVs%29.pdf)
+ [クラウドモダナイゼーションのビジネス価値](https://pages.awscloud.com/aws-cfm-known-business-value-of-cloud-modernization-2022.html)
+ [Amazon Web Services に移行することのビジネス価値](https://pages.awscloud.com/global-in-gc-500-business-value-of-migration-whitepaper-learn.html)