

# SUS 5 アーキテクチャでクラウドのハードウェアとサービスをどのように選択して、持続可能性目標を達成しますか?
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ハードウェア管理のプラクティスを変更することで、ワークロードの持続可能性に対する影響を軽減する機会を探します。プロビジョンおよびデプロイする必要があるハードウェアの数を最小化し、個別のワークロードにおいて最も効率的なハードウェアとサービスを選択します。

**Topics**
+ [SUS05-BP01 ニーズに合わせて最小限のハードウェアを使用する](sus_sus_hardware_a2.md)
+ [SUS05-BP02 影響が最も少ないインスタンスタイプを使用する](sus_sus_hardware_a3.md)
+ [SUS05-BP03 マネージドサービスを使用する](sus_sus_hardware_a4.md)
+ [SUS05-BP04 ハードウェアベースのコンピューティングアクセラレーターの使用を最適化する](sus_sus_hardware_a5.md)

# SUS05-BP01 ニーズに合わせて最小限のハードウェアを使用する
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ワークロードには最小限のハードウェアを使用し、ビジネスニーズを効率的に満たします。

 **一般的なアンチパターン:** 
+  リソースの使用率をモニタしていない。
+  アーキテクチャに使用率が低いリソースがある。
+  静的ハードウェアの使用率を見直してサイズを変更するかどうかを判断していない。
+  ビジネス KPI に基づいたコンピューティングインフラストラクチャのハードウェア使用率目標を設定していない。

 **このベストプラクティスを活用するメリット:** クラウドリソースのサイズを最適化することで、ワークロードによる環境への影響を減らし、費用を節約して、パフォーマンス基準を維持することができます。

 **このベストプラクティスを活用しない場合のリスクレベル:** 中 

## 実装のガイダンス
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 ワークロードに必要なハードウェアの総数を適切に選択して、全体の効率を改善します。AWS クラウドでは、[AWS Auto Scaling](https://aws.amazon.com/autoscaling/) などさまざまなメカニズムによって、リソースの数を必要に応じて柔軟に拡張または縮小することができ、需要の変化に対応することができます。また、リソースの変更を最小限の労力で実行できる [API と SDK](https://aws.amazon.com/developer/tools/) も用意されています。これらの機能を使用して、ワークロードの実装を頻繁に変更できます。さらに AWS ツールが提供する適切なサイジングのガイドラインを使用して、クラウドリソースを効率的に運用し、ビジネスニーズを満たすことができます。

 **実装手順** 
+  **インスタンスタイプを選択する:** ニーズに最適なインスタンスタイプを選びます。Amazon Elastic Compute Cloud インスタンスの選び方や、属性ベースのインスタンスの選択といったメカニズムの使用方法については、以下を参照してください。
  + [ワークロードに適した EC2 インスタンスタイプを選択する方法を教えてください。](https://aws.amazon.com/premiumsupport/knowledge-center/ec2-instance-choose-type-for-workload/)
  + [Amazon EC2 Fleet の属性ベースのインスタンスタイプの選択](https://docs.aws.amazon.com/AWSEC2/latest/UserGuide/ec2-fleet-attribute-based-instance-type-selection.html)
  + [属性ベースのインスタンスタイプの選択を使用して Auto Scaling グループを作成する](https://docs.aws.amazon.com/autoscaling/ec2/userguide/create-asg-instance-type-requirements.html)
+ **スケールする:** ワークロードの変動に合わせて少しずつスケールします。
+ **複数のコンピューティング購入オプションを使用する:** 複数のコンピューティング購入オプションを使用することで、インスタンスの柔軟性、スケーラビリティ、コスト削減の間のバランスを取ります。
  +  [Amazon EC2 オンデマンドインスタンス](https://docs.aws.amazon.com/AWSEC2/latest/UserGuide/ec2-on-demand-instances.html)は、インスタンスタイプやロケーション、処理時間の柔軟性が低い、ステートフルでスパイクが発生しやすい新規のワークロードに最適です。
  +  [Amazon EC2 スポットインスタンス](https://docs.aws.amazon.com/AWSEC2/latest/UserGuide/using-spot-instances.html)は、耐障害性と柔軟性を備えたアプリケーションに関して、他の方法を補完する優れた方法です。
  +  定常状態のワークロードには、[Compute Savings Plans](https://aws.amazon.com/savingsplans/compute-pricing/) を活用すれば、ニーズの変化 (AZ、リージョン、インスタンスファミリー、インスタンスタイプなど) に柔軟に対応できます。
+ **さまざまなインスタンスやアベイラビリティーゾーンを使用する:** 多様なインスタンスやアベイラビリティーゾーンを使用することで、アプリケーションの可用性を最大化し余剰のキャパシティを活用することができます。
+ **インスタンスを適切なサイズに設定する:** AWS ツールの適切なサイジングのレコメンデーションを使用して、ワークロードを調整します。詳細については、「[Optimizing your cost with Rightsizing Recommendations](https://docs.aws.amazon.com/latest/userguide/ce-rightsizing.html)」と「[適切なサイジング: ワークロードに適したインスタンスのプロビジョニング](https://docs.aws.amazon.com/latest/cost-optimization-right-sizing/cost-optimization-right-sizing.html)」を参照してください。
  + 適切なサイジングの機会を特定するには、AWS Cost Explorer の適切なサイジングのレコメンデーション、または [AWS Compute Optimizer](https://aws.amazon.com/compute-optimizer/) を使用します。
+ **サービスレベルアグリーメント (SLA) を見直す:** 容量を一時的に減らせるように SLA を見直すと同時に、オートメーションを使用して代替のリソースをデプロイします。

## リソース
<a name="resources"></a>

 **関連ドキュメント:** 
+ [持続可能な AWS インフラストラクチャの最適化、第一部:コンピュート編](https://aws.amazon.com/blogs/architecture/optimizing-your-aws-infrastructure-for-sustainability-part-i-compute/)
+ [新機能 — EC2 Auto Scaling と EC2 フリートの属性ベースのインスタンスタイプの選択](https://aws.amazon.com/blogs/aws/new-attribute-based-instance-type-selection-for-ec2-auto-scaling-and-ec2-fleet/)
+ [AWS Compute Optimizer のドキュメント](https://docs.aws.amazon.com/compute-optimizer/index.html)
+  [Operating Lambda: パフォーマンスの最適化 – Part 2](https://aws.amazon.com/blogs/compute/operating-lambda-performance-optimization-part-2/) 
+  [Auto Scaling ドキュメント](https://docs.aws.amazon.com/autoscaling/index.html) 

 **関連動画:** 
+ [AWS re:Invent 2023 – What's new with Amazon EC2](https://www.youtube.com/watch?v=mjHw_wgJJ5g)
+ [AWS re:Invent 2023 - Smart savings: Amazon Elastic Compute Cloud cost-optimization strategies](https://www.youtube.com/watch?v=_AHPbxzIGV0)
+ [AWS re:Invent 2022 - Optimizing Amazon Elastic Kubernetes Service for performance and cost on AWS](https://www.youtube.com/watch?v=5B4-s_ivn1o)
+ [AWS re:Invent 2023 - Sustainable compute: reducing costs and carbon emissions with AWS](https://www.youtube.com/watch?v=0Bl1SDU2HxI)

# SUS05-BP02 影響が最も少ないインスタンスタイプを使用する
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新しいインスタンスタイプを継続的にモニタして使用し、エネルギー効率の改善を活用します。

 **一般的なアンチパターン:** 
+  インスタンスの 1 つのファミリーのみを使用する。
+  x86 インスタンスのみを使用する。
+  Amazon EC2 Auto Scaling の設定で 1 つのインスタンスタイプを指定する。
+  AWS インスタンスが設計されていない方法で使用されている (例えば、メモリ集中型のワークロードに計算用に最適化されたインスタンスを使用した場合)。
+  新しいインスタンスタイプを定期的に評価しない。
+  [AWS Compute Optimizer](https://aws.amazon.com/compute-optimizer/) など、AWS の適切なサイジングツールのレコメンデーションを確認しない。

 **このベストプラクティスを活用するメリット:** エネルギー効率に優れた適切なサイズのインスタンスを使用することで、環境への影響とワークロードのコストを大幅に下げることができます。

 **このベストプラクティスを活用しない場合のリスクレベル:** 中 

## 実装のガイダンス
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 クラウドワークロードに効率的なインスタンスを使用することは、リソースの使用量を下げ、コスト効率を高めるために重要です。新しいインスタンスタイプのリリースを継続的にモニタし、エネルギー効率の改善を活用します。例えば、機械学習のトレーニングや推論、ビデオのトランスコーディングなど、特定のワークロードをサポートするように設計されたインスタンスタイプなどです。

## 実装手順
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+  **インスタンスタイプを探して詳しく調べる:** ワークロードによる環境への影響を減らすことができるインスタンスタイプを特定します。
  +  [AWS の最新情報](https://aws.amazon.com/new/)を購読して、AWS のテクノロジーとインスタンスに関する最新情報を入手します。
  +  さまざまな AWS インスタンスタイプについて学びます。
  +  Amazon EC2 でのワットあたりのエネルギー使用量が最も優れた、AWS Graviton ベースのインスタンスの詳細については、「[re:Invent 2020 - Deep dive on AWS Graviton2 processor-powered Amazon EC2 instances](https://www.youtube.com/watch?v=NLysl0QvqXU)」と「[Deep dive into AWS Graviton3 and Amazon EC2 C7g instances](https://www.youtube.com/watch?v=WDKwwFQKfSI&ab_channel=AWSEvents)」をご覧ください。
+  **環境への影響が最少のインスタンスタイプを使用する:** ワークロードを計画し、最も影響の少ないインスタンスタイプに移行します。
  +  ワークロードの新機能やインスタンスを評価するプロセスを定義します。クラウドの俊敏性を利用して、新しいインスタンスタイプがワークロード環境の持続可能性をどのように改善するかをすばやくテストします。プロキシメトリクスを使用して、1 つの作業単位を完了するのに必要なリソース数を測定します。
  +  可能な場合は、異なる数の vCPU と異なる量のメモリで動作するようにワークロードを変更して、インスタンスタイプの選択肢を最大化します。
  +  ワークロードのパフォーマンス効率を向上させるために、Graviton ベースのインスタンスへの移行を検討します。ワークロードを AWS Graviton に移行する方法の詳細については、「[AWS Graviton Fast Start でイノベーションを加速する](https://aws.amazon.com/ec2/graviton/fast-start/)」と「[Considerations when transitioning workloads to AWS Graviton-based Amazon Elastic Compute Cloud instances](https://github.com/aws/aws-graviton-getting-started/blob/main/transition-guide.md)」を参照してください。
  +  [AWS マネージドサービス](https://github.com/aws/aws-graviton-getting-started/blob/main/managed_services.md)を使用するときは、AWS Graviton の利用を検討します。
  +  持続可能性に対する影響が最も少なく、かつビジネス要件を満たすインスタンスを提供するリージョンにワークロードを移行します。
  +  機械学習のワークロードには、[AWS Trainium](https://aws.amazon.com/machine-learning/trainium/)、[AWS Inferentia](https://aws.amazon.com/machine-learning/inferentia/)、[Amazon EC2 DL1](https://aws.amazon.com/ec2/instance-types/dl1/) など、特定のワークロード専用のハードウェアを活用します。AWSInferentia インスタンス (Inf2 インスタンスなど) を使用することで、同等の Amazon EC2 インスタンスに比べ、ワットあたりのパフォーマンスが最大で 50% 向上します。
  +  ML 推論エンドポイントのサイズを適正化するときは、[Amazon SageMaker AI Inference Recommender](https://docs.aws.amazon.com/sagemaker/latest/dg/inference-recommender.html) を使用します。
  +  スパイクが発生しやすいワークロード (追加の容量が必要になる頻度が低いワークロード) には、[バーストパフォーマンスインスタンス](https://docs.aws.amazon.com/AWSEC2/latest/UserGuide/burstable-performance-instances.html)を使用します。
  +  ステートレスで耐障害性のあるワークロードには、[Amazon EC2 スポットインスタンス](https://docs.aws.amazon.com/AWSEC2/latest/UserGuide/using-spot-instances.html)を使用することで、クラウドの全体的な使用率を増やし、未使用のリソースが持続可能性に与える影響を減らします。
+ **運用しながら最適化する:** ワークロードインスタンスを運用し、最適化します。
  +  エフェメラルなワークロードの場合は、[インスタンスの Amazon CloudWatch メトリクス](https://docs.aws.amazon.com/AWSEC2/latest/UserGuide/viewing_metrics_with_cloudwatch.html#ec2-cloudwatch-metrics) (`CPUUtilization` など) を測定し、インスタンスがアイドル状態か、またはあまり利用されていないかを特定します。
  +  安定したワークロードの場合は、AWS の適切なサイジングツール ([AWS Compute Optimizer](https://aws.amazon.com/compute-optimizer/) など) を定期的にチェックし、インスタンスの最適化と適切なサイジングの機会を特定します。その他の例と推奨事項については、以下のラボを参照してください。
    + [Well-Architected Lab - Rightsizing Recommendations](https://catalog.workshops.aws/well-architected-cost-optimization/en-US/3-cost-effective-resources/40-rightsizing-recommendations-100)
    + [Well-Architected Lab - Rightsizing with Compute Optimizer](https://catalog.workshops.aws/well-architected-cost-optimization/en-US/3-cost-effective-resources/50-rightsizing-recommendations-200)
    + [Well-Architected Lab - Optimize Hardware Patterns and Observe Sustainability KPIs](https://catalog.workshops.aws/well-architected-sustainability/en-US/4-hardware-and-services/optimize-hardware-patterns-observe-sustainability-kpis)

## リソース
<a name="resources"></a>

 **関連ドキュメント:** 
+  [持続可能な AWS インフラストラクチャの最適化、第一部:コンピュート編](https://aws.amazon.com/blogs/architecture/optimizing-your-aws-infrastructure-for-sustainability-part-i-compute/) 
+  [AWS Graviton プロセッサ](https://aws.amazon.com/ec2/graviton/) 
+  [Amazon EC2 DL1 インスタンス](https://aws.amazon.com/ec2/instance-types/dl1/) 
+  [キャパシティ予約フリート](https://docs.aws.amazon.com/AWSEC2/latest/UserGuide/cr-fleets.html) 
+  [EC2 フリートとスポットフリート](https://docs.aws.amazon.com/AWSEC2/latest/UserGuide/spot-fleet.html) 
+  [Function Configuration](https://docs.aws.amazon.com/lambda/latest/dg/best-practices.html#function-configuration) 
+ [Amazon EC2 Fleet の属性ベースのインスタンスタイプの選択](https://docs.aws.amazon.com/AWSEC2/latest/UserGuide/ec2-fleet-attribute-based-instance-type-selection.html)
+ [持続可能で、効率的かつコストが最適化されたアプリケーションを AWS で構築する](https://aws.amazon.com/blogs/compute/building-sustainable-efficient-and-cost-optimized-applications-on-aws/)
+ [How the Contino Sustainability Dashboard Helps Customers Optimize Their Carbon Footprint](https://aws.amazon.com/blogs/apn/how-the-contino-sustainability-dashboard-helps-customers-optimize-their-carbon-footprint/)

 **関連動画:** 
+  [AWS re:Invent 2023 - AWS Graviton: The best price performance for your AWS workloads](https://www.youtube.com/watch?v=T_hMIjKtSr4) 
+  [AWS re:Invent 2023 - New Amazon Elastic Compute Cloud generative AI capabilities in AWS マネジメントコンソール](https://www.youtube.com/watch?v=sSpJ8tWCEiA) 
+  [AWS re:Invent 2023 = What's new with Amazon Elastic Compute Cloud](https://www.youtube.com/watch?v=mjHw_wgJJ5g) 
+  [AWS re:Invent 2023 - Smart savings: Amazon Elastic Compute Cloud cost-optimization strategies](https://www.youtube.com/watch?v=_AHPbxzIGV0) 
+  [AWS re:Invent 2021 - Deep dive into AWS Graviton3 and Amazon EC2 C7g instances](https://www.youtube.com/watch?v=WDKwwFQKfSI&ab_channel=AWSEvents) 
+ [AWS re:Invent 2022 - Build a cost-, energy-, and resource-efficient compute environment](https://www.youtube.com/watch?v=8zsC5e1eLCg)

 **関連する例:** 
+ [Solution: Guidance for Optimizing Deep Learning Workloads for Sustainability on AWS](https://aws.amazon.com/solutions/guidance/optimizing-deep-learning-workloads-for-sustainability-on-aws/)

# SUS05-BP03 マネージドサービスを使用する
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マネージドサービスを使用して、クラウドでより効率的に運用します。

 **一般的なアンチパターン:** 
+  アプリケーションの実行に、使用率が低い Amazon EC2 インスタンスを使用している。
+  社内チームはワークロードの管理のみを行っており、イノベーションや簡易化に焦点を当てる時間がない。
+  マネージドサービスではより効率的に実行できるタスク向けの技術をデプロイして維持している。

 **このベストプラクティスを活用するメリット:** 
+  マネージドサービスを使用すると、AWS に責任を移行できます。当社は、数百万のお客様から得られたインサイトで、新規イノベーションと効率性を促進しています。
+  マネージドサービスは、マルチテナントコントロールプレーンのおかげで、サービスの環境に対する影響を、多くのお客様に分散します。

 **このベストプラクティスを活用しない場合のリスクレベル:** 中 

## 実装のガイダンス
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マネージドサービスは、使用率を高く保つ責任と、デプロイされたハードウェアの持続可能性に対する最適化の責任を AWS に移します。また、マネージドサービスによって、サービス維持に伴う運用上および管理上の負担が軽減されるため、チームに時間の余裕ができイノベーションに集中できます。

 ワークロードを見直して、AWS マネージドサービスに置き換えることができるコンポーネントを特定します。例えば、[Amazon RDS](https://aws.amazon.com/rds/)、[Amazon Redshift](https://aws.amazon.com/redshift/)、[Amazon ElastiCache](https://aws.amazon.com/elasticache/) にはデータベースのマネージドサービスがあります。[Amazon Athena](https://aws.amazon.com/athena/)、[Amazon EMR ](https://aws.amazon.com/emr/)、[Amazon OpenSearch Service](https://aws.amazon.com/opensearch-service/) には分析のマネージドサービスがあります。

 **実装手順** 

1. **ワークロードのリストを作成する:** サービスとコンポーネントのワークロードをリストアップします。

1. **コンポーネントの候補を特定する:** コンポーネントを評価して、マネージドサービスに置き換えることができるものを特定します。マネージドサービスの使用を検討する場合の例を次に示します。    
[\[See the AWS documentation website for more details\]](http://docs.aws.amazon.com/ja_jp/wellarchitected/2024-06-27/framework/sus_sus_hardware_a4.html)

1. **移行計画を作成する:** 依存関係を特定して移行計画を作成します。同様にランブックやプレイブックも更新します。
   + [AWS Application Discovery Service](https://aws.amazon.com/application-discovery/) は、アプリケーションの依存関係と使用状況に関する詳細な情報を自動的に収集し提供するサービスです。移行の計画を立てる際に、充分な情報に基づいて意思決定を行えるようになります。

1. **テストを行う:** マネージドサービスに移行する前にサービスをテストします。

1. **セルフホスト型のサービスを置き換える:** 作成した移行計画に基づいて、セルフホスト型のサービスをマネージドサービスに置き換えます。

1. **モニタリングし調整する:** 移行の完了後は、サービスを継続的にモニタして、必要に応じて調整し、サービスを最適化します。

## リソース
<a name="resources"></a>

 **関連ドキュメント:** 
+ [AWS クラウド製品](https://aws.amazon.com/products/)
+ [AWS 総保有コスト (TCO) 計算ツール](https://calculator.aws/#/)
+  [ Amazon DocumentDB](https://aws.amazon.com/documentdb/) 
+  [Amazon Elastic Kubernetes Service (EKS)](https://aws.amazon.com/eks/) 
+  [Amazon Managed Streaming for Apache Kafka (Amazon MSK)](https://aws.amazon.com/msk/) 

 **関連動画:** 
+ [AWS re:Invent 2021 - Cloud operations at scale with AWS Managed Services](https://www.youtube.com/watch?v=OCK8GCImWZw)
+ [AWS re:Invent 2023 - Best practices for operating on AWS](https://www.youtube.com/watch?v=XBKq2JXWsS4)

# SUS05-BP04 ハードウェアベースのコンピューティングアクセラレーターの使用を最適化する
<a name="sus_sus_hardware_a5"></a>

高速コンピューティングインスタンスの使用を最適化することで、ワークロードの物理インフラストラクチャの需要を低減します。

 **一般的なアンチパターン:** 
+  GPU の使用状況を監視していない。
+  専用インスタンスがより高い性能、低コスト、ワットあたりの性能を実現できるのに対し、ワークロードに汎用インスタンスを使用している。
+  CPU ベースのコンピューティングアクセラレーターを使用した方が効率的なタスクに、ハードウェアベースのコンピューティングアクセラレーターを使用している。

 **このベストプラクティスを活用するメリット:** ハードウェアベースのアクセラレーターの使用を最適化することで、ワークロードの物理インフラストラクチャの需要を低減できます。

 **このベストプラクティスを活用しない場合のリスクレベル:** 中 

## 実装のガイダンス
<a name="implementation-guidance"></a>

 高い処理能力が必要な場合、高速コンピューティングインスタンスを使用すると、グラフィック処理ユニット (GPU) やフィールドプログラマブルゲートアレイ (FPGA) などのハードウェアベースのコンピューティングアクセラレーターを利用できるというメリットが得られます。これらのハードウェアアクセラレーターは、グラフィック処理やデータパターンマッチングなどの特定の機能を、CPU ベースの代替手段よりも効率的に実行します。レンダリング、トランスコーディング、機械学習など、多くの高速ワークロードは、リソースの使用量に大きなばらつきがあります。このハードウェアは必要な時間だけ実行し、不要になったら自動で廃止することで、消費されるリソースを最小化します。

## 実装手順
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+  **コンピューティングアクセラレーターの調査:** 要件に対応できる[高速コンピューティングインスタンス](https://docs.aws.amazon.com/AWSEC2/latest/UserGuide/accelerated-computing-instances.html)を特定します。
+  **専用ハードウェアの使用:** 機械学習ワークロードには、[AWSTrainium](https://aws.amazon.com/machine-learning/trainium/)、[AWSInferentia](https://aws.amazon.com/machine-learning/inferentia/)、[Amazon EC2 DL1](https://aws.amazon.com/ec2/instance-types/dl1/) など、ワークロードに特化した専用ハードウェアを活用してください。AWSInf2 インスタンスなどの Inferentia インスタンスは、[同等の Amazon EC2 インスタンスと比較してワットあたりのパフォーマンスが最大 50% 向上します](https://aws.amazon.com/machine-learning/inferentia/)。
+  **使用状況メトリクスのモニタリング:** 高速コンピューティングインスタンスの使用状況メトリクスを収集します。例えば、「[Amazon CloudWatch で NVIDIA GPU メトリクスを収集する](https://docs.aws.amazon.com/AmazonCloudWatch/latest/monitoring/CloudWatch-Agent-NVIDIA-GPU.html)」のように、CloudWatch エージェントを使用して GPU の `utilization_gpu` や `utilization_memory` などのメトリクスを収集できます。
+  **適切なサイズ:** ハードウェアアクセラレーターのコード、ネットワーク操作、設定を最適化し、基盤となるハードウェアが十分に活用されるようにします。
  +  [GPU 設定を最適化する](https://docs.aws.amazon.com/AWSEC2/latest/UserGuide/optimize_gpu.html) 
  +  [Deep Learning AMI での GPU のモニタリングと最適化](https://docs.aws.amazon.com/dlami/latest/devguide/tutorial-gpu.html) 
  +  [Amazon SageMaker AI での深層学習トレーニング時における、GPU パフォーマンスチューニングのための I/O 最適化](https://aws.amazon.com/blogs/machine-learning/optimizing-i-o-for-gpu-performance-tuning-of-deep-learning-training-in-amazon-sagemaker/) 
+  **最新に保つ:** 最新の高性能ライブラリと GPU ドライバーを使用します。
+  **不要なインスタンスの解放:** 使用しないときは、自動化を使用して GPU インスタンスを解放します。

## リソース
<a name="resources"></a>

 **関連ドキュメント:** 
+  [高速コンピューティング](https://aws.amazon.com/ec2/instance-types/#Accelerated_Computing) 
+ [Let's Architect\$1 Architecting with custom chips and accelerators](https://aws.amazon.com/blogs/architecture/lets-architect-custom-chips-and-accelerators/)
+ [ワークロードに適した EC2 インスタンスタイプを選択する方法を教えてください。](https://aws.amazon.com/premiumsupport/knowledge-center/ec2-instance-choose-type-for-workload/)
+  [Amazon EC2 VT1 Instances](https://aws.amazon.com/ec2/instance-types/vt1/) 
+ [Amazon SageMaker AI でコンピュータビジョン推論に最適な AI アクセラレータとモデルコンパイルを選択](https://aws.amazon.com/blogs/machine-learning/choose-the-best-ai-accelerator-and-model-compilation-for-computer-vision-inference-with-amazon-sagemaker/)

 **関連動画:** 
+ [AWS re:Invent 2021 - How to select Amazon EC2 GPU instances for deep learning](https://www.youtube.com/watch?v=4bVrIbgGWEA)
+  [AWS Online Tech Talks - Deploying Cost-Effective Deep Learning Inference](https://www.youtube.com/watch?v=WiCougIDRsw) 
+ [AWS re:Invent 2023 - Cutting-edge AI with AWS and NVIDIA](https://www.youtube.com/watch?v=ud4-z_sb_ps)
+ [AWS re:Invent 2022 - [NEW LAUNCH\$1] Introducing AWS Inferentia2-based Amazon EC2 Inf2 instances](https://www.youtube.com/watch?v=jpqiG02Y2H4)
+ [AWS re:Invent 2022 - Accelerate deep learning and innovate faster with AWS Trainium](https://www.youtube.com/watch?v=YRqvfNwqUIA)
+ [AWS re:Invent 2022 - Deep learning on AWS with NVIDIA: From training to deployment](https://www.youtube.com/watch?v=l8AFfaCkp0E)