

# CloudWatch RUM
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CloudWatch RUM を使用すると、現実的なユーザーモニターリングを実行できます。ウェブおよびモバイルアプリケーションのパフォーマンスに関するクライアント側のデータを、ほぼリアルタイムで実際のユーザーセッションから収集し、それを表示できます。ウェブアプリケーションの場合、ページのロード時間、クライアント側のエラー、およびユーザー動作を分析できます。モバイルアプリケーションでは、画面のロード時間、アプリケーションの起動時間、ネットワークエラー、クラッシュ、Android Application Not Responding (ANR) や iOS App Hangs などのプラットフォーム固有の問題をモニタリングできます。このデータを表示すると、すべてがまとめて表示され、デバイスタイプ、オペレーティングシステム、およびアプリケーション使用状況のその他の特性別の内訳も確認できます。

収集されたデータは、クライアント側で発生するパフォーマンスの問題をすばやく特定し、デバッグを行う際に利用できます。CloudWatch RUM により、アプリケーションのパフォーマンス上の異常を可視化できます。さらに、エラーメッセージ、スタックトレース、ユーザーセッションなど、関連性のあるデバッグデータを見つけ出すこともできます。また RUM を使用すると、ユーザー数、地域的な位置、使用されているブラウザ/デバイスなど、エンドユーザーへの影響の範囲を把握することもできます。

CloudWatch RUM により収集されたエンドユーザーデータは、30 日間保持された後で自動的に削除されます。RUM テレメトリデータをより長く保持したい場合は、アプリケーションモニターで、テレメトリのコピーをアカウントの CloudWatch Logs に送信することもできます。その上で、送信先ロググループの保持期間を調整します。

RUM を使用するには、*アプリケーションモニター*を作成し、情報をいくつか設定します。RUM は、依存関係インジェクションをアプリケーションに追加するために使用できるコードスニペットを生成します。このスニペットは必要に応じて RUM クライアントコードを読み込みます。この RUM クライアントは、事前構築済みダッシュボードに表示されるアプリケーションのユーザーセッションの一部からデータをキャプチャします。ユーザーセッションのどの割合からデータを収集するか、指定することができます。

 CloudWatch RUM は、アプリケーションサービス、クライアント、Synthetics Canary、サービスの依存関係を検出してモニタリングできる [Application Signals](CloudWatch-Application-Monitoring-Sections.md) と統合されています。Application Signals を使用すると、サービスのリストやビジュアルマップを確認したり、サービスレベル目標 (SLO) に基づくヘルスメトリクスを表示したり、ドリルダウンして相関関係のある X-Ray トレースを確認したりして、より詳細なトラブルシューティングを行うことができます。Application Signals で RUM クライアントページのリクエストを確認するには、[アプリケーションモニターを作成](CloudWatch-RUM-get-started-create-app-monitor.md)するときに X-Ray アクティブトレースをオンにします。ウェブアプリケーションでは、[RUM ウェブクライアントを手動で設定](CloudWatch-RUM-configure-client.md)することでこれを有効にすることもできます。RUM クライアントは、サービスに接続されている [[アプリケーションマップ]](ServiceMap.md) と、呼び出されるサービスの [[サービス詳細]](ServiceDetail.md) ページに表示されます。

RUM クライアントはオープンソースです。詳細については、「[CloudWatch RUM ウェブクライアント](https://github.com/aws-observability/aws-rum-web)」、「[AWS Distro for OpenTelemetry (ADOT) Android SDK](https://github.com/aws-observability/aws-otel-android)」、「[AWS Distro for OpenTelemetry (ADOT) iOS SDK](https://github.com/aws-observability/aws-otel-swift)」を参照してください。

**RUM の使用料金**

料金の詳細については、「[Amazon CloudWatch の料金](https://aws.amazon.com/cloudwatch/pricing/)」を参照してください。

**利用可能なリージョン**

CloudWatch RUM は現在、下記のリージョンで利用可能です。
+ 米国東部 (バージニア北部)
+ 米国東部 (オハイオ)
+ 米国西部 (北カリフォルニア)
+ 米国西部 (オレゴン)
+ アフリカ (ケープタウン)
+ AWS GovCloud (米国東部)
+ AWS GovCloud (米国西部)
+ アジアパシフィック (ムンバイ)
+ アジアパシフィック (ハイデラバード)
+ アジアパシフィック (メルボルン)
+ アジアパシフィック (大阪)
+ アジアパシフィック (ソウル)
+ アジアパシフィック (シンガポール)
+ アジアパシフィック (シドニー)
+ アジアパシフィック (ジャカルタ)
+ アジアパシフィック (マレーシア)
+ アジアパシフィック (タイ)
+ アジアパシフィック (東京)
+ アジアパシフィック (香港)
+ カナダ (中部)
+ 欧州 (フランクフルト)
+ 欧州 (アイルランド)
+ 欧州 (ロンドン)
+ 欧州 (ミラノ)
+ 欧州 (パリ)
+ 欧州 (スペイン)
+ 欧州 (ストックホルム)
+ 欧州 (チューリッヒ)
+ AWS European Sovereign Cloud (ドイツ)
+ 中東 (バーレーン)
+ 中東 (アラブ首長国連邦)
+ メキシコ (中部)
+ 南米 (サンパウロ)
+ イスラエル (テルアビブ)
+ カナダ西部 (カルガリー)