

# IVS Low-Latency Streaming のトラブルシューティング
<a name="troubleshooting-faqs"></a>

このドキュメントでは、Amazon Interactive Video Service (IVS) のベストプラクティスおよびトラブルシューティングのヒントを説明します。IVS を使用する際に、予期しない動作や意図しない動作が発生する可能性があります。このような動作は、ブロードキャストからコンテンツの再生まで、ストリーミングプロセスのさまざまな段階で発生する可能性があります。

![予期しない動作や意図しない動作は、ブロードキャストからコンテンツの再生まで、ストリーミングプロセスのさまざまな段階で発生する可能性があります。](http://docs.aws.amazon.com/ja_jp/ivs/latest/LowLatencyUserGuide/images/troubleshooting_intro.png)


サポートおよび他の Amazon IVS のリソースについては、「[リソースおよびサポート](resources-and-support.md)」を参照してください。

## ブロードキャストとエンコーディング
<a name="troubleshooting-broadcast-encode"></a>

このセクションの質問は、IVS へのストリーミングのブロードキャスト、エンコーディング、およびファーストマイルの条件に関するものです。これらの動作は、コンテンツが IVS サーバーに到達する前に発生します。

トピック:
+ [ストリームスタベーションとは何ですか?](#broadcast-encode-stream-starvation)
+ [ストリームが突然停止するのはなぜですか?](#broadcast-encode-stream-stop)
+ [ストリーミング中にネットワークを切り替えるとどうなりますか?](#broadcast-encode-switch-networks)
+ [IVS でマルチリージョンの冗長性を実現するにはどうしたらいいですか?](#broadcast-encode-multi-region)
+ [IVS Web Broadcast SDK セッションをトラブルシューティングするにはどうすればよいですか?](#broadcast-troubleshoot-web-broadcast-session)
+ [Google Chrome の WebRTC-internals メトリクスを使用して IVS Web Broadcast SDK セッションを評価するにはどうすればよいですか?](#broadcast-evaluate-with-webrtc-internals-metrics)

### ストリームスタベーションとは何ですか?
<a name="broadcast-encode-stream-starvation"></a>

「ストリームスタベーション」とは、コンテンツを IVS に送信する際、つまり、コンテンツが IVS に取り込まれる際に、コンテンツパケットの配信に生じる遅れや一時停止をいいます。IVSが、エンコーディングデバイスがアドバタイズした想定されたビット数を、一定期間にわたって取り込まなかった場合、これはスターベーション・イベントとみなされます。多くの場合、スタベーションイベントは、ブロードキャスターのエンコーダー、ローカルネットワークの状態、および/またはエンコーディングデバイスと IVS の間のパブリックインターネット経由の転送によって引き起こされます。

視聴者の観点から見ると、スタベーションイベントは、動画における遅延、バッファリング、フリーズとして現れる場合があります。ストリームスタベーションのイベントは、スタベーションのイベントの性質に応じて、短い (5 秒未満) 場合もあれば、長い (数分) 場合もあります。

スタベーションイベントのモニタリングを許可するために、IVS はスタベーションイベントを Amazon EventBridge イベントとして送信します。「*Amazon IVS で Amazon EventBridge を使用する*」の「[例: ストリームの正常性の変化](https://docs.aws.amazon.com//ivs/latest/LowLatencyUserGuide/eventbridge.html#eventbridge-examples-stream-health-change)」を参照してください。これらは、ストリームがスタベーションの状態になったり、スタベーションの状態から脱したりしたときに送信されます。ユースケースによっては、ストリームが断続的な状態であることをブロードキャスターや視聴者に通知するなど、適切な措置を講じることができます。

追加のスタベーションモニタリングツールについては、「[Amazon IVS Low-Latency Streaming のモニタリング](stream-health.md)」、IVS [ListStreams](https://docs.aws.amazon.com/ivs/latest/LowLatencyAPIReference/API_ListStreams.html) API オペレーション (ヘルスでフィルタリング)、IVS [GetStream](https://docs.aws.amazon.com/ivs/latest/LowLatencyAPIReference/API_GetStream.html) オペレーション (個々のストリームの分析) を参照してください。「[ストリームスタベーションのイベントをモニタリングするにはどうすればよいですか?](#monitor-metrics-events-stream-starvation)」も参照してください。

### ストリームが突然停止するのはなぜですか?
<a name="broadcast-encode-stream-stop"></a>

ストリームが突然停止する (ストリームセッションが終了する) 最も一般的な理由は次のとおりです。
+ **取り込みデータが欠落している** — ストリームセッションの取り込みが 30 秒間完全に停止すると (IVS にデータが取り込まれない)、IVS 取り込みサーバーは IVS ストリームセッションを終了します。この 30 秒間、ブロードキャスターは取り込みサーバーに再接続できます。ただし、場合によっては (ネットワークの切り替えなど)、RTMPS の TLS ハンドシェイクが壊れているため、既存のストリームセッションへの再接続ができない場合があります。これに関する一般的な根本原因には、ネットワークの問題 (ブロードキャストデバイスと IVS 間の輻輳など)、ブロードキャストデバイスでのインターネット接続の完全な切断、ブロードキャストデバイスがコンテンツセグメント (FLV タグ) を生成しないなどがあります。

  多くの場合、ストリームの切断は、ストリームスタベーションのイベントと連動します。スタベーションのイベントは、データの着信において一時停止が発生した場合にトリガーされます。スタベーション開始イベントが送信されてからストリーム終了イベントが (スタベーション終了イベントなしで) 送信された場合、これは、IVS にデータが送信されなかったためにストリームが終了したことを示すことがよくあります。
+ **IVS StopStream オペレーション** — IVS ストリームセッション中に [StopStream](https://docs.aws.amazon.com//ivs/latest/LowLatencyAPIReference/API_StopStream.html) API コールが実行された場合、IVS ストリームセッションは終了します。StopStream オペレーションにより、IVS インジェストサーバーからの受信 RTMPS ストリームが切断されます。使用しているエンコーディングソフトウェア/ハードウェアによっては、新しいストリームセッションが試行される場合があります。
+ **エンコーダーエラー** — 一部のソフトウェア/ハードウェアエンコーダーは、エンコーディングプロセス中にエラーが発生すると、ストリームセッションを切断します。IVS の観点から見ると、これらの切断は、ブロードキャスターによる意図的な切断として現れます。ただし、エンコーディングログでは、ストリームは意図しないエラーを理由として切断されたと判断される場合があります。

### ストリーミング中にネットワークを切り替えるとどうなりますか?
<a name="broadcast-encode-switch-networks"></a>

ブロードキャスターがネットワークを (例えば、WiFi からセルラーに) 切り替えると、進行中の RTMPS 接続は切断されます。ブロードキャスターのインターネット接続は、おそらく 3～4 秒後に再確立される一方で、ネットワークの切り替えを理由として新しい接続には、新しい IP アドレスが割り当てられ、これにより新しい RTMPS 接続が生成されます。この切り替え中、以前の RTMPS 接続はクリーンに切断されません。エンコーダーは、切断メッセージを IVS に送信しません。その結果、IVS は以前の RTMPS 接続が再接続するまで 30 秒間にわたって待機します。これにより、新しいネットワーク上の新しい RTMPS ストリームによる IVS への接続がブロックされます。

ネットワーク間の切り替えを高速化するには、[ストリームテイクオーバー](streaming-config.md#streaming-config-stream-takeover)機能を使用することをお勧めします。このシナリオでは、ブロードキャストデバイスが新しいネットワークに接続されると、ブロードキャストデバイスはストリームキーに `?priority=N` を追加してストリーミングすることで、既存のストリームを「テイクオーバー」できます。ここでの N は 2,147,483,647 までの任意の正の整数です。新しいストリームに指定された優先度が、進行中のストリームに設定された優先度より大きい場合、ストリームテイクオーバーは成功します。(元のストリームアップでは、優先度パラメータを設定する必要はありませんが、すべてのテイクオーバー試行では設定する必要があることに注意してください。)

### IVS でマルチリージョンの冗長性を実現するにはどうしたらいいですか?
<a name="broadcast-encode-multi-region"></a>

IVS 内の冗長性は、いくつかの方法で実現できます。「*IVS セキュリティ*」の「[IVS レジリエンス](https://docs.aws.amazon.com//ivs/latest/LowLatencyUserGuide/security-resilience.html)」を参照してください。

IVS は、コントロールとデータという異なるネットワークプレーンに分かれています。
+ *コントロールプレーン*はリージョンレベルのものであり (AWS リージョンに基づく)、IVS のリソース (チャネル、ストリームキー、再生キーペア、および録画設定) に関する情報を保存します。
+ *データプレーン*は AWS リージョンに制限されず、取り込みからエグレスまでデータを運ぶネットワークです。例えば、us-west-2 リージョンでチャネルが作成されたとしても、そのチャネルにストリーミングされる動画は us-west-2 を経由しない場合があります。

「[グローバルソリューション、リージョナルコントロール](https://docs.aws.amazon.com//ivs/latest/LowLatencyUserGuide/what-is.html#what-is-aws)」も参照してください。次の 2 つのシナリオを考えてみましょう。
+ コントロールプレーンリージョンが 1 つだけ使用されている場合 (例: us-east-1) — 特定の AWS コントロールリージョンでパフォーマンスの低下や停止が発生すると、IVS コントロールプレーンでは、チャネル、ストリームキー、再生キーペア、録画設定のいずれかを作成、読み取り、更新、削除する際にレイテンシーやエラーが発生する可能性があります。障害発生中に新しいストリームを開始しようとすると、ストリームセッションを開始する際にレイテンシーがより長くなったり、エラーが発生したりする可能性があります。パフォーマンス低下の程度によっては、既に進行中のストリームがあるチャネルへのブロードキャストを続行できる場合があります。

  [再生承認](https://docs.aws.amazon.com//ivs/latest/LowLatencyUserGuide/private-channels-enable-playback-auth.html)が有効になっている場合、現在の視聴者はおそらく進行中のストリームの再生を続行できますが、新しい視聴者は、再生キーペアの承認に問題がある場合には視聴を開始できない可能性があります。再生承認が有効になっていない場合は、現在の視聴者と新しい視聴者の両方が進行中のストリームを視聴できるはずです。

  障害が発生した場合、IVS の S3 への自動録画機能が中断されることもあります。

  IVS コントロールプレーンは、リージョンレベルの障害が発生しても、別の AWS リージョンに自動的にフェイルオーバーしません。
+ 2 つのコントロールプレーンリージョン (例: us-east-1 と us-west-2) が使用されており、かつ、2 つ目のリージョンがプライマリリージョンが使用できないときのフェイルオーバーである場合 — IVS は、リージョンレベルのコントロールプレーンのフェイルオーバーをネイティブにサポートしていません。したがって、コントロールプレーンのリージョンで問題が発生した場合、新しいストリームの開始やコントロールプレーンに対する呼び出しで問題が発生する可能性があります。ただし、データプレーンはおそらく影響を受けないため、コントロールプレーンのリージョンでの進行中のストリームは問題なく続行されます。コントロールプレーンをセカンダリ (フェイルオーバー) リージョンに移行する操作は、アプリケーション側で実行する必要があります。コントロールプレーンのフェイルオーバーを処理するカスタム実装ロジックを記述できます。リージョンレベルのチャネルのフェイルオーバーの管理方法に関する公式ガイダンスはありません。

  動画データプレーンとリージョンレベルのコントロールプレーンを分離することで、IVS アーキテクチャの耐障害性が向上します。リージョンレベルのコントロールプレーンに障害が発生した場合でも、進行中のライブストリームはほとんど、またはまったく中断されません。IVS は 99.9% の連続稼働時間の SLA を維持し、お客様のためにインフラストラクチャの安定性を確保することに取り組んでいます (当社の「[SLA](https://aws.amazon.com/ivs/sla/)」を参照してください)。

### IVS Web Broadcast SDK セッションをトラブルシューティングするにはどうすればよいですか?
<a name="broadcast-troubleshoot-web-broadcast-session"></a>

[IVS Web Broadcast SDK](https://docs.aws.amazon.com/ivs/latest/LowLatencyUserGuide/broadcast-web.html) の動作は、通常の IVS RTMPS 取り込みセッションとは少し異なります。Web Broadcast SDK は、WebRTC プロトコルを利用して IVS エンドポイントにストリーミングします。コンテンツが IVS エンドポイントに入ると、表示用に処理されて、HLS 出力に再多重化/トランスコードされます。

Web Broadcast SDK の性質上、エンコード動作のトラブルシューティングについては次のヒントに注意してください。
+ ブロードキャストセッション中に開く必要のないブロードキャストデバイスのタブ/プログラムを閉じてください。余分なタブ/プログラムがコンピューティングリソース (CPU、RAM、ネットワークなど) を使用する可能性があり、ブロードキャストアプリケーションのパフォーマンスが低下する可能性があります。閉じることができないタブ/プログラムについては、コンピューティングリソースを不必要に使用していないことを確認してください。
+ デバイスのアップロード速度が 200 Kbps を超えているようにしてください。(これは Web Broadcast SDK の「[既知の問題](https://docs.aws.amazon.com/ivs/latest/LowLatencyUserGuide/broadcast-web.html#broadcast-web-known-issues)」の 1 つに記載されています。) アップロード速度を評価するには、ブロードキャストデバイスのタスクマネージャーを開いて、ストリーミング時に利用できるネットワークを分析します。アップロード速度/ビットレートが想定または希望よりも低い場合は、帯域幅を消費している可能性のある他のタブ/プロセスを評価します。また、大量の帯域幅を消費している可能性があるローカルネットワーク上の他のマシンを調べます。
+ CPU 使用率にランダムな急上昇がある場合は、マシンのタスクマネージャーを見て、CPU を消費している可能性があるプロセスを確認します。CPU 使用率をランダムに上昇させる一般的なサービスとして、マシン上で定期的なスキャンを実行するウイルス対策ソフトウェアを挙げることができます。
+ [https://stream.ivs.rocks/](https://stream.ivs.rocks/) 経由でストリーミングして、環境を分離し、アプリケーションロジックが望ましくない動作を引き起こしていないことを確認してみてください。このサイトは IVS によって運営されており、Web Broadcast SDK との統合のいずれかの部分が望ましくない動作の根本原因となっていないかどうかを評価するための堅牢なテスト環境として提供されています。
+ Google Chrome の WebRTC-internals を使用してみてください (以下を参照)。

### Google Chrome の WebRTC-internals メトリクスを使用して IVS Web Broadcast SDK セッションを評価するにはどうすればよいですか?
<a name="broadcast-evaluate-with-webrtc-internals-metrics"></a>

IVS Web Broadcast SDK を介してストリーミングする場合、ブロードキャストのエンコードおよび送信中にさまざまな動作が発生する可能性があります。ブロードキャストデバイスのセッションに関する情報をトラブルシューティングまたは収集するには、次の手順に従います。

1. Google Chrome で、ブロードキャストウェブページを開きます。

1. 新しい Chrome タブを開き、`chrome://webrtc-internals/` (これを正確にコピーしてください) に移動します。

1. 元のブロードキャストウェブページのタブで、Web Broadcasting SDK セッションを開始し、動作が観察されるまでセッションを実行します。

1. 動作が確認されたら、chrome://webrtc-internals/ タブに切り替えて (ブロードキャストセッションは終了しないでください)、正しいウェブページが表示されることを確認します。  
![正しいページが表示されていることを示す Chrome webrtc-internals タブ。](http://docs.aws.amazon.com/ja_jp/ivs/latest/LowLatencyUserGuide/images/web_RTC_internals.png)

1. 画面の最上部にある **[ダンプを作成]** の展開可能なセクションを開きます。

1. 画面の上部 (**[ダンプを作成]** のすぐ下) にある **[PeerConnection の更新と統計データをダウンロード]** を選択して、関連するセッションから `.txt` ファイルをダウンロードします。

1. ダウンロードが完了すると、ファイルには WebRTC 接続の履歴ビューが表示されます。これをさまざまなツールで表示したり、さらなる分析のために AWS サポートチームに送信したりできます。

## モニタリングとイベント
<a name="troubleshooting-monitor-metrics-events"></a>

このセクションの質問は、IVS のモニタリング、メトリクス、およびイベントに関するものです。

トピック:
+ [ストリームスタベーションのイベントをモニタリングするにはどうすればよいですか?](#monitor-metrics-events-stream-starvation)
+ [Amazon CloudWatch を使用して IVS のサービスクォータをモニタリングするにはどうすればよいですか?](#monitor-metrics-service-quotas)
+ [IVS Stream Health を使用してストリームの不安定性を診断するにはどうすればよいですか?](#monitor-metrics-stream-instability)

### ストリームスタベーションのイベントをモニタリングするにはどうすればよいですか?
<a name="monitor-metrics-events-stream-starvation"></a>

ストリームスタベーションのイベントについては、次のモニタリング方法をお勧めします。
+ [Amazon EventBridge と Amazon IVS](https://docs.aws.amazon.com//ivs/latest/LowLatencyUserGuide/eventbridge.html#eventbridge-examples-stream-health-change) — ストリームスタベーションのイベントが開始または終了すると、IVS は EventBridge ストリームのヘルスの変化イベントを生成します。Amazon EventBridge のターゲットとルールを使用すると、これらのストリームスタベーションのイベントを使用して、ストリームスタベーションが発生したときにアラートを受け取ることができます。ターゲットとルールの詳細については、「[Amazon EventBridge ユーザーガイド](https://docs.aws.amazon.com/eventbridge/latest/userguide/eb-what-is.html)」を参照してください。
+ [Amazon IVS Low-Latency Streaming のモニタリング](stream-health.md) — ライブストリームセッション中、データが記録され、IVS ストリームのヘルスの分析を介して利用可能になります。これには、エンコーダーの設定、取り込みメトリクス、およびストリームセッションイベントに関する情報が含まれます。これは、進行中のストリームをモニタリングしたり、ストリームを遡及的に評価したりする場合に役立ちます。IVS コンソールまたは API を使用して、スタベーションが発生したストリームを特定できます。ストリームセッションデータは、チャネルが削除された後も 60 日間利用できるため、スタベーションイベントが発生した過去のストリームを特定するのに役立ちます。
+ ヘルスによるストリームのフィルタリング — IVS コンソールまたは IVS [ListStreams](https://docs.aws.amazon.com//ivs/latest/LowLatencyAPIReference/API_ListStreams.html) API オペレーションを使用すると、`health` フィルターを使用して `STARVING` 状態のストリームセッションを検出できます。また、`ConcurrentStreams` の IVS CloudWatch メトリクスには、ストリームスタベーション状態にあるストリームの総数を収集するために使用できる `Health` ディメンションが含まれています。「[Amazon IVS Low-Latency Streaming のモニタリング](stream-health.md)」を参照してください。
+ IVS [GetStream](https://docs.aws.amazon.com//ivs/latest/LowLatencyAPIReference/API_GetStream.html) オペレーションを使用し、個々のストリームを分析できます。

「[ストリームスタベーションとは何ですか?](#broadcast-encode-stream-starvation)」も参照してください。

### Amazon CloudWatch を使用して IVS のサービスクォータをモニタリングするにはどうすればよいですか?
<a name="monitor-metrics-service-quotas"></a>

Amazon CloudWatch を使用して、IVS サービスクォータをプロアクティブにモニタリング/管理できます。「[IVS Service Quotas](https://docs.aws.amazon.com//ivs/latest/LowLatencyUserGuide/service-quotas.html)」を参照してください。このドキュメントには、使用状況メトリクスの CloudWatch アラームの作成に関する情報が含まれています。

アラームがトリガーされたときに適切な個人/グループに通知する適切な SNS トピックを設定することをお勧めします。アラームがトリガーされ、クォータが引き上げ可能な場合は、新しい値でサービスクォータの引き上げをリクエストする必要があります。引き上げのリクエストについては、「[IVS Service Quotas](https://docs.aws.amazon.com//ivs/latest/LowLatencyUserGuide/service-quotas.html)」を参照してください。

### IVS Stream Health を使用してストリームの不安定性を診断するにはどうすればよいですか?
<a name="monitor-metrics-stream-instability"></a>

IVS Stream Health ダッシュボードを使用してストリームの不安定性を評価することをお勧めします。手順については、「[Amazon IVS Low-Latency Streaming のモニタリング](stream-health.md)」を参照してください。

ダッシュボードには、動画のビットレート、フレームレート、音声のビットレートの時系列グラフがあります。以下に例を示します。また、**[View in CloudWatch]** (CloudWatch で表示) をクリックして、Amazon CloudWatch でデータを表示することもできます。

以下では、いくつかのシナリオを説明します。

#### インターネット帯域幅が低いか、インターネットが輻輳している
<a name="stream-instability-low-bandwidth"></a>

この場合、ビットレートを低くしても、ストリームは比較的不安定です。ブロードキャスターと ISP の間、もしくは ISP と IVS の間に十分な帯域幅がないか、または IVS へのネットワークパスに問題があります。これを解決するには、他のネットワークプロセスが帯域幅を使用していないことを確認するか、または ISP にネットワーク診断を依頼してください。

**IVS Stream Health ダッシュボード**:

![IVS Stream Health ダッシュボードでインターネット帯域幅の低下、またはインターネットの輻輳を確認しています。](http://docs.aws.amazon.com/ja_jp/ivs/latest/LowLatencyUserGuide/images/low_bandwidth_or_internet_congestion_stream_health.png)


**CloudWatch**:

![CloudWatch でインターネット帯域幅の低下、またはインターネットの輻輳を確認しています。](http://docs.aws.amazon.com/ja_jp/ivs/latest/LowLatencyUserGuide/images/low_bandwidth_or_internet_congestion_cloudwatch.png)


#### ビットレートが過度に高い
<a name="stream-instability-high-bitrate"></a>

ビットレートが高ければ高いほど品質が良いとは限りません。ここでは、ビットレートが高いことで不安定になっています。ネットワークの輻輳により、高いビットレートでのブロードキャストが、ストリームの不安定さを引き起こすケースが多くあります。「[解像度/ビットレート/FPS](streaming-config.md#streaming-config-settings-res-bitrate-fps)」に記載されている最大ビットレートを遵守してください。

**IVS Stream Health ダッシュボード**:

![IVS Stream Health ダッシュボードでビットレートが過度に高くなっていないかを確認しています。](http://docs.aws.amazon.com/ja_jp/ivs/latest/LowLatencyUserGuide/images/high_bitrate_stream_health.png)


**CloudWatch**:

![CloudWatch でビットレートが過度に高くなっていないかを確認しています。](http://docs.aws.amazon.com/ja_jp/ivs/latest/LowLatencyUserGuide/images/high_bitrate_cloudwatch.png)


#### ネットワークまたはハードウェアの問題
<a name="stream-instability-network-hardware"></a>

動画エンコーディングには多くのコンピューティングリソースが必要であり、動画エンコーディングを実行しているマシンが負荷に追いつけない場合があります。この場合は、マシンが過負荷 (同時に実行する処理が多すぎる状態) となっていないこと、およびエンコーダーが最新であることを確認してください。CPU 使用量のより少ないエンコーディングプリセットに切り替えることを検討してください。

**IVS Stream Health ダッシュボード**:

![IVS Stream Health ダッシュボードでネットワークまたはハードウェアの問題を確認しています。](http://docs.aws.amazon.com/ja_jp/ivs/latest/LowLatencyUserGuide/images/network_or_hardware_problems_stream_health.png)


**CloudWatch**:

![CloudWatch でネットワークまたはハードウェアの問題を確認しています。](http://docs.aws.amazon.com/ja_jp/ivs/latest/LowLatencyUserGuide/images/network_or_hardware_problems_cloudwatch.png)


#### ビットレートの急増と急減
<a name="stream-instability-bitrate-spikes"></a>

ストリーミングエンコーダーは、圧縮するフレームの複雑さに応じて、過度にビットレートを最適化しようとすることがあります。ビットレートが急激に変動する場合に、視聴者が多すぎるデータをロードしようとすると、バッファリングが発生する可能性があります。固定ビットレート (CBR) が有効になっているようにしてください。これにより、フレームの複雑さにかかわらず、ストリーム全体で一貫したビットレートが維持されます。ビットレートの急減が発生することもあるので注意してください。これは、エンコーダーによる動画の圧縮のために十分な CPU 性能をマシンが備えていないことを示唆している可能性があります。

**IVS Stream Health ダッシュボード**:

![IVS Stream Health ダッシュボードでビットレートの急増または急減がないかを確認しています。](http://docs.aws.amazon.com/ja_jp/ivs/latest/LowLatencyUserGuide/images/bitrate_spikes_and_dips_stream_health.png)


**CloudWatch**:

![CloudWatch でビットレートの急増または急減がないかを確認しています。](http://docs.aws.amazon.com/ja_jp/ivs/latest/LowLatencyUserGuide/images/bitrate_spikes_and_dips_cloudwatch.png)


#### インターネットの切断
<a name="stream-instability-internet-disconnect"></a>

ブロードキャストデバイスでインターネットの問題が発生すると、IVS サーバーでは 30 秒間の期間が開始されて、この間に同じ接続が再確立されたかどうかを評価します。同じ接続が再確立されない場合、IVS サーバーはストリームセッションを終了します。一部のエンコーダーは、インターネット接続が失われた場合にブロードキャストセッションへの再接続を試みます。その場合、最初のストリームの終了後に新しいストリームセッションが開始される場合があります。

**IVS Stream Health ダッシュボード**:

![IVS Stream Health ダッシュボードでインターネットの切断を確認しています。](http://docs.aws.amazon.com/ja_jp/ivs/latest/LowLatencyUserGuide/images/internet_disconnection_stream_health.png)


**CloudWatch**:

![CloudWatch でインターネットの切断を確認しています。](http://docs.aws.amazon.com/ja_jp/ivs/latest/LowLatencyUserGuide/images/internet_disconnection_cloudwatch.png)


## ストリーム再生
<a name="troubleshooting-playback"></a>

このセクションの情報のほとんどは、IVS Player SDK に固有のものであり、他のプレイヤーには適用されない場合があります。詳細については、「[Amazon IVS Player](player.md)」を参照してください。

トピック:
+ [IVS プレイヤーの動作をデバッグするにはどうすればよいですか?](#playback-player-behavior)
+ [すべての視聴者の再生がフリーズ/停止したのはなぜですか?](#playback-viewer-freeze)
+ [IVS プレイヤーがバッファリングする原因は何ですか?](#playback-player-buffering)

### IVS プレイヤーの動作をデバッグするにはどうすればよいですか?
<a name="playback-player-behavior"></a>

詳細なログ記録を有効にして IVS Player のデバッグを支援するには、`setLogLevel` プレイヤーメソッドを使用します。`DEBUG` 引数を使用するようにプレイヤーのログレベルを変更します。その後、IVS Player は、IVS Player で発生している状態とロジックに関する詳細なログ記録を生成します。

`DEBUG` ログを有効または無効にして、IVS Player を使用して迅速にテストするには、[https://debug.ivsdemos.com/](https://debug.ivsdemos.com/) テストサイトを使用します。設定メニューを介して `DEBUG` ログが有効になっている場合は、ブラウザのコンソールビューでログを表示できます。

### すべての視聴者の再生がフリーズ/停止したのはなぜですか?
<a name="playback-viewer-freeze"></a>

コンテンツ内で同時にすべての視聴者の再生がフリーズまたは停止する場合は、アップストリームの動作が原因であると考えられます。多くの場合、根本原因はブロードキャストエンコーダーです。

[ストリームスタベーション](#broadcast-encode-stream-starvation)やブロードキャストエンコーダーの悪影響をもたらす動作は、すべての視聴者に同時に影響を及ぼす可能性があります。ブロードキャストエンコーディングが切断され、新しいストリームセッションが開始されると、すべての視聴者が同時にコンテンツを受信しなくなります。この動作を評価する場合は、「[Amazon IVS Low-Latency Streaming のモニタリング](stream-health.md)」を使用してストリームセッションを評価することをお勧めします。

### IVS プレイヤーがバッファリングする原因は何ですか?
<a name="playback-player-buffering"></a>

ライブストリーミングの動画と音声の再生において、「バッファリング」とは、コンテンツが再生されることになっている時点よりも前に再生デバイスがコンテンツをダウンロードできないことを意味します。バッファリングは、コンテンツがランダムに停止および開始する (「途切れ」とも呼ばれます)、コンテンツが長時間にわたって停止する (「フリーズ」とも呼ばれます)、またはプレイヤーが `BUFFERING` 状態に入るなど、いくつかの態様で現れる可能性があります。

バッファリングを発生させる原因は多くありますが、主に次の 3 つのカテゴリに分類できます。
+ **視聴者側のバッファリング**は、多くの場合、単一の視聴者または少数の視聴者グループがバッファリングイベントの影響を受ける場合に発生します。これらのバッファリングイベントの根本原因は、ローカルネットワーク (LAN) または再生デバイスの問題から生じていることがよくあります。ローカルネットワークまたはデバイスの動作が遅いという問題の場合、アダプティブビットレート再生 (ABR) が有効になっていることを確認するか、手動でより低い品質を選択するか、他のプログラムやデバイスで使用されている帯域幅を減らすことで、バッファリングを解決できる場合があります。
+ **ネットワークレベルのバッファリング** — ローカルネットワークと IVS ディストリビューションサーバーの間で問題が発生する可能性があります (ISP レベルとも呼ばれます)。ISP に関して完全な可視性を得ることができない場合があるため、ISP レベルで発生するバッファリング動作のトラブルシューティングが困難な場合があります。レイテンシーやネットワークの負荷 (ISP が全体的な着信/送信トラフィックを処理できないなど) の動作により、視聴者へのコンテンツの提供に遅延が生じる可能性があります。
+ **ブロードキャスト側のバッファリング** — ライブストリームセッションのブロードキャスト側の問題は、視聴者のバッファリングに関する大規模な問題を引き起こす可能性があります。例えば、ブロードキャストデバイスが IVS へのデータ送信を停止した場合、IVS にはプレイヤーに配信するコンテンツがなく、コンテンツがダウンロードされていないときに IVS Player はバッファリング状態になります。多くの場合、ブロードキャスト側のバッファリングイベントにより、すべてではないにしても、ほとんどの視聴者が同時に影響を受けます。

## Amazon S3 への自動録画
<a name="troubleshooting-autorecord-s3"></a>

詳細については、「[Amazon S3 への自動録画](record-to-s3.md)」を参照してください。

トピック:
+ [一部の録画コンテンツが欠落しているのはなぜですか?](#autorecord-s3-missing-content)
+ [KMS-S3 暗号化は S3 への自動録画で使用できますか？](#autorecord-s3-kms_s3_encryption)

### 一部の録画コンテンツが欠落しているのはなぜですか?
<a name="autorecord-s3-missing-content"></a>

録画されたコンテンツが欠落する理由はさまざまです。欠落しているコンテンツをトラブルシューティングするには、次のステップを実行することをお勧めします。

1. 必要な IVS チャネルについて、S3 への自動録画が有効になっているようにします。

   1. コンソール — 関連するチャネルの詳細ページの **[General configuration]** (全般設定) セクションで、S3 への自動録画が `Enabled` であることを確認します。有効になっている場合は、**録画設定**をチェックして、**ストレージ**と**録画プレフィックス**の両方が正しいことを確認します。

   1. CLI — 目的の IVS チャネル ARN で `get-channel` を実行して渡します。

      ```
      aws ivs get-channel --arn "arn:aws:ivs:us-west-2:123456789012:channel/abcdABCDefgh"
      ```

      `recordingConfigurationArn` が返されるかどうかを確認します。

1. 指定された S3 バケットで、特定のストリームセッションの録画コンテンツを探します (「[S3 プレフィックス](https://docs.aws.amazon.com//ivs/latest/LowLatencyUserGuide/record-to-s3.html#r2s3-prefix)」を参照)。記録されたセッションの S3 キープレフィックスは、Amazon EventBridge の「[Recording State Change イベント](https://docs.aws.amazon.com//ivs/latest/LowLatencyUserGuide/eventbridge.html#eventbridge-examples-recording-state-change)」にあります。注: [フラグメント化されたストリームをマージする](https://docs.aws.amazon.com//ivs/latest/LowLatencyUserGuide/record-to-s3.html#r2s3-merge-fragmented-streams)機能が有効になっている場合、一部のコンテンツが別の録画されたセッションになることがあります。

1. ストリーム全体の長さが 10 秒未満の場合、またはストリームのコンテンツが欠落している (ストリームスタベーションの発生など) 場合、何も生成されなかったために録画されたコンテンツが欠落している可能性があります。

### KMS-S3 暗号化は S3 への自動録画で使用できますか？
<a name="autorecord-s3-kms_s3_encryption"></a>

Amazon S3 への IVS 自動録画機能は、[KMS-S3 暗号化](https://docs.aws.amazon.com/AmazonS3/latest/userguide/UsingKMSEncryption.html)をサポートしていません。KMS-S3 暗号化を使用しようとすると、録画開始に失敗し、[Recording Start Failure EventBridge イベント](https://docs.aws.amazon.com/ivs/latest/LowLatencyUserGuide/eventbridge.html#eventbridge-examples-recording-state-change)が生成されます。推奨される回避策は、サポートされている [SSE-S3 暗号化](https://docs.aws.amazon.com/AmazonS3/latest/userguide/UsingServerSideEncryption.html)を使用することです。これは、Amazon S3 にアップロードされるすべてのオブジェクトでデフォルトで有効になっています。

## その他のトピック
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トピック:
+ [「pending verification」(検証待ち) エラーは何を意味していますか?](#misc-pending-verification-error)
+ [IVS の使用コストを見積もることはできますか?](#misc-ivs-usage-cost)

### 「pending verification」(検証待ち) エラーは何を意味していますか?
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IVS を使用すると、次のようなエラーが表示されることがあります:「アカウントは検証待ちです。確認プロセスが完了するまでは、このアカウントでリクエストを実行できない可能性があります。​ 質問がある場合は、AWS サポートに連絡してください。」

これは、IVS を使用する前に、使用している AWS アカウントを AWS で検証する必要があることを示しています。(アカウントで他の AWS のサービスを利用できる場合もありますが、IVS では強化された検証方法を採用しています)。

AWS アカウントを検証するには、AWS サポートセンター ([https://support.console.aws.amazon.com/support/home?\#/](https://support.console.aws.amazon.com/support/home?#/)) から、受け取ったエラーメッセージを記載して AWS アカウントサポートまでお問い合わせください。

### IVS の使用コストを見積もることはできますか?
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ストリームセッションの前に IVS の使用に関する正確なコストを知ることはできませんが、大まかなコストの見積りツールは [https://ivs.rocks/calculator](https://ivs.rocks/calculator) でご利用いただけます。追加の料金情報は、[https://aws.amazon.com/ivs/pricing/](https://aws.amazon.com/ivs/pricing/) を参照してください。