

# 費用対効果の高いリソース
<a name="a-cost-effective-resources"></a>

**Topics**
+ [COST 5 サービスを選択する際、どのようにコストを評価すればよいですか?](w2aac19c13b9b5.md)
+ [COST 6 リソースタイプ、リソースサイズ、およびリソース数を選択する際、コスト目標を達成するにはどうすればよいですか?](w2aac19c13b9b7.md)
+ [COST 7 コスト削減のために、どのように料金モデルを使用すればよいですか?](w2aac19c13b9b9.md)
+ [COST 8 データ転送料金はどのように計画すればよいですか？](w2aac19c13b9c11.md)

# COST 5 サービスを選択する際、どのようにコストを評価すればよいですか?
<a name="w2aac19c13b9b5"></a>

Amazon EC2、Amazon EBS、Amazon S3 は、基盤となる AWS のサービスです。Amazon RDS や Amazon DynamoDB などのマネージドサービスは 、より高レベル、つまりアプリケーションレベルの AWS のサービスです。基盤となるサービスやマネージドサービスを適切に選択することで、このワークロードのコストを最適化できます。例えば、マネージドサービスを使用することで、管理や運用によって発生するオーバーヘッドを削減またはゼロにでき、アプリケーション開発やビジネス上の他の活動に注力できるようになります。

**Topics**
+ [COST05-BP01 組織のコスト要件を特定する](cost_select_service_requirements.md)
+ [COST05-BP02 このワークロードのすべてのコンポーネントを分析する](cost_select_service_analyze_all.md)
+ [COST05-BP03 各コンポーネントの詳細な分析を実行する](cost_select_service_thorough_analysis.md)
+ [COST05-BP04 コスト効率の高いライセンスを提供するソフトウェアを選択する](cost_select_service_licensing.md)
+ [COST05-BP04 組織の優先順位に従ってコストが最適化されるようにこのワークロードのコンポーネントを選択する](cost_select_service_select_for_cost.md)
+ [COST05-BP06 異なる使用量について経時的なコスト分析を実行する](cost_select_service_analyze_over_time.md)

# COST05-BP01 組織のコスト要件を特定する
<a name="cost_select_service_requirements"></a>

 チームメンバーと協力して、コストの最適化とこのワークロードのその他の柱とのバランス (パフォーマンスや信頼性など) を定義します。 

 **このベストプラクティスを活用しない場合のリスクレベル:** 高 

## 実装のガイダンス
<a name="implementation-guidance"></a>

ワークロードのサービスを選択する場合は、組織の優先順位を理解することが重要です。パフォーマンスや信頼性などの Well-Architected の柱と、コストとのバランスが取れているようにします。十分にコスト最適化されたワークロードとは組織の要件に最も適合するソリューションであって、必ずしも最低コストのソリューションとは限りません。組織内のすべてのチームと会合し、製品、ビジネス、技術、財務などの情報を収集します。

**実装手順**
+ ** 組織のコスト要件を特定する: **製品管理、アプリケーション所有者、開発および運用チーム、管理、財務ロールのメンバーなど、組織のチームメンバーとミーティングを行います。このワークロードとそのコンポーネントに対して Well-Architected の柱に優先順位を付けると、柱が順番に表示されたリストが出力されます。また、それぞれに重み付けを追加することもできます。これにより、柱がどの程度余分に重点化されているか、2 つの柱間の重点度がどの程度類似しているかを示すことができます。

## リソース
<a name="resources"></a>

 **関連するドキュメント:** 
+  [AWS 総保有コスト (TCO) 計算ツール](https://aws.amazon.com/tco-calculator/) 
+  [Amazon S3 ストレージクラス](https://aws.amazon.com/s3/storage-classes/) 
+  [クラウド製品](https://aws.amazon.com/products/) 

# COST05-BP02 このワークロードのすべてのコンポーネントを分析する
<a name="cost_select_service_analyze_all"></a>

 現在のサイズやコストに関係なく、すべてのワークロードが分析されることを確認します。見直しを行う際には、現在のコストや予想コストなどの潜在的利益を織り込む必要があります。 

 **このベストプラクティスを活用しない場合のリスクレベル:** 低 

## 実装のガイダンス
<a name="implementation-guidance"></a>

ワークロードのすべてのコンポーネントについて詳細な分析を実行します。分析コストと、そのライフサイクルで可能と考えられるワークロードの節減額のバランスを取るようにします。コンポーネントの現在の影響、および将来的に与えると考えられる影響を洗い出す必要があります。例えば、提案されたリソースのコストが月額 10 ドルで、予測負荷が月額 15 ドルを超えない場合に、コストを 50% (月額 5 ドル) 削減するために 1 日分の労力を費やすようでは、システムの寿命全体にわたって得られると考えられる利益を超えることになるかもしれません。データに基づくより高速でより効率的な予測を使用すると、このコンポーネントの全体的な成果を最善のものにできます。

ワークロードは時間の経過とともに変化する可能性があり、ワークロードのアーキテクチャや使用方法が変化すると、適切だったサービスの組み合わせが最適ではなくなってしまうことがあります。サービスの選択に関する分析には、現在および将来のワークロードの状態と使用量レベルが組み込まれる必要があります。将来のワークロードの状態や使用量に合わせてサービスを運用すると、今後の変更に必要な労力を軽減または削除できることになり、全体的なコストを削減できます。

[AWS Cost Explorer](https://aws.amazon.com/aws-cost-management/aws-cost-explorer/) および [AWS Cost and Usage Report](https://aws.amazon.com/aws-cost-management/aws-cost-and-usage-reporting/) (CUR) では、PoC (概念実証) または実行中の環境のコストを分析できます。また、 [AWS 料金見積りツール](https://calculator.aws/#/) を使用して、ワークロードのコストを見積もることもできます。

**実装手順**
+  **ワークロードコンポーネントをリスト化する: **すべてのワークロードコンポーネントのリストを作成します。これは、各コンポーネントが分析されたことを確認するための検証として使用されます。費やされる労力は、組織の優先順位によって定義されたワークロードの重要性を反映している必要があります。リソースをグループ化すると、機能的に効率が向上します (例えば、複数のデータベースがある場合は本番データベースストレージ)。
+  **コンポーネントリストに優先順位を付ける:** コンポーネントリストを取得して、労力をかける順で優先順位を付けます。これは通常、コンポーネントのコストが最も高価なものから最も安価なものへ、または組織の優先順位で定義されている重要度の順に並べられます。
+ ** 分析を実行する:** リストの各コンポーネントについて、使用可能なオプションとサービスを確認し、組織の優先順位に最適なオプションを選択します。

## リソース
<a name="resources"></a>

 **関連するドキュメント:** 
+  [AWS 料金見積りツール](https://calculator.aws/#/) 
+  [AWS Cost Explorer](https://aws.amazon.com/aws-cost-management/aws-cost-explorer/) 
+  [Amazon S3 ストレージクラス](https://aws.amazon.com/s3/storage-classes/) 
+  [クラウド製品](https://aws.amazon.com/products/) 

# COST05-BP03 各コンポーネントの詳細な分析を実行する
<a name="cost_select_service_thorough_analysis"></a>

 各コンポーネントの、組織にとっての全体的なコストを調べます。運用および管理のコスト、特にマネージドサービスを使用するコストを考慮して総所有コストを調べます。見直しを行う際には、分析に費やされた時間がコンポーネントのコストに比例しているなどの潜在的利益を織り込む必要があります。 

 **このベストプラクティスを活用しない場合のリスクレベル:** 低 

## 実装のガイダンス
<a name="implementation-guidance"></a>

時間短縮を検討して、チームが技術的な負債の返済、イノベーション、付加価値機能に集中できるようにします。例えば、オンプレミス環境からクラウド環境に「リフトアンドシフト」式にできるだけ早急に移行して、最適化は後回しにする必要性が生じる場合があります。ライセンスコストを排除または削減するマネージドサービスを利用して、コスト削減が可能なところを模索することには時間をかけるだけの価値があります。マネージドサービスによってサービス維持に伴う運用上および管理上の負担が軽減されるため、イノベーションに集中できます。さらに、マネージドサービスはクラウドのスケールで運用されるため、トランザクション単位またはサービス単位でコストを削減できます。

通常、マネージドサービスは、十分なキャパシティーを確保するために設定できる属性を備えています。この属性を設定およびモニタリングして、余剰キャパシティーを最小限に抑え、パフォーマンスを最大化する必要があります。AWS マネジメントコンソール や AWS API および SDK を使用して AWS Managed Services の属性を変更し、需要の変化に合わせてリソースのニーズを調整できます。例えば、Amazon EMR クラスターまたは Amazon Redshift クラスターのノード数を増減して、規模をスケールアウトまたはスケールインできます。

また、AWS リソースの複数のインスタンスを圧縮して、高密度に使用することもできます。例えば、単一の Amazon Relational Database Service (Amazon RDS) データベースインスタンスで、複数の小さなデータベースをプロビジョニングできます。使用量が増えたら、スナップショットや復元プロセスを使用して、そのデータベースの 1 つを専用 Amazon RDS データベースインスタンスに移行できます。

マネージドサービスでワークロードをプロビジョニングする際は、サービスキャパシティーの調整要件を理解する必要があります。主な要件としては、時間、労力、通常のワークロードオペレーションへの影響などが一般には考えられます。プロビジョニングされたリソースでは変更が発生するまでの時間が許容され、このために必要なオーバーヘッドをプロビジョニングする必要があります。サービス変更に必要な継続的労力は、システムに統合する API と SDK やAmazon CloudWatchなどのモニタリングツールを使用することで、実質ゼロまで減らすことができます。

[Amazon RDS](https://aws.amazon.com/rds/)io1[Amazon Redshift](https://aws.amazon.com/redshift/)、および [Amazon ElastiCache](https://aws.amazon.com/elasticache/) はマネージドデータベースサービスを提供します。[Amazon Athena](https://aws.amazon.com/athena/)io1[Amazon EMR](https://aws.amazon.com/emr/)、および [Amazon OpenSearch Service](https://aws.amazon.com/opensearch-service/) はマネージド型分析サービスを提供します。

[AMS](https://aws.amazon.com/managed-services/) は、エンタープライズのお客様やパートナーに代わって AWS インフラストラクチャを運用するサービスです。コンプライアンスに準拠したセキュアな環境で、ワークロードをデプロイできます。AMS では、エンタープライズクラウド運用モデルとオートメーションを使用して、組織の要件を満たし、クラウド移行を高速化し、継続的な管理コストを削減できます。

**実装手順**
+ ** 詳細な分析を実行する: **コンポーネントリストを使用して、各コンポーネントを優先度が高いものから処理します。優先度がより高く、より多くのコストがかかるコンポーネントについては、追加の分析を実行し、利用可能なすべてのオプションとその長期的な影響を評価します。優先度の低いコンポーネントの場合、使用状況の変化によってコンポーネントの優先度が変更するかどうかを評価し、かける労力の適切性の分析を実行します。

## リソース
<a name="resources"></a>

 **関連するドキュメント:** 
+  [AWS 総保有コスト (TCO) 計算ツール](https://aws.amazon.com/tco-calculator/) 
+  [Amazon S3 ストレージクラス](https://aws.amazon.com/s3/storage-classes/) 
+  [クラウド製品](https://aws.amazon.com/products/) 

# COST05-BP04 コスト効率の高いライセンスを提供するソフトウェアを選択する
<a name="cost_select_service_licensing"></a>

 オープンソースソフトウェアは、ワークロードに多大なコストをもたらすソフトウェアライセンスコストを排除することができます。ライセンスされたソフトウェアが必要な場合は、CPU などの任意の属性に結びついたライセンスは避け、出力または結果に結びついたライセンスを探します。これらのライセンスのコストは、提供するメリットに応じてより密にスケールされます。 

 **このベストプラクティスが確立されていない場合のリスクレベル:** 低 

## 実装のガイダンス
<a name="implementation-guidance"></a>

ソフトウェアライセンスのコストは、オープンソースソフトウェアを使用することで削減できます。オープンソースソフトウェアへの変更は、ワークロードサイズが拡大するにつれ、ワークロードコストに大きな影響を与える可能性があります。ライセンスを取得したソフトウェアの利点を総コストと比較して測定し、ワークロードを最適化します。ライセンス変更とその変更がワークロードコストに与える影響をモデリングします。あるベンダーがデータベースライセンスのコストを変更したなら、それがワークロードの全体的な効率にどのような影響を与えるかを調査します。ベンダーの過去の価格アナウンスを検討して、ベンダー製品全体のライセンス変更の傾向を検討してください。ライセンスコストは、ハードウェアごとにスケールするライセンス (CPU バウンドライセンス) など、スループットや使用量とは関係なくスケールされる場合があります。こうしたライセンスは、それに伴う成果が見られないままコストが急増する可能性があるため、避けてください。

**実装手順**
+ ** ライセンスオプションを分析する: **利用可能なソフトウェアのライセンス条項を確認します。必要な機能を備えたオープンソースのバージョンを探し、ライセンスされたソフトウェアの利点がコストを上回っているかどうかを確認します。有利な条件は、それが提供するメリットに照らして、コストを正当化します。
+ ** ソフトウェアプロバイダーを分析する: **ベンダーからの料金またはライセンスの変更履歴を確認します。特定のベンダーのハードウェアまたはプラットフォームで実行することについての懲罰的な条件など、結果に見合わない変更を調べます。また、監査の実行方法や課される可能性のある罰則についても確認します。

## リソース
<a name="resources"></a>

 **関連するドキュメント:** 
+  [AWS 総保有コスト (TCO) 計算ツール](https://aws.amazon.com/tco-calculator/) 
+  [Amazon S3 ストレージクラス](https://aws.amazon.com/s3/storage-classes/) 
+  [クラウド製品](https://aws.amazon.com/products/) 

# COST05-BP04 組織の優先順位に従ってコストが最適化されるようにこのワークロードのコンポーネントを選択する
<a name="cost_select_service_select_for_cost"></a>

 すべてのコンポーネントを選択したときのコストを考慮します。これには、アプリケーションレベルのサービスとマネージドサービス (Amazon Relational Database Service ([Amazon RDS](Amazon%20Relational%20Database%20Service%20(Amazon%20RDS))), [Amazon DynamoDB](https://docs.aws.amazon.com/dynamodb/?id=docs_gateway)、Amazon Simple Notification Service ([Amazon SNS](https://docs.aws.amazon.com/sns/?id=docs_gateway))、Amazon Simple Email Service ([Amazon SES](https://docs.aws.amazon.com/ses/?id=docs_gateway)) など) を使用して組織の全体的なコストを削減することが含まれます。サーバーレスやコンテナをコンピューティングに使用します。AWS Lambda、静的ウェブサイト用の Amazon Simple Storage Service ([Amazon S3](https://docs.aws.amazon.com/s3/?id=docs_gateway))、Amazon Elastic Container Service ([Amazon ECS](https://docs.aws.amazon.com/ecs/?id=docs_gateway)) などです。オープンソースソフトウェア、またはライセンス料金のないソフトウェア (コンピューティングワークロード用の Amazon Linux、データベースを [Amazon Aurora](https://docs.aws.amazon.com/rds/?id=docs_gateway)に移行するなど) を使用して、ライセンスコストを最小限に抑えます。 

 **このベストプラクティスを活用しない場合のリスクレベル:** 低 

## 実装のガイダンス
<a name="implementation-guidance"></a>

以下のサーバーレスまたはアプリケーションレベルのサービスを使用できます。 [AWS Lambda](https://aws.amazon.com/lambda/)io1[Amazon Simple Queue Service (Amazon SQS)](https://aws.amazon.com/sqs/)io1 [Amazon SNS](https://docs.aws.amazon.com/sns/?id=docs_gateway)、および [Amazon SES](https://docs.aws.amazon.com/ses/?id=docs_gateway).これらのサービスではリソースを管理する必要がなく、コード実行、キューサービス、メッセージ配信の機能を利用できます。もう 1 つの利点は、使用量に応じてパフォーマンスとコストをスケールするため、コスト配分とコストの帰属が効率的になることです。

サーバーレスの詳細については、 [Well-Architected サーバーレスアプリケーションレンズのホワイトペーパー](https://docs.aws.amazon.com/wellarchitected/latest/serverless-applications-lens/welcome.html)を参照してください。

** 実装手順**
+ ** 各サービスを選択してコストを最適化する: **優先順位リストと分析を使用して、組織の優先順位に最も合致する各オプションを選択します。

## リソース
<a name="resources"></a>

 **関連するドキュメント:** 
+  [AWS 総保有コスト (TCO) 計算ツール](https://aws.amazon.com/tco-calculator/) 
+  [Amazon S3 ストレージクラス](https://aws.amazon.com/s3/storage-classes/) 
+  [クラウド製品](https://aws.amazon.com/products/) 

# COST05-BP06 異なる使用量について経時的なコスト分析を実行する
<a name="cost_select_service_analyze_over_time"></a>

 ワークロードは時間の経過とともに変化することがあります。それぞれのサービスまたは機能のコスト効率は、使用レベルによって異なります。各コンポーネントについて予想使用量に基づく経時的な分析を実行することで、ワークロードのコスト効率性がそのライフタイム全体にわたって維持されます。 

 **このベストプラクティスを活用しない場合のリスクレベル:** 低 

## 実装のガイダンス
<a name="implementation-guidance"></a>

AWS で新しいサービスや機能がリリースされると、ワークロードに最適なサービスが変化する可能性があります。求められる労力は、潜在的な利点が反映されたものである必要があります。ワークロードレビューの頻度は、組織の要件によって異なります。ワークロードにかなりのコストがかかっている場合、新しいサービスの運用が早いほどコスト削減が最大になるため、レビュー頻度が高い方が有利です。レビューのトリガーとしては、使用パターンの変化も挙げられます。使用量が大幅に変化した場合は、別のサービスを使った方がよい場合もあります。たとえば、データ転送速度が高い場合、Direct Connect サービスのほうが VPN よりも安価で、必要な接続性能を提供できます。サービス変更時に起こりうる影響を予測すると、使用量レベルのトリガーをモニタリングできるため、費用対効果が最も高いサービスを速やかに運用できます。

**実装手順**
+ ** 予測された使用パターンを定義する: **マーケティングや製品所有者などの組織と協力して、ワークロードに対して期待および予測される使用パターンを文書化します。
+ ** 予測された使用量に基づくコスト分析を実行する:** 定義された使用パターンを使用して、これらの各ポイントで分析を実行します。分析作業は、潜在的な結果を反映する必要があります。例えば、使用量の変化が大きい場合は、コストと変更を確認するために詳細な分析を実行する必要があります。

## リソース
<a name="resources"></a>

 **関連するドキュメント:** 
+  [AWS 総保有コスト (TCO) 計算ツール](https://aws.amazon.com/tco-calculator/) 
+  [Amazon S3 ストレージクラス](https://aws.amazon.com/s3/storage-classes/) 
+  [クラウド製品](https://aws.amazon.com/products/) 

# COST 6 リソースタイプ、リソースサイズ、およびリソース数を選択する際、コスト目標を達成するにはどうすればよいですか?
<a name="w2aac19c13b9b7"></a>

対象タスクについて適切なリソースサイズおよびリソース数を選択していることを確認します。最もコスト効率の高いタイプ、サイズ、数を選択することで、無駄を最小限に抑えます。

**Topics**
+ [COST06-BP01 コストモデリングを実行する](cost_type_size_number_resources_cost_modeling.md)
+ [COST06-BP02 データに基づいてリソースタイプ、リソースサイズ、リソース数を選択する](cost_type_size_number_resources_data.md)
+ [COST06-BP03 メトリクスに基づいて自動的にリソースタイプ、リソースサイズ、リソース数を選択する](cost_type_size_number_resources_metrics.md)

# COST06-BP01 コストモデリングを実行する
<a name="cost_type_size_number_resources_cost_modeling"></a>

 組織の要件を特定し、ワークロードとその各コンポーネントのコストモデリングを実行します。さまざまな予測負荷におけるワークロードのベンチマークアクティビティを実行し、コストを比較します。モデリングの際には、潜在的な利点を織り込む必要があります。例えば、費やされた時間がコンポーネントのコストに比例しているなどです。 

 **このベストプラクティスが確立されていない場合のリスクレベル:** 高 

## 実装のガイダンス
<a name="implementation-guidance"></a>

ワークロードと各コンポーネントのコストモデリングを実行してリソース間のバランスを把握し、特定のパフォーマンスレベルに応じてワークロード内の各リソースの適切なサイズを見つけます。さまざまな予測負荷におけるワークロードのベンチマークアクティビティを実行し、コストを比較します。モデリングの際には、費やした時間がコンポーネントのコストまたは予想される削減額に比例しているといった潜在的な利点を織り込む必要があります。ベストプラクティスについては、「 *レビュー* 」セクション ( [パフォーマンス効率の柱に関するホワイトペーパー](https://docs.aws.amazon.com/wellarchitected/latest/performance-efficiency-pillar/review.html)内) を参照してください。

[AWS Compute Optimizer](https://aws.amazon.com/compute-optimizer/) は、ワークロードの実行におけるコストモデリングに役立ちます。使用履歴に基づき、コンピューティングリソースの正しいサイズ設定に関するレコメンデーションを提供します。これがコンピューティングリソースにとって理想的なデータソースである理由は、リスクレベルに応じて複数のレコメンデーションを作成できる機械学習が使われている無料サービスだからです。また、 [Amazon CloudWatch](https://aws.amazon.com/cloudwatch/) および [Amazon CloudWatch Logs](https://docs.aws.amazon.com/AmazonCloudWatch/latest/logs/WhatIsCloudWatchLogs.html) をデータソースとしてカスタムログと併用して、他のサービスやワークロードコンポーネントの適切なサイズ設定のオペレーションを行うこともできます。

コストモデリングのデータとメトリクスに関する推奨事項は以下の通りです。
+ モニタリングにはエンドユーザーのエクスペリエンスを正確に反映する必要があります。対象期間に適切な間隔を選択して、平均の変わりに最大値や 99 パーセンタイル値をじっくり見極めます。
+ すべてのワークロードのサイクルをカバーするために必要な分析期間の適切な間隔を選択します。たとえば、分析を 2 週間間隔で実行する場合、1 か月サイクルで使用率が高くても見逃す場合があり、過小プロビジョニングにつながる可能性があります。

**実装手順 **
+ ** コストモデリングを実行する: **ワークロードまたは概念実証を、テストする特定のリソースタイプとサイズを持つ別のアカウントにデプロイします。テストデータを使用してワークロードを実行し、出力結果のほか、テスト実行時のコストデータを記録します。次に、ワークロードを再デプロイするか、リソースタイプとサイズを変更して、テストを再実行します。

## リソース
<a name="resources"></a>

 **関連するドキュメント:** 
+  [AWS Auto Scaling](https://aws.amazon.com/autoscaling/) 
+  [Amazon CloudWatch の特徴](https://aws.amazon.com/cloudwatch/features/) 
+  [Amazon EC2 Right Sizing によるコスト最適化](https://docs.aws.amazon.com/awsaccountbilling/latest/aboutv2/ce-rightsizing.html) 
+  [AWS Compute Optimizer](https://aws.amazon.com/compute-optimizer/) 

# COST06-BP02 データに基づいてリソースタイプ、リソースサイズ、リソース数を選択する
<a name="cost_type_size_number_resources_data"></a>

ワークロードとリソースの特性に関するデータに基づいて、リソースのサイズやタイプを選択します。例えば、コンピューティング、メモリ、スループット、書き込み頻度などです。この選択は通常、以前の (オンプレミス) バージョンのワークロード、ドキュメント、ワークロードに関する他の情報ソースを用いて行います。

 **このベストプラクティスが確立されていない場合のリスクレベル:** ミディアム 

## 実装のガイダンス
<a name="implementation-guidance"></a>

ワークロードとリソースの特性 (例えば、コンピューティング、メモリ、スループット、書き込み頻度) に基づいて、リソースのサイズやタイプを選択します。この選択は通常、コストモデリング、以前のバージョンのワークロード (オンプレミスバージョンなど)、ドキュメント、ワークロードに関する他の情報ソース (ホワイトペーパー、公開ソリューション) を用いて行います。

**実装手順**
+ **データに基づいてリソースを選択する:** コストモデリングデータを使用して、予想されるワークロードの使用レベルを選択し、指定したリソースタイプとサイズを選択します。

## リソース
<a name="resources"></a>

 **関連するドキュメント:** 
+  [AWS Auto Scaling](https://aws.amazon.com/autoscaling/) 
+  [Amazon CloudWatch の特徴](https://aws.amazon.com/cloudwatch/features/) 
+  [EC2 Right Sizing によるコスト最適化](https://docs.aws.amazon.com/awsaccountbilling/latest/aboutv2/ce-rightsizing.html) 

# COST06-BP03 メトリクスに基づいて自動的にリソースタイプ、リソースサイズ、リソース数を選択する
<a name="cost_type_size_number_resources_metrics"></a>

 現在実行しているワークロードからのメトリクスを用いて、コストを最適化する適切なサイズやタイプを選択します。Amazon Elastic Compute Cloud (Amazon EC2)、Amazon DynamoDB、Amazon Elastic Block Store (Amazon EBS) (PIOPS)、Amazon Relational Database Service (Amazon RDS)、Amazon EMR、ネットワークなどのサービスに、適切なスループット、サイジング、ストレージをプロビジョニングします。これは、自動スケーリングなどのフィードバックループまたはワークロードのカスタムコードで行うことができます。 

 **このベストプラクティスを活用しない場合のリスクレベル:** 低 

## 実装のガイダンス
<a name="implementation-guidance"></a>

ワークロード内に、実行中のワークロードのアクティブなメトリクスを使用してそのワークロードを変更するフィードバックループを作成します。また、 [AWS Auto Scaling](https://aws.amazon.com/autoscaling/)などのマネージドサービスを使用して、正しいサイズ変更オペレーションを実行できるように設定します。AWS は、 [API、SDK](https://aws.amazon.com/developer/tools/)のほか、最低限の労力でリソースを変更するための機能も提供しています。Amazon Elastic Compute Cloud (Amazon EC2) インスタンスの停止と起動のワークロードをプログラムして、インスタンスサイズやインスタンスタイプを変更できます。これにより、正しいサイズ設定による利点が得られるだけでなく、変更に必要なほぼすべての運用コストを削減することもできます。

一部の AWS のサービスには、 [Amazon Simple Storage Service (Amazon S3) Intelligent-Tiering](https://aws.amazon.com/about-aws/whats-new/2018/11/s3-intelligent-tiering/)などのタイプやサイズの自動選択が組み込まれています。Amazon S3 Intelligent-Tiering では、使用パターンに基づいて、高頻度アクセスと低頻度アクセスの 2 つのアクセスティア間でデータが自動的に移動します。

**実装手順**
+ ** ワークロードメトリクスを設定する: **ワークロードの主要メトリクスをキャプチャしていることを確認します。これらのメトリクスは、ワークロード出力などのカスタマーエクスペリエンスに関する示唆を提供し、CPU やメモリの使用状況などのリソースのタイプとサイズの違いに合わせて調整されます。
+ ** 適切なサイズのレコメンデーションを表示する: **AWS Compute Optimizer の適切なサイズのレコメンデーションを使用して、ワークロードを調整します。
+ ** メトリクスに基づいて自動的にリソースタイプとリソースサイズを選択する: **ワークロードメトリクスを使用して、ワークロードリソースを手動または自動的に選択します。AWS Auto Scaling を設定したり、アプリケーション内でコードを実装したりすると、頻繁な変更が要求される場合に必要となる労力を減らすことができるほか、手動プロセスより早く変更を実装できる可能性もあります。

## リソース
<a name="resources"></a>

 **関連するドキュメント:** 
+  [AWS Auto Scaling](https://aws.amazon.com/autoscaling/) 
+  [AWS Compute Optimizer](https://aws.amazon.com/compute-optimizer/) 
+  [Amazon CloudWatch の特徴](https://aws.amazon.com/cloudwatch/features/) 
+  [CloudWatch 準備作業](https://docs.aws.amazon.com/AmazonCloudWatch/latest/monitoring/GettingSetup.html) 
+  [CloudWatch カスタムメトリクスの発行](https://docs.aws.amazon.com/AmazonCloudWatch/latest/monitoring/publishingMetrics.html) 
+  [Cost Optimization: Amazon EC2 Right Sizing](https://docs.aws.amazon.com/awsaccountbilling/latest/aboutv2/ce-rightsizing.html) 
+  [Getting Started With Amazon EC2 Auto Scaling](https://docs.aws.amazon.com/autoscaling/ec2/userguide/GettingStartedTutorial.html) 
+  [Amazon S3 Intelligent-Tiering](https://aws.amazon.com/about-aws/whats-new/2018/11/s3-intelligent-tiering/) 
+  [Launch an EC2 Instance Using the SDK](https://docs.aws.amazon.com/sdk-for-net/v2/developer-guide/run-instance.html) 

# COST 7 コスト削減のために、どのように料金モデルを使用すればよいですか?
<a name="w2aac19c13b9b9"></a>

リソースのコストを最小限に抑えるのに最も適した料金モデルを使用します。

**Topics**
+ [COST07-BP01 料金モデルの分析を実行する](cost_pricing_model_analysis.md)
+ [COST07-BP02 コストに基づいてリージョンを選択する](cost_pricing_model_region_cost.md)
+ [COST07-BP03 費用対効果の高い条件を提供するサードパーティーの契約を選択する](cost_pricing_model_third_party.md)
+ [COST07-BP04 このワークロードのすべてのコンポーネントに対して料金モデルを実装する](cost_pricing_model_implement_models.md)
+ [COST07-BP05 管理アカウントレベルで料金モデル分析を実行する](cost_pricing_model_master_analysis.md)

# COST07-BP01 料金モデルの分析を実行する
<a name="cost_pricing_model_analysis"></a>

 ワークロードの各コンポーネントを分析します。コンポーネントとリソースが長期間実行されるか (コミットメント割引)、動的および短期実行 (スポットインスタンスまたはオンデマンドインスタンス) とするかを決定します。AWS Cost Explorer のレコメンデーション機能を使用して、ワークロードに関する分析を実行します。

 **このベストプラクティスが確立されていない場合のリスクレベル:** 高 

## 実装のガイダンス
<a name="implementation-guidance"></a>

AWS には複数の [料金モデルがあり、](https://aws.amazon.com/pricing/) 組織のニーズに合った最も費用対効果の高い方法でリソースの料金をお支払いいただくことができます。

**実装手順**
+ ** コミットメント割引の分析を実行する:** アカウントで Cost Explorer を使用して、Savings Plans とリザーブドインスタンスの推奨事項を確認します。必要な割引を適用し、リスクを認識した上で、正しい推奨事項を実装していることを確認するには、 [Well-Architected ラボ](https://wellarchitectedlabs.com/cost/costeffectiveresources/)に従ってください。
+  **ワークロードの伸縮性を分析する: **Cost Explorer の時間単位の粒度またはカスタムダッシュボードを使用します。ワークロードの伸縮性を分析します。実行中のインスタンス数の定期的な変更を調べます。短期間のインスタンスはスポットインスタンスまたはスポットフリートの候補です。
  +  [Well-Architected ラボ: Cost Explorer](https://wellarchitectedlabs.com/Cost/Cost_Fundamentals/100_5_Cost_Visualization/Lab_Guide.html#Elasticity) 
  +  [Well-Architected ラボ: コストの可視化](https://wellarchitectedlabs.com/Cost/Cost_Fundamentals/200_5_Cost_Visualization/README.html) 

## リソース
<a name="resources"></a>

 **関連するドキュメント:** 
+  [リザーブドインスタンスの推奨事項へのアクセス](https://docs.aws.amazon.com/awsaccountbilling/latest/aboutv2/ri-recommendations.html) 
+  [インスタンス購入オプション](https://docs.aws.amazon.com/AWSEC2/latest/UserGuide/instance-purchasing-options.html) 

 **関連動画:** 
+  [Save up to 90% and run production workloads on Spot (最大 90% 節約し、Spot で本番環境のワークロードを稼動)](https://www.youtube.com/watch?v=BlNPZQh2wXs) 

 **関連する例:** 
+  [Well-Architected ラボ: Cost Explorer](https://wellarchitectedlabs.com/Cost/Cost_Fundamentals/100_5_Cost_Visualization/Lab_Guide.html#Elasticity) 
+  [Well-Architected ラボ: コストの可視化](https://wellarchitectedlabs.com/Cost/Cost_Fundamentals/200_5_Cost_Visualization/README.html) 
+  [Well-Architected ラボ: 料金モデル](https://wellarchitectedlabs.com/Cost/CostEffectiveResources.html) 

# COST07-BP02 コストに基づいてリージョンを選択する
<a name="cost_pricing_model_region_cost"></a>

 リソースの料金は各リージョンで異なる場合があります。リージョンコストを織り込むことで、このワークロードに対して支払う料金の合計を最低限に抑えることができます。

 **このベストプラクティスを活用しない場合のリスクレベル:** ミディアム 

## 実装のガイダンス
<a name="implementation-guidance"></a>

ソリューションを設計する際、ユーザーに近いコンピューティングリソースの場所を探して、レイテンシー低下とデータ主権の強化を図ることが推奨されます。グローバルな利用者のニーズに応えるためには、複数のロケーションを使用する必要があります。コストを最低限に抑えられる地理的ロケーションを選択する必要もあります。

AWS クラウドクラウドインフラストラクチャは、 [リージョンとアベイラビリティーゾーン](https://docs.aws.amazon.com/AWSEC2/latest/UserGuide/using-regions-availability-zones.html)を中心に構築されています。リージョンは世界中の物理的場所であり、複数のアベイラビリティーゾーンが配置されています。アベイラビリティーゾーンは 1 つ以上の独立したデータセンターで構成されます。各データセンターは、冗長性のある電源、ネットワーク、接続を備えており、別々の設備に収容されています。

各 AWS リージョンは、地域の市場の条件下で運用されており、リソースの料金はリージョンごとに異なります。世界的に最小料金で稼働できるように、ソリューションのコンポーネントまたは全体を運用する特定のリージョンを選択します。さまざまなリージョンのワークロードのコストを見積もるには、 [AWS 料金見積りツール](https://calculator.aws/#/) を使用します。

**実装手順**
+ ** リージョンの料金を確認する: **現在のリージョンのワークロードコストを分析します。サービスおよび使用タイプ別の最も高いコストから、利用可能な他のリージョンのコストを計算します。予測される費用削減効果がコンポーネントまたはワークロードの移動コストを上回っている場合は、新しいリージョンに移行します。

## リソース
<a name="resources"></a>

 **関連するドキュメント:** 
+  [リザーブドインスタンスのレコメンデーションへのアクセス](https://docs.aws.amazon.com/awsaccountbilling/latest/aboutv2/ri-recommendations.html) 
+  [Amazon EC2 料金](https://aws.amazon.com/ec2/pricing/) 
+  [インスタンス購入オプション](https://docs.aws.amazon.com/AWSEC2/latest/UserGuide/instance-purchasing-options.html) 
+  [リージョン別の表](https://aws.amazon.com/about-aws/global-infrastructure/regional-product-services/) 

 **関連動画:** 
+  [Save up to 90% and run production workloads on Spot](https://www.youtube.com/watch?v=BlNPZQh2wXs) 

# COST07-BP03 費用対効果の高い条件を提供するサードパーティーの契約を選択する
<a name="cost_pricing_model_third_party"></a>

 コスト効率に優れた契約と条件により、これらのサービスのコストが、提供されるメリットに見合ったものとなります。組織に追加のメリットを提供するときに、それに合わせてスケーリングする契約と料金を選択します。 

 **このベストプラクティスが確立されていない場合のリスクレベル:** ミディアム 

## 実装のガイダンス
<a name="implementation-guidance"></a>

クラウドでサードパーティー製のソリューションまたはサービスを利用する場合、料金構造とコスト最適化の結果を連動させることが重要です。料金は、コスト最適化の結果とサービスの価値に合わせてスケールする必要があります。この一例として、削減率を使用したソフトウェアがあります。削減率 (結果) が高くなるほど請求額も上がるというものです。請求額に合わせてスケールする契約は、特定の請求書のあらゆる部分で結果が得られない限り、ほとんどの場合コストの最適化と連動していません。例えば、Amazon Elastic Compute Cloud (Amazon EC2) の推奨事項を提供し、請求全体のある割合が課金されるソリューションでは、メリットを提供しない他のサービスを利用すると、その分増加します。もう 1 つの例は、管理するリソースのコストの割合に応じて課金されるマネージドサービスです。インスタンスサイズを大きくすると常に管理作業が増えるわけではありませんが、請求額が高くなります。これらのサービス料金設定に、コスト最適化プログラムまたはサービス機能が含まれていることを承知のうえで効率性を向上させます。

**実装手順**
+ ** サードパーティーの契約と諸条件を分析する:** サードパーティー契約の料金を確認します。さまざまな使用レベルに対応したモデリングを行い、新しいサービスの使用や、ワークロードの増加による現在のサービスの増加など、新たなコストを考慮します。追加コストによってビジネスに必要なメリットが得られるかどうかを判断します。

## リソース
<a name="resources"></a>

 **関連するドキュメント:** 
+  [リザーブドインスタンスの推奨事項へのアクセス](https://docs.aws.amazon.com/awsaccountbilling/latest/aboutv2/ri-recommendations.html) 
+  [インスタンス購入オプション](https://docs.aws.amazon.com/AWSEC2/latest/UserGuide/instance-purchasing-options.html) 

 **関連動画:** 
+  [Save up to 90% and run production workloads on Spot (最大 90% 節約し、Spot で本番環境のワークロードを稼動)](https://www.youtube.com/watch?v=BlNPZQh2wXs) 

# COST07-BP04 このワークロードのすべてのコンポーネントに対して料金モデルを実装する
<a name="cost_pricing_model_implement_models"></a>

 永続的に実行されるリソースでは、Savings Plans やリザーブドインスタンスなどのリザーブドキャパシティを利用する必要があります。短期的な使用には、スポットインスタンスまたはスポットフリートを使用するように設定します。オンデマンドインスタンスは、中断することのできない、かつリザーブドキャパシティに対して長時間稼働しない短期ワークロードに対してのみ使用されます (リソースタイプに応じて、期間の 25% から 75%)。 

 **このベストプラクティスが確立されていない場合のリスクレベル:** 低 

## 実装のガイダンス
<a name="implementation-guidance"></a>

ワークロードコンポーネントの要件を考慮し、料金のポテンシャルモデルを理解します。コンポーネントの可用性要件を定義します。ワークロードで関数を実行する複数の独立したリソースの有無、ワークロードの継続的に必要となる要件を確認します。デフォルトのオンデマンド料金モデルと他の適用可能なモデルを使用して、リソースのコストを比較します。リソースまたはワークロードコンポーネントで変更可能なものはすべて考慮します。

**実装手順**
+  **料金モデルを実装する: **分析結果を使用して、Savings Plans (SP) やリザーブドインスタンス (RI) を購入するか、スポットインスタンスを実装します。RI を初めて購入する場合は、リストで上位 5 件または 10 件のレコメンデーションを選択し、翌月または翌々月までの結果をモニタリングして分析します。少数のコミットメント割引を定期的に購入します (例: 2 週間ごと、または 1 か月ごと)。中断可能またはステートレスなワークロードにスポットインスタンスを実装します。
+  **ワークロードレビューサイクル:** 特に料金モデルカバレッジを分析するワークロードのレビューサイクルを実装します。ワークロードが必要な範囲に達したら、2～4 週間ごと、または組織の使用状況の変化に応じて、追加のコミットメント割引を購入します。

## リソース
<a name="resources"></a>

 **関連するドキュメント:** 
+  [リザーブドインスタンスの推奨事項へのアクセス](https://docs.aws.amazon.com/awsaccountbilling/latest/aboutv2/ri-recommendations.html) 
+  [EC2 フリート](https://aws.amazon.com/blogs/aws/ec2-fleet-manage-thousands-of-on-demand-and-spot-instances-with-one-request/) 
+  [リザーブドインスタンスの購入方法](https://aws.amazon.com/ec2/pricing/reserved-instances/buyer/) 
+  [インスタンス購入オプション](https://docs.aws.amazon.com/AWSEC2/latest/UserGuide/instance-purchasing-options.html) 
+  [スポットインスタンス](https://docs.aws.amazon.com/AWSEC2/latest/UserGuide/using-spot-instances.html) 

 **関連動画:** 
+  [Save up to 90% and run production workloads on Spot (最大 90% 節約し、Spot で本番環境のワークロードを稼動)](https://www.youtube.com/watch?v=BlNPZQh2wXs) 

# COST07-BP05 管理アカウントレベルで料金モデル分析を実行する
<a name="cost_pricing_model_master_analysis"></a>

 Cost Explorer の Savings Plans およびリザーブドインスタンスのレコメンデーションを使用して、コミットメント割引の管理アカウントレベルでの定期的な分析を実行します。 

 **このベストプラクティスを活用しない場合のリスクレベル:** 低 

## 実装のガイダンス
<a name="implementation-guidance"></a>

コストモデリングを定期的に実行すると、複数のワークロードにまたがって最適化する機会が確実に得られます。例えば、複数のワークロードでオンデマンドインスタンスを使用している場合、集計レベルでは変更リスクが低くなり、コミットメントベースの割引を運用すると全体的なコストが低くなります。2 週間から 1 か月の定期的なサイクルで分析を実行することを推奨します。これにより、調整のための小口購入が可能になり、ワークロードやコンポーネントの変更に合わせて料金モデルの調整を続けることができます。

コミットメント割引を適用する機会を見つけるために、 [AWS Cost Explorer](https://aws.amazon.com/aws-cost-management/aws-cost-explorer/) を使用します。

スポットのワークロードを実行する機会を見つけるには、使用量全体の 1 時間ごとのビューを使用して、使用量や伸縮性の変化を定期に探します。

**実装手順**
+ ** コミットメント割引分析を実行する: **アカウントで Cost Explorer を使用して、Savings Plans とリザーブドインスタンスのレコメンデーションを確認します。必要な割引を適用し、リスクを認識した上で、正しいレコメンデーションを実装していることを確認するには、Well-Architected ラボに従ってください。

## リソース
<a name="resources"></a>

 **関連するドキュメント:** 
+  [リザーブドインスタンスのレコメンデーションへのアクセス](https://docs.aws.amazon.com/awsaccountbilling/latest/aboutv2/ri-recommendations.html) 
+  [インスタンス購入オプション](https://docs.aws.amazon.com/AWSEC2/latest/UserGuide/instance-purchasing-options.html) 

 **関連動画:** 
+  [Save up to 90% and run production workloads on Spot](https://www.youtube.com/watch?v=BlNPZQh2wXs) 

 **関連する例:** 
+  [Well-Architected ラボ: 料金モデル](https://wellarchitectedlabs.com/Cost/Cost_Fundamentals/200_3_Pricing_Models/README.html) 

# COST 8 データ転送料金はどのように計画すればよいですか？
<a name="w2aac19c13b9c11"></a>

データ転送料金を計画し、モニタリングすることで、これらのコストを最小化するためのアーキテクチャ上の決定を下すことができます。小規模でも効果的なアーキテクチャ変更により、長期的な運用コストを大幅に削減できる場合があります。

**Topics**
+ [COST08-BP01 データ転送モデリングを実行する](cost_data_transfer_modeling.md)
+ [COST08-BP02 データ転送コストを最適化するコンポーネントを選択する](cost_data_transfer_optimized_components.md)
+ [COST08-BP03 データ転送コストを削減するサービスを実装する](cost_data_transfer_implement_services.md)

# COST08-BP01 データ転送モデリングを実行する
<a name="cost_data_transfer_modeling"></a>

 組織の要件を取りまとめ、ワークロードとその各コンポーネントのデータ転送モデリングを実行します。これにより、現在のデータ転送要件に対する最低コストを特定できます。 

 **このベストプラクティスが確立されていない場合のリスクレベル:** 高 

## 実装のガイダンス
<a name="implementation-guidance"></a>

ワークロードでデータ転送が行われる場所、転送コスト、およびそれに関連する利点を理解します。これにより、十分な情報に基づいてアーキテクチャ設計上の変更や承諾の決定ができます。たとえば、アベイラビリティーゾーン間でデータをレプリケートするマルチアベイラビリティーゾーンを設定したとします。構造のコストをモデリングし、これが許容可能なコスト (両方のアベイラビリティーゾーンにおけるコンピューティングコストとストレージコストと同様のもの) であると判断されると、必要な信頼性と耐障害性が達成されます。

さまざまな使用量のレベルでコストをモデリングします。ワークロード使用量は経時変化します。また、サービスの種類ごとに異なるレベルで費用対効果が向上する場合があります。

データ転送コストを理解し、モデリングするには、 [AWS Cost Explorer](https://aws.amazon.com/aws-cost-management/aws-cost-explorer/) や [AWS Cost and Usage Report](https://aws.amazon.com/aws-cost-management/aws-cost-and-usage-reporting/) (CUR) を使用します。PoC (概念実証) を設定するか、またはワークロードをテストして、現実的な条件でシミュレートされた負荷を用いてテストを実行します。ワークロードのさまざまな需要に応じてコストをモデルリングできます。

**実装手順**
+ ** データ転送コストを計算する: **ワークロードのデータ転送コストを計算するには、 [AWS の料金ページ](https://aws.amazon.com/pricing/) を使用します。ワークロードの使用量が増減した場合の、使用量別のデータ転送コストを計算します。ワークロードアーキテクチャに複数のオプションがある場合は、比較のために各オプションのコストを計算します。
+ ** コストを結果にリンクする:** 発生したデータ転送コストごとに、ワークロードで達成した結果を指定します。コンポーネント間の転送であればデカップリングのため、アベイラビリティゾーン間の転送であれば冗長性のためかもしれません。

## リソース
<a name="resources"></a>

 **関連するドキュメント:** 
+  [AWS caching solutions](https://aws.amazon.com/caching/aws-caching/) 
+  [AWS の料金](https://aws.amazon.com/pricing/) 
+  [Amazon EC2 の料金](https://aws.amazon.com/ec2/pricing/on-demand/) 
+  [Amazon VPC の料金](https://aws.amazon.com/vpc/pricing/) 
+  [Amazon CloudFront を使用してコンテンツを迅速に配信する](https://aws.amazon.com/getting-started/tutorials/deliver-content-faster/) 

# COST08-BP02 データ転送コストを最適化するコンポーネントを選択する
<a name="cost_data_transfer_optimized_components"></a>

 すべてのコンポーネントが選択され、データ転送コストを低減するようアーキテクチャが設計されます。これには、ワイドエリアネットワーク (WAN) 最適化やマルチアベイラビリティゾーン (AZ) 設定などのコンポーネントの使用が含まれます。 

 **このベストプラクティスを活用しない場合のリスクレベル:** 低 

## 実装のガイダンス
<a name="implementation-guidance"></a>

データ転送向けのアーキテクチャでは、データ転送コストが最小化されます。このアーキテクチャでは、コンテンツ配信ネットワークを使用してユーザーに近いデータを特定したり、お客様のプレミスと AWS をつなぐ専用ネットワーク接続が使用される場合があります。WAN の最適化やアプリケーションの最適化によって、コンポーネント間で転送されるデータ量を減らすこともできます。

**実装手順**
+  **データ転送用にコンポーネントを選択する: **データ転送モデリングを使用して、データ転送コストが最も大きい場所や、ワークロードの使用状況が変わった場合の場所に焦点を当てます。データ転送の必要性を排除または削減したり、コストを削減したりする代替アーキテクチャや追加のコンポーネントを探します。

## リソース
<a name="resources"></a>

 **関連するドキュメント:** 
+  [AWS caching solutions](https://aws.amazon.com/caching/aws-caching/) 
+  [Amazon CloudFront を使用してコンテンツを迅速に配信する](https://aws.amazon.com/getting-started/tutorials/deliver-content-faster/) 

# COST08-BP03 データ転送コストを削減するサービスを実装する
<a name="cost_data_transfer_implement_services"></a>

 データ転送コストを削減するサービスを実装します。例えば、Amazon CloudFront などのコンテンツ配信ネットワーク (CDN) を使用してエンドユーザーにコンテンツを配信する、Amazon ElastiCache を使用してレイヤーをキャッシュする、AWS への接続用に VPN の代わりに AWS Direct Connect を使用するなどです。 

 **このベストプラクティスを活用しない場合のリスクレベル:** 低 

## 実装のガイダンス
<a name="implementation-guidance"></a>

[Amazon CloudFront](https://aws.amazon.com/cloudfront/) は、低レイテンシーかつ高速な転送速度でデータを転送するグローバルなコンテンツ配信ネットワークです。世界中のエッジロケーションでデータをキャッシュすることで、お客様のリソースの負荷を軽減します。CloudFront を使用してレイテンシーを最低限に抑え、世界中の多数のユーザーにコンテンツを配信するための管理労力を軽減できます。

[Direct Connect](https://aws.amazon.com/directconnect/) では、AWS への専用ネットワーク接続を確立できます。このサービスによって、ネットワークコストの削減、帯域幅の増加、インターネット経由の接続よりも安定したネットワーク接続が可能になります。

[Site-to-Site VPN](https://aws.amazon.com/vpn/) を使用すると、プライベートネットワークと AWS グローバルネットワークとの間に安全なプライベート接続を確立できます。迅速かつ簡単な接続とフルマネージド型の伸縮自在なサービスは、小規模なオフィスやビジネスパートナーに最適です。

[VPC エンドポイント](https://docs.aws.amazon.com/vpc/latest/privatelink/concepts.html) により、プライベートネットワークを利用して AWS のサービス間の接続が可能になり、パブリックデータ転送と [NAT ゲートウェイ](https://docs.aws.amazon.com/vpc/latest/userguide/vpc-nat-gateway.html) のコストを削減できます。[ゲートウェイ VPC エンドポイント](https://docs.aws.amazon.com/vpc/latest/privatelink/gateway-endpoints.html) では、時間単位の料金は発生せず、Amazon Simple Storage Service (Amazon S3) と Amazon DynamoDB がサポートされます。[インターフェイス VPC エンドポイント](https://docs.aws.amazon.com/vpc/latest/privatelink/create-interface-endpoint.html) は、 [AWS PrivateLink](https://docs.aws.amazon.com/vpc/latest/privatelink/privatelink-share-your-services.html) によって提供され、時間単位の料金と GB あたりの使用料がかかります。

**実装手順**
+ ** サービスを実装する: **データ転送モデリングを使用して、最大のコストと最大のボリュームフローがどこにあるかを調べます。AWS のサービスを確認し、転送を減らすか排除するサービス (特にネットワークとコンテンツ配信) があるかどうかを評価します。また、データへの繰り返しのアクセス、または大量のデータがあるキャッシュサービスを探します。

## リソース
<a name="resources"></a>

 **関連するドキュメント:** 
+  [AWS Direct Connect](https://aws.amazon.com/directconnect/) 
+  [AWS の製品を見る](https://aws.amazon.com/) 
+  [AWS caching solutions](https://aws.amazon.com/caching/aws-caching/) 
+  [Amazon CloudFront](https://aws.amazon.com/cloudfront/) 
+  [Amazon CloudFront を使用してコンテンツを迅速に配信する](https://aws.amazon.com/getting-started/tutorials/deliver-content-faster/) 